中古市場 SIMロック解除の影響はこれからか~主要4市場より抽出された中古スマホ相場データより分析~
2019年7~9月の中古スマホ取引数ランキング発表
ネット型リユース業の株式会社マーケットエンタープライズ(東京都中央区、代表取締役社長:小林 泰士、東証マザーズ・証券コード3135)は、当社が運営するウェブメディア「iPhone 格安SIM 通信」(https://www.kashi-mo.com/media/)にて提供している、フリーマーケットアプリやインターネットオークション等主要4市場を総括した中古スマートフォン相場比較サービスより抽出した中古スマホ取引データの分析を行いましたので発表します。
■分析結果概要
1. iPhone 7と8がランキングを寡占
2. Xperia XZ3の取引数が大幅に増加
1. iPhone 7と8がランキングを寡占
2. Xperia XZ3の取引数が大幅に増加
■分析:中古モバイル市場アナリスト 菅野辰則
法改正により、SIMロックの解除手続きの義務化が始まり、9月1日以降全てのキャリアでこれまで契約者本人のみが可能であったSIMロック解除が契約者以外でも行えるようになりました。しかし、ドコモ以外のキャリアでは、店頭での手続きのみの受付であることや手数料の支払いが発生することから、現状ユーザーの浸透度が高いとは言えません。今後、他キャリアもドコモと同等の体制を整えることでSIMロック解除がさらに浸透しSIMフリー端末数の増加が加速、中古スマホ市場の流通に影響を与えると考えています。
今期の新作iPhone 11シリーズの発売は、過去モデルの割引等が影響し中古iPhone市場全体の取引増加を牽引すると想定していましたが、想定以上に新作発売前の買い控えが大きな影響を市場に与え、取引数は減少しました。第4四半期は、新作や値下がりした過去モデルへの機種変更の動きによって取引数の増加が予想されます。一方でAndroid市場では各キャリアは新機種(2019年冬モデル)からHUAWEI端末の販売見送りを発表しました。7月以降の販売解禁によって今期6位にランクインしたHUAWEIの端末ですが、最新のHUAWEI端末ではGoogleアプリがインストールできないことを鑑みると、今後中古市場でもHUAWEI端末の流通量は減少していくと想定できます。
10月より施行された「電気通信事業法の一部を改正する法律」は、通信と端末の料金を分離する事に加え、端末割引の上限にも大幅な規制がかかるため、ユーザーにとって新品端末を購入する障壁が高くなり、より安価な中古端末を選択するユーザーが増加すると予想されます。今回の法改正の中古スマホ市場への影響は必至と考えています。
~詳細の分析に関しては https://www.kashi-mo.com/media/41335 をご覧ください~
【プロフィール】中古モバイル市場アナリスト 菅野 辰則
当社でWebマーケティングの責任者や経営企画を担当後、現在は、メディア・プラットフォーム事業の責任者に従事する。膨大なデータの分析・管理能力を活かして、中古モバイル市場の動向を分析するアナリストも兼任する。
■調査概要
調査方法:株式会社マーケットエンタープライズが運営するウェブメディア「iPhone格安SIM通信」で提供している中古スマートフォン相場比較サービスを通じて集積されたデータベースより抽出した中古スマートフォンの取引数・価格の集計
調査対象期間:2019年4月1日から2019年6月30日
調査対象市場:ヤフオク!、ムスビー、メルカリ、ラクマ
■iPhone 格安SIM 通信
iPhone・Wi-Fi・WiMaxの情報をわかりやすく解説したマーケットエンタープライズが運営するメディアです。
ウェブサイト: https://www.kashi-mo.com/media/
■株式会社マーケットエンタープライズ
マーケットエンタープライズは、 主にネット型リユース事業を展開する企業です。事業開始以来、販売店舗を保有しない事業形態で成長を続け、2015年6月には東証マザーズに上場、サービス利用者は延べ310万人を達成しました。現在は、メディア事業やモバイル事業など多角化を推進し、“賢い消費”の普及に努めています。
ウェブサイト:https://www.marketenterprise.co.jp/
1. iPhone 7と8がランキングを寡占
2. Xperia XZ3の取引数が大幅に増加
1. iPhone 7と8がランキングを寡占
iPhone中古市場ランキングの上位は、ほぼiPhone 7とiPhone 8で占められる結果になりました。全体的な取引数はiPhone 11シリーズ発売前の買い控えで減少しましたが、発売と同時に過去モデルの値下がりが実施されたiPhone 7とiPhone 8は前四半期と比較すると取引数が増加しました。今後もiPhone 7とiPhone 8の人気はしばらく続くと考えています。
2. Xperia XZ3の取引数が大幅に増加
前回のランキング圏外から約300%増加で取引数を伸ばしたのは、Xperia XZ3(au)です。これは、Xperia 1の発売に伴い、auオンラインショップで過去モデルの大幅な値下げが行われた結果、定価の6割程度で購入したXperia XZ3が中古市場に影響を与えたと考えています。
■分析:中古モバイル市場アナリスト 菅野辰則
法改正により、SIMロックの解除手続きの義務化が始まり、9月1日以降全てのキャリアでこれまで契約者本人のみが可能であったSIMロック解除が契約者以外でも行えるようになりました。しかし、ドコモ以外のキャリアでは、店頭での手続きのみの受付であることや手数料の支払いが発生することから、現状ユーザーの浸透度が高いとは言えません。今後、他キャリアもドコモと同等の体制を整えることでSIMロック解除がさらに浸透しSIMフリー端末数の増加が加速、中古スマホ市場の流通に影響を与えると考えています。
今期の新作iPhone 11シリーズの発売は、過去モデルの割引等が影響し中古iPhone市場全体の取引増加を牽引すると想定していましたが、想定以上に新作発売前の買い控えが大きな影響を市場に与え、取引数は減少しました。第4四半期は、新作や値下がりした過去モデルへの機種変更の動きによって取引数の増加が予想されます。一方でAndroid市場では各キャリアは新機種(2019年冬モデル)からHUAWEI端末の販売見送りを発表しました。7月以降の販売解禁によって今期6位にランクインしたHUAWEIの端末ですが、最新のHUAWEI端末ではGoogleアプリがインストールできないことを鑑みると、今後中古市場でもHUAWEI端末の流通量は減少していくと想定できます。
10月より施行された「電気通信事業法の一部を改正する法律」は、通信と端末の料金を分離する事に加え、端末割引の上限にも大幅な規制がかかるため、ユーザーにとって新品端末を購入する障壁が高くなり、より安価な中古端末を選択するユーザーが増加すると予想されます。今回の法改正の中古スマホ市場への影響は必至と考えています。
~詳細の分析に関しては https://www.kashi-mo.com/media/41335 をご覧ください~
【プロフィール】中古モバイル市場アナリスト 菅野 辰則
ソフトウェア開発会社にて、開発業務からスタートし、新会社設立時のWebマーケティング全般の業務を担った後、2010年にマーケットエンタープライズに入社。
当社でWebマーケティングの責任者や経営企画を担当後、現在は、メディア・プラットフォーム事業の責任者に従事する。膨大なデータの分析・管理能力を活かして、中古モバイル市場の動向を分析するアナリストも兼任する。
■調査概要
調査方法:株式会社マーケットエンタープライズが運営するウェブメディア「iPhone格安SIM通信」で提供している中古スマートフォン相場比較サービスを通じて集積されたデータベースより抽出した中古スマートフォンの取引数・価格の集計
調査対象期間:2019年4月1日から2019年6月30日
調査対象市場:ヤフオク!、ムスビー、メルカリ、ラクマ
■iPhone 格安SIM 通信
iPhone・Wi-Fi・WiMaxの情報をわかりやすく解説したマーケットエンタープライズが運営するメディアです。
ウェブサイト: https://www.kashi-mo.com/media/
■株式会社マーケットエンタープライズ
マーケットエンタープライズは、 主にネット型リユース事業を展開する企業です。事業開始以来、販売店舗を保有しない事業形態で成長を続け、2015年6月には東証マザーズに上場、サービス利用者は延べ310万人を達成しました。現在は、メディア事業やモバイル事業など多角化を推進し、“賢い消費”の普及に努めています。
ウェブサイト:https://www.marketenterprise.co.jp/
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