有機半導体レーザーを実用化する九州大学発スタートアップKOALA Techに追加出資
KOALA Tech(Kyushu Organic Laser Technology)は、九州大学最先端有機光エレクトロニクス研究センター(センター長:安達千波矢)で研究開発が行われてきた有機半導体レーザーダイオード(OSLD : Organic Semiconductor Laser Diode)の事業化を行うため、2019年3月に設立されました。
OSLDは、現在広く普及している無機半導体レーザーでは困難な波長でのレーザー発振、将来的な低コスト化、有機ELディスプレイとの一体製造、フレキシブル基板や透明基板上での製造が可能です。これらの性質を活かし、生体認証、アイトラッキング、マイクロディスプレイ、AR/VRデバイス、モーションセンサー、バイオセンサー、レーザー治療などのアプリケーションへの展開が期待されています。KOALA Techは、昨年、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のシード期の研究開発型ベンチャー(STS)に対する事業化支援にも採択され、世界初のOSLDの事業化に向けて、新たな発光材料を開発するなど、開発を進めてきました。
当社はKOALA Techの創業から関与し、資金調達や事業提携をはじめとして経営全般の支援を行ってきました。今回、KOALA Techの更なる成長を期待しSony Innovation Fund、QBキャピタル合同会社及び田中藍ホールディングス株式会社との共同での出資をリードインベスターとして主導しました。
Beyond Next Ventures株式会社 概要
本社 :東京都中央区日本橋本町3-7-2 MFPR日本橋本町ビル3階
代表者:代表取締役社長 伊藤 毅
設立日:2014年8月
事業内容:日本・インドにおけるディープテック・スタートアップへの出資および成長支援、研究シーズの事業化支援、経営人材の育成・経営チームの組成支援、都心シェア型ウェットラボの運営など
URL :https://beyondnextventures.com/jp
【Beyond Next Venturesについて】
Beyond Next Venturesは、2014年8月に創業した、医療機器、デジタルヘルスや再生医療等のライフサイエンス分野を中心に革新的な技術を有する大学発・技術系ベンチャーへのインキュベーション投資に特化した独立系アクセラレーターです。
2016年からは技術シーズに特化した国内最大規模のアクセラレーションプログラムBRAVEを運営しています。
また、2019年からは、日本橋にてシェア型のウェットラボ「Beyond BioLAB TOKYO」や、技術シーズと共同創業者をマッチングする「Co-founders」を運営しています。
◆Co-founders( https://co-founders.team/ )
大学等の技術シーズ・研究者に特化した共同創業者マッチングプラットフォーム。オンライン上のマッチングに加えて、リアルでのサポートにより強い創業チーム作りを支援。
◆Beyond BioLAB TOKYO ( https://beyondnextventures.com/jp/incubation/beyondbiolabtokyo/ )
ライフサイエンス領域のスタートアップ企業に対して、研究開発を含めた事業化支援を提供する場として、2019年2月にシェア型ウェットラボを日本橋に開設。日本では初となる都心型シェアラボを提供。
◆BRAVEアクセラレーションプログラム( https://beyondnextventures.com/jp/incubation/brave/)
革新的な技術の事業家を目指す大学や研究機関などの研究者/起業家に対し、経営人材候補とのマッチング、事業化実現のための知識や人材ネットワーク・成長資金を提供。
◆イノベーションリーダーズプログラム( https://beyondnextventures.com/jp/startupcareers/ilp/)
起業家、社内起業家を目指す方に向けた"働きながら" 事業化に挑戦する2か月間のプログラム。
高い志を持つイノベーション人材に対し、現職を維持しながら、将来有望な技術シーズ・スタートアップとの出会い、成長と経験の機会を提供。
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