昨今のようなサイバー攻撃から身を守るには 能動的な防御「脅威ハンティング」がカギとなる!
従来のセキュリティを突破する高度なサイバー攻撃に対抗する、積極的防御戦略書『脅威ハンティング 潜むサイバー攻撃を暴く技術』、発売
株式会社マイナビ出版(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:角竹輝紀)はこのたび、『脅威ハンティング 潜むサイバー攻撃を暴く技術』を2025年11月21日に発売します。

企業におけるセキュリティの重要性が高まっている
2025年10月には、アサヒグループホールディングスやアスクル株式会社がサイバー攻撃を受けたことを発表したことを受け、各社がセキュリティに対する関心を高めています。
警察庁サイバー警察局によれば、2024年度のサイバー犯罪検挙件数が13,164件に上り、10年連続で増加傾向にあります(*1)。また、これまでのアンチウイルスソフトでは、攻撃対応が困難なゼロデイ攻撃(*2)やAPT攻撃(*3)なども増加(*4)していることから、従来の受動型セキュリティではすり抜けられてしまうこともあります。
*1…警察庁サイバー警察局「令和6年におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について」(2025年3月発表)https://www.npa.go.jp/publications/statistics/cybersecurity/data/R6/R06_cyber_jousei.pdf
*2…発見された脆弱性が対策される前に行われるサイバー攻撃
*3…特定の組織や個人を持続的に狙うAPT(Advanced Persistent Threat)
*4…Google Cloud「絶えないゼロデイ: 2024 年のゼロデイ攻撃の分析」(2025年5月20日発表)
https://cloud.google.com/blog/ja/topics/threat-intelligence/2024-zero-day-trends
脅威ハンティング(スレットハンティング)とは
脅威や攻撃の兆候を見つけ出し、必要な対策を先回りで行う能動的なセキュリティ対策の仕組みです。従来のセキュリティ監視・検知ツールからのアラートを「待つ」受動的な防御ではなく、脅威が検知されていない段階から「探す」能動的な防御へと転換する積極的防御戦略となります。

守りの防御から攻めの防御へ!
本書では、基本概念から、潜在的な脅威を見つけ出すための仮説の立て方、脅威ハンティングの実践の進め方までを整理し、体系的に解説しています。最終パートでは、別部門のセキュリティチームとの協力や脅威ハンティングの成果を効果的に測定・共有するためのレポーティングなど、ビジネス上の成果にも直結するテーマも扱っています。
著者・翻訳者情報
【著者】
Nadhem AlFardan
Cisco Systems, Inc.のセキュリティ オペレーション センターを率いる主任サイバーセキュリティアーキテクト。APAC、EMEA、アメリカなど複数の地域で主要な組織向けに大規模なセキュリティオペレーションセンタープログラムを主導し、顧客のサイバー脅威ハンティングの訓練、確立、強化の支援を担っている。
【翻訳者】
徳正保彦
国内セキュリティ企業に入社後、10年以上にわたりサイバーセキュリティ分野で幅広い業務を経験。不正プログラム(マルウェア)検体の解析、デジタルフォレンジック、不審な活動を特定するための各種ログデータの分析に加え、近年はレッドチーム活動にも従事。攻撃手法の調査からインシデント対応、脅威ハンティングまで、一連の業務を一貫して担当する。
東結香
国内セキュリティ専業企業および国内セキュリティ企業で14年以上、ペンテスト、マルウェア解析、インシデントレスポンスなど様々なセキュリティ関連業務に従事。 近年は機械学習のセキュリティ分野への応用研究、脅威ハンティング手法の開発、脅威ハンティングのための基盤システムの構築・運用に注力。2025年より大手クラウド事業者のインシデントレスポンスチームで、クラウド環境のインシデント対応を支援。
田中啓介
米本社のセキュリティ企業にて、国内外企業のインシデントレスポンス業務に従事。2007年に国内セキュリティ企業へ入社し、製品サポート業務を経て、2012年より中央省庁担当のアカウントマネージャとしてセキュリティ監視、インシデントレスポンス、対策提言を実施。脅威リサーチチームのマネジメント業務を経て、2019年よりインシデント対応支援サービスを主管。2025年8月より現職にて、インシデントレスポンスを含むセキュリティコンサルティングサービスの日本拠点立ち上げに貢献。情報処理安全確保支援士、GCFA、GDAT、GOSI。博士(工学 立命館大学)。共著書に『ランサムウェア対策 実践ガイド』(マイナビ出版 刊)。
山重徹
2017年に国内セキュリティ企業入社後、セールスエンジニアの経験を経てインシデントレスポンスチームに在籍。インシデントレスポンスだけでなく、レッドチーム演習サービスの立ち上げとその主管を担当。2025年よりプロダクトマネジメントチームに在籍。CISSP、OSCP、GCFA、GCFE、GPEN。共著書に『ランサムウェア対策 実践ガイド』(マイナビ出版 刊)。
書誌情報

脅威ハンティング 潜むサイバー攻撃を暴く技術
著作者名:Nadhem AlFardan
翻訳者名: 徳正保彦、 東結香、 田中啓介、 山重徹
書籍:4,158円(税込)
電子版:4,158円(税込)
判型:B5変
ページ数:432ページ
ISBN:978-4-8399-8657-5
発売日:2025年11月21日
シリーズ名:Compass Booksシリーズ
マイナビBOOKS:https://book.mynavi.jp/ec/products/detail/id=149026
Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/4839986576
マイナビ出版について

株式会社マイナビ出版は、経営理念「知と学び、体験、ビジネスを通じて、あなたの明日をともに描く」を掲げ、従来の書籍や情報発信にとどまらず、学びを実践できる体験や、読者同士のコミュニケーションの場の提供など、みなさま一人ひとりの仕事とプライベートをともに支えるパブリッシャーです。
【会社概要】
2015年10月に、株式会社毎日コミュニケーションズの出版事業部門を分社化し、株式会社マイナビ出版として出発しました。45年続けてきた出版事業で培ったノウハウを核に、 IT、将棋、世界遺産、ライフスタイルなどのジャンルで、みなさまの仕事と生活の充実と課題解決に寄り添える会社を目指します。
本社:東京都千代田区一ツ橋二丁目6番3号
代表取締役 社長執行役員:角竹輝紀
公式HP:https://pub.mynavi.jp/
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