文部科学省委託事業 コロナ禍における「ハイブリッド授業/xR教材」の開発・実証結果のご報告
先端技術を駆使した、実践的専門教材の開発・効果検証・人材育成の取り組み
(※1 過去の取り組みは文章下部のURLリンクをご参照ください)
この度は、文部科学省委託事業「専修学校における先端技術利活用実証研究」の令和3年度における実証研究結果をご報告させて頂きます。
スポーツ及び保育人材育成における先端技術を利用した学習成果検証事業
■事業目的
実践的職業教育の様々な教育シーンで利用できる「先端映像技術教材」(VR及び自由視点映像技術SwipeVideo等活用)と、その教材を効果的に使用する「学習テンプレート」を開発し、「先端映像パッケージ」として整理し学習成果を検証します。
▼事業紹介動画はこちら
■令和 3 年度実績
三幸学園は参画機関と連携し、360度動画による定点観察、SwipeVideo(※2)で撮影した自由視点映像による多様な角度からの観察を組み合わせた学習内容を設計。スポーツ分野ではフィットネスクラブ内で同時多発的に起こる事象への優先順位を考えさせる内容、保育分野では保育士や園児の様々な姿を観察できる内容のオンデマンド教材を開発しました。延べ120 人の受講生を対象に開発教材を使った検証授業を行い、e ラーニング受講時の集中度(※3)計測に加え、HMDを利用した360度動画視聴では視線ログ取得と没入度計測を行いました。実証した結果、アルバイトで実務経験がある生徒の視線は画面の中央を推移し、効率的に視野把握をしていることが分かりました。また実習後アンケートを検証授業の受講群・未受講群とで比較した結果、スポーツ分野では自ら動いて観察し利用者の状況把握に努める姿勢が 15%以上、保育分野では園児にかける言葉を工夫したり理由を考えたりしながら観察する姿勢が 30%以上、未受講群に比べて身に付いたことが分かりました。
詳細は成果報告書( https://www.sanko.ac.jp/pdf/share/vr_sports_report.pdf )をご覧ください。
■今後の取組み
令和4年度は、対面授業と先端映像技術教材を掛け合わせたハイブリッド授業を設計し、試行検証を行います。事業終了後にも多様な学校のICT 環境に合わせて実践できるよう、パソコンやプロジェクターなど広く普及した機材の活用を想定して学習テンプレートを設計します。また生徒が主体的・対話的で深い学びをできるようアクティブラーニングの要素を取り入れるとともに、授業後の講師への即時フィードバック帳票の開発に取り組みます。
詳細はこちら:https://www.sanko.ac.jp/news/article/975/index.shtml
※1<三幸学園のSwipeVideoによる過去の取り組み>
三幸学園様では、2019年に「次世代ICT教育」を目的としてSwipeVideoを導入いただき、東京リゾート&スポーツ校では「SwipeVideo(スワイプビデオ)専用スタジオ」を開設して頂きました。(現在は札幌校にも専用スタジオを開設済み)
過去のプレスリリースはこちら:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000015.000028108.html
2020年には、全国8箇所にSwipeVideoの撮影システムを拡大導入して頂きました。
過去のプレスリリースはこちら:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000034.000028108.html
また、令和2年度からは文部科学省委託事業「専修学校における先端技術利活用実証研究」に採択され、SwipeVideoが有効な教材になり得るかの数値化検証を開始しております。
過去のプレスリリースはこちら:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000049.000028108.html
そして2021年からは、三幸学園様で所持するSwipeVideoの撮影システムをご活用され、全国の部活動へ向けたSwipeVideo撮影サービス(フォームチェック,スイングチェックなどが可能)を開始されました。
過去のプレスリリースはこちら:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000060.000028108.html
※2:<SwipeVideo(スワイプビデオ)とは>
AMATELUSが開発・提供する、複数台のカメラ(台数無制限)で撮影された映像(自由視点映像、マルチアングル映像)を、視聴者がスワイプする事でWeb上やアプリ内で自由に視点をスイッチングしながら視聴できる配信システムであり、国際特許として取得済みの技術です。
SwipeVideo(スワイプビデオ)は、これまで映像処理負荷や配信負荷の高さからブラウザ上での配信や再生は難しいとされてきた自由視点映像をクラウド配信出来る世界初の独自技術です。
またWEBの技術(HTML5)だけで動作するのでアプリが不要なうえ、視聴者がストレスなく任意のタイミングで再生中(スロー中、ズーム中、停止中も可能)の映像を切り替える事を可能にし、画面をスワイプするだけで映像の視点を自由に切り替えて視聴することができます。
三幸学園では2019年度から導入をはじめ、現在全国 9 エリアで授業等で活用している。
SwipeVideo WEBサイト
https://swipevideo.jp/
特許:米国特許2件取得済み、日本特許4件取得済み、中国特許1件取得済み、他各国申請済み。
【AMATELUS社の概要】
社 名 :AMATELUS株式会社
本社所在地:東京都渋谷区
設 立 :2017年1月
資 本 金:1億2,200万円(資本準備金含む)
代 表 者:下城伸也
事業内容 :『Swipe Video』の開発・制作・販売を中心に、自由視点映像及びマルチアングル映像等の撮影同期アプリ『SVCam/SVCamDual』の開発、提供、自由視点映像の配信及び編集ソフト・アプリケーションの開発や撮影、VR/MR関連システムの開発を行なっている。
<これまでの主な採択/受賞歴>
・Microsoft innovation award2017 受賞
・avex-xRハッカソン(VR/AR/MR) 優勝
・総務省「異能vation」ジェネレーションアワード 特別賞受賞
・横瀬町地方創生プロジェクト「よこらぼ」採択
・埼玉県庁 官民連携事業 採択
・Plug and Play Japan Batch2 採択
・富⼠通 ピッチコンテスト fabbit賞 リコー賞 受賞
・Plug and Play Batch2 Expo Mobility 優勝
・富⼠通アクセラレータ第7期 採択
・電通「GRASSHOPPER」第2期 採択
・docomo 5G DX AWARDS 2020 「最優秀賞」受賞
・日経トレンディ「2020年 START UP AWARADS 大賞」受賞
・2021年 スポーツ庁「イノベーションリーグ」にて「ビュワー・エクスペリエンス・パートナー」授与
・2022年 ヨーロッパ最大のテックカンファレンス”Viva Technology”の「Innovative Event Challenge」にて優勝
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。