マルチメディアアーティスト・佐藤理の最新個展 「佐藤理展part1・part2」11月11日~11月23日、11月28日〜12月14日に二拠点で開催!
マルチメディアアーティストと呼ばれる佐藤理が「カッコイイ」と「カワイイ」をテーマに、神田と原宿二つのギャラリーで展示。
研美株式会社(本社:東京都渋谷区 代表取締役:厳研)が運営するクリエイターズユニット兼ギャラリー機能を有する「SOMSOC GALLERY(ソムソクギャラリー)」は、マルチメディアアーティスト・佐藤理の最新個展を二拠点で開催します。
「佐藤理展part1 カッコイイのメカニズム 写真とその周辺」は、11月11日(火)~11月23日(日)、千代田区神田に立地するタナベ画廊で開催。「佐藤理展part2 カワイイのメカニズム グラフィックスとその周辺」は、11月28日(金)~12月14日(日)まで渋谷区原宿のSOMSOC GALLERYにて開催します。
それぞれの会場ではオープニングイベントを実施するほか、12月には二つの特別なライブイベントを予定しています。 ギャラリー併設のストアでは、佐藤理とゴンドウトモヒコによるバンド、LIGの1stアルバム『Love Is Glamorous/Life Is Gorgeous』の販売も行います。


個展情報 1「佐藤理展part1 カッコイイのメカニズム 写真とその周辺」
■作家:佐藤理(SATO OSAMU)
■開催場所:タナベ画廊
■住所:東京都千代田区神田北乗物町1-1 イトーピア神田共同ビル1階 タナベ画廊
■開催期間:2025年11月11日(火) ~11月23日(日)
■営業時間:12:00~19:00 *17日(月)、18日(火)休み、最終日17時まで
■HP:https://tanabegaroukanda.com
■キュレーター:宮崎壮玄
■主催:タナベ画廊・SOMSOC GALLERY
■イベント:佐藤理 SOLO オーディオビジュアル LIVE
・開催日時:2025年11月15日(土)17時開演(16時入場開始)
・チケット:当日販売 3000円(税込)に、ワンドリンクオーダーをお願いします。
メッセージ
佐藤理は旅に出る。
年に数度、決まってどこかの都市へ向かう。
彼の興味は、リゾートの青い海や華やかな観光地ではない。
むしろ、地元の人々が暮らす街の裏通り、誰も気に留めない建物の影、錆びついた看板、電線の交差点。
そこにこそ、彼は惹かれてしまう。
歩く。徘徊と言っていい。
ただ、街のリズムに身を委ね、無心にシャッターを切る。
何か思想があるわけではない。目的も、テーマもない。
ただ「カッコイイ」と感じた瞬間に、指が動く。
そうして撮られた写真たちは、彼にとって素材になる。
後に解体され、再構築され、まったく新しい「何か」へと変わっていく。
今回の展示タイトルに「写真とその周辺」とあるのは、そのためだ。
佐藤は写真を“完成されたもの”としてではなく、“出発点”として扱う。
そこから、再構成と再発見のプロセスが始まる。
アートの世界では、コンセプトや社会性、民族性といった“思想”を掲げることが当然のように求められる時代だ。
だが、佐藤はそこにほんの少しの違和感を覚えている。
――「カッコイイ」だけでも、いいんじゃないか。
そう思う。
理屈ではなく、直感で世界を切り取る。
それこそが、彼の“カッコイイのメカニズム”なのだ。
出展作品ビジュアル(一部作品)



個展情報 2「佐藤理展part2 カワイイのメカニズム グラフィックスとその周辺」
■作家:佐藤理(SATO OSAMU)
■開催場所:SOMSOC GALLERY
■住所:東京都渋谷区神宮前3-22-11 SOMSOC GALLERY
■開催期間:2025年11月28日(金) ~2025年12月14日(日)
■営業時間:12:00~20:00(年中無休)
■キュレーター:宮崎壮玄
■主催:タナベ画廊・SOMSOC GALLERY
【イベント情報】
■イベント①:佐藤理オープニングトークイベント
・開催日時:2025年11月29日(土) 15時開始
・出演:佐藤理、田辺美那子(タナベ画廊)、宮崎壮玄(SOMSOC GALLERY)
・チケット:無料。ワンドリンクオーダーをお願いします。
■イベント②:佐藤理 SOLO オーディオビジュアル LIVE
・開催日時:2025年12月6日(土) 18時開演(17時入場開始)
・ゲスト:水出浩
・チケット:当日販売 3000円(税込)に、ワンドリンクオーダーをお願いします。
■イベント③:LIG(佐藤理+ゴンドウトモヒコ)オーディオビジュアルLIVE
・開催日時:12月14日(日)18時開演(17時入場開始)
・出演:LIG
・チケット:当日販売 4000円(税込)に、ワンドリンクオーダーをお願いします。
メッセージ
「カワイイ」という言葉が、ずっと遠くにあった。
佐藤理にとって、それは簡単に口にできるものではない。
思い返してみても、この言葉を人生で何度使っただろう。おそらく、数えるほどしかない。
猫を見ても、犬を見ても、彼の中に湧くのは「恐れ」に近い感情だった。
柔らかく、愛らしいはずのものが、なぜか不安を呼び起こす。
その感覚に、彼自身も少し戸惑っている。
「自分には欠けているものがあるのかもしれない」と。
だが、思考をめぐらせてみると、違う輪郭が浮かび上がってくる。
色の組み合わせ、キャラクター、形の配置、線のバランスやタイポグラフィー。
そこに宿る“カワイイ”の構造。それなら、彼の中にも確かに存在しているのだ。
彼が見つめる「カワイイ」は、甘さではなく構築の美であり、感情ではなく、設計の精度に近い。
それをあえて光の下に引きずり出してみること。
その試み自体が、もしかしたら“カワイイ”行為なのかもしれない。
出展作品ビジュアル(一部作品)



作家情報

佐藤理(Sato Osamu)
ゲーム、グラフィック、写真、映像、音楽など多分野で作品を発表するマルチメディア・アーティスト
略歴
京都出身、東京をベースに活動。
父、祖父とも写真家。周囲の大人が芸術関係ばかりという環境で少年期を過ごし、学生時代は、デザインと写真工学を2つの大学で学ぶ。2校の学籍及び浪人、米国遊学、留年により8年間の学生生活を送る。
その間、写真やデザインの制作の傍ら電子音楽に興味を持ち始め、シンセサイザーとテープを使い様々な実験音楽、環境音楽を制作、ライブなどで発表。それらの音楽はNHKの番組BGMやテーマ曲に使用され、EP-4の佐藤薫氏のインディーズレーベル『スケーティング・ペアーズ」よりカセット+シルクスクリーンの作品『OBJECTLESS』をリリース。その作品は2017年ドイツのVODより作家自身のリミックスが施されアナログ盤で再発売される。
1991年、初の展覧会ではコンピュータグラフィックスで『アルファベチカル・オルガズム』を発表。その後も多くの作品に携わり、ソニーミュージックからPCゲーム作品『東脳』を発表。(米国ソニーからは米題『EASTERN MIND』としてリリース)そのほか音楽CD『EQUAL』などが日本、ヨーロッパのソニーからリリースされた。
その後、現在もカルトクラシックとして名高いプレイステーションの『LSD / ドリーム・エミュレーター』をアスミックエースより発売。
ここ数年ではグラフィックアートの制作と並行して、音楽アルバム『ALL THINGS MUST BE EQUAL』『OBJECTLESS』『LSD REVAMPED』が日本・海外でリリース。2020年4月には、オリジナルアルバム『GRATEFUL IN ALL THINGS(感謝感激雨霰)』を同名のグラフィック作品集同時発売。その後、アナログ2枚組でも発売される。
またほぼ同時期、1993年から2001年にかけて作曲された楽曲を収録した編集盤『COLLECTED AMBIENT GROOVES』がヨーロッパ、Mental Groove傘下のMusique Pour La Danseよりリリースされ、サンフランシスコの出版社コルパプレスからは、1993年にグラフィック社(東京)より発刊されたデザイン書『コンピュデザイン』の新翻訳、新装版『Art of Computer Designing』発刊。
2020年には『TRANSFORMED COLLECTION』がCD、アナログ2枚組の同時発売。
2021年には新たなプロジェクト『LSD TRANSFORMED』の第一弾を音楽とグラフィック作品をNFTにて発表。
2022年には、自身のルーツを探究した音楽CD『ROOTS』発表と同時に、同タイトルの個展を開催。
LIG 1st アルバム「Love Is Glamorous/Life Is Gorgeous」情報

ゲーム『LSD』『東脳』で世界的に知られるマルチメディアアーティスト 佐藤理 と、YMOのサポートやMETAFIVEのメンバーでも知られる金管楽器(ユーフォニアム、フリューゲルホルンなど)プレイヤー/作曲家 ゴンドウトモヒコ による新ユニット「LIG(リグ)」。
電子音楽と金管楽器を融合し、現代音楽、ジャズ、民族音楽、クラシックを横断するサウンドを展開。ライヴでは毎回編成や演奏を変え、佐藤が制作する映像と完全同期する「AUDIO VISUAL LIVE」を披露している。
LIGにとってのファースト・アルバム『Love Is Glamorous/Life Is Gorgeous』は、二人がファイル交換と断続的なレコーディングを重ねて完成させた大作。
Discタイトルの頭文字を取るとどちらも「LIG」となり、英語の Lig が持つ「のらりくらりする」「結合組織」という意味に通じる、遊び心と結びつきの精神が込められている。

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