台湾・台北市で54階建ての新たなランドマークにエレベータ・エスカレータ計33台を納入
~オフィス向けの特注仕様でビル共用部に占めるエレベータの省スペース化を実現~
フジテック株式会社は、台湾のグループ法人フジテック・タイワン(総経理:陳志強)を通じて、台湾の大手金融グループ・富邦(フーボン)フィナンシャルホールディングスが台湾・台北市で建設した54階建てのオフィスビル「富邦フィナンシャルホールディングス 本社ビル」にエレベータ・エスカレータ計33台を納入しました。
納入したエレベータは、かごを上下に連結した2階建ての「ダブルデッキエレベータ」と、利用者が乗るかごを自動で割り当て移動時間を短縮する制御システム「EZ-SHUTTLE(イージーシャトル)」を採用しています。いずれも大型オフィスビル向けの特注仕様で、2つの機能を組み合わせる事例はフジテック・グループとして2例目です。
ダブルデッキエレベータは、同じかごサイズのエレベータと比較して定員が2倍になります。 「EZ-SHUTTLE」を組み合わせることで、さらに利用者の移動時間を最大55%短縮することが可能です※。これにより設置台数を増やさずに運行を効率化し、ビル共用部に占めるエレベータの省スペース化を実現しました。ラッシュ時にできるエレベータ待ちの渋滞を緩和し、オフィスワーカーの快適な移動をサポートします。
※ 平均サービス完了時間(呼びを登録してから目的階に到着するまでの平均時間)。ダブルデッキエレベータ(EZ-SHUTTLEあり)とダブルデッキエレベータ(EZ-SHUTTLEなし)の比較。同物件でのシミュレーション結果
【 主な仕様 】
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ダブルデッキエレベータ
「ダブルデッキエレベータ」は、かごが上下に連結した2階建てエレベータです。2つのフロアで同時に乗り降りを行い、1度にかご2つ分の利用者を運ぶことができます。奇数階に向かう場合は1階から、偶数階に向かう場合は2階から乗り込むなど、目的階に合わせてエレベータを利用します。多くの人が行き交う大型で高層のビルに適した仕様です。 -
EZ-SHUTTLE(イージーシャトル)
「EZ-SHUTTLE(イージーシャトル)」は、エレベータに乗る前に利用者の目的階を登録し、運行中のエレベータに利用者を最適配分することで、エレベータの台数を増やさずに、運行を効率化する仕組みです。朝の通勤時間帯などにエレベータ待ちの渋滞が発生しやすい大型オフィスビル向けのシステムです。
■利用手順
【 納入概要 】
建物名 |
富邦フィナンシャルホールディングス 本社ビル |
建物高さ |
265m(地下4階、地上54階建て) |
納入台数 |
エレベータ29台、エスカレータ4台 |
▼参考資料▼
納入実績の詳細は、下記サイトにて公開しています。
【フジテック「納入実績」富邦フィナンシャルホールディングス 本社ビル】
【 フジテック・タイワン 概要 】
所在地 |
台湾・台北市 |
設立 |
1980年 |
事業内容 |
昇降機の製造、販売、据付、保守、修理 |
親会社との関係 |
連結子会社 |
台湾内の拠点数 |
8拠点 |
【 フジテックについて 】
フジテックは、エレベータ・エスカレータ・動く歩道の専業メーカーです。研究開発・製造・販売・据付・保守・リニューアルまで一貫体制で行い、世界24の国と地域に“安全・安心”で“快適”な移動空間を提供しています。
設立 :1948年2月9日
上場市場:東京証券取引所 プライム市場
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