フィックスターズ、オプテージの ”AI 向けデータセンター事業”に、ソリューションパートナーとして参画

－高性能かつ低価格なAI学習・推論インフラの実現に、ソフトウェア技術で貢献－

AIを活用したソフトウェア開発および高速化のグローバルリーダーである株式会社フィックスターズ（東証プライム:3687、代表取締役社⻑ CEO:三木 聡）は、オプテージのAI向けデータセンター事業に、ソリューションパートナーとして参画します。オプテージのAI向けデータセンターは、2026年度中に稼働を予定しています。

AI向けコンテナ型データセンター（イメージ図）

生成AIは急速に進化し、創薬や材料科学、自動運転など、様々な業界に変革をもたらす可能性を秘めていますが、その学習や運用には多大な計算リソースとコストがかかります。オプテージのAI 向けデータセンター(AI DC) は、この課題を解決する革新的なサービスです。最新のGPUサーバーに対応した液冷・コンテナ型データセンターを郊外エリアに設置することで、高負荷なAI学習も低コストで安定して処理可能です。都市部に設置されたコネクティビティ・データセンター「オプテージ曽根崎データセンター (OC1)」と、オプテージの自社光ファイバー網による通信ネットワークで接続することにより、生成AIモデルの開発・運用をワールドワイドにサポートします。

コンテナ型データセンターとオプテージ曽根崎データセンター (OC1)の接続イメージ

フィックスターズは、さくらインターネット株式会社と大規模言語モデルを高効率に開発するための共同研究開発、AI技術で組織の課題解決を支援する株式会社レトリバと資本業務提携、ソニー・ホンダモビリティ株式会社が開発する「AFEELA（アフィーラ）」の自動運転AIの学習環境としてFixstars AI Booster を提供するなど、現在までに様々なプロジェクトで高効率な生成AI開発基盤を研究・開発してきました。

今回発表されたオプテージのAI向けデータセンターに対して、フィックスターズは、Fixstars AI Booster をはじめとしたAI関連ソフトウェアツールの提供、エンドユーザー様へのGPU活用支援などを行います。また、サービス開始前のユーザーヒアリングや、現在のAI研究者のニーズを踏まえた各種技術選定に対するアドバイスなど、国内・国外におけるマーケティング・リサーチ活動も支援します。

フィックスターズ 代表取締役社⻑ CEO 三木聡は、次のようにコメントしています。

「当社は、高性能コンピューティングで培ったソフトウェア最適化技術を活用し、様々な分野でのGPU利用効率の向上に取り組んでいます。今回、オプテージ様が新規に立ち上げられるAI 向けデータセンター事業にソリューションパートナーとして参画させていただきます。データセンターのユーザー様に高性能かつ低価格なAI 学習・推論インフラをご提供出来るよう、ソフトウェア技術の観点からサポートさせていただきます。」

オプテージのAI向け データセンターの詳細情報に関しては、以下のWebサイトを参照ください。

https://optage.co.jp/press/2025/press_7.html

    

株式会社オプテージについて

独自の光ファイバーネットワークを基盤とした法人向け情報通信サービス、クラウドサービスや自社運営のデータセンター、携帯電話サービス「mineo（マイネオ）」、関西エリアを中心に家庭向け光インターネットサービス「eo（イオ）」などを提供している、関西電力100%出資の情報通信企業です。

https://optage.co.jp/

株式会社フィックスターズについて

フィックスターズは、”Speed up your Business”をコーポレートメッセージとして掲げるテクノロジーカンパニーです。マルチコアプロセッサを効率的に利用するためのソフトウェアの並列化および最適化と、省電力かつ高速なIOを実現するメモリ技術やAIを活用したソフトウェアの高速化を通じて、医療、製造、金融、モビリティなど、様々な分野のお客様のビジネスを加速し、グリーンITを実現しています。

https://www.fixstars.com/ja/