生活者500名に聞く「脱炭素」に関する意識調査
〜85%が「脱炭素」を認知している一方、意識して行動している割合は22%にとどまる〜
「脱炭素を、難問にしない」をミッションとして掲げるレジル株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 丹治保積、以下 当社)は、11月に開催されるCOP29を前に「脱炭素」に関する生活者意識調査を行い、20代〜50代の男女500名から回答を得ました。以下、調査結果をご報告します。
◾️調査結果 概要
・生活者の85%が「『脱炭素』という言葉を聞いたことがある」と回答。一方「自分と関わりが深い」と感じる割合は、全体で17.0%、世代別でも全世代で25%未満にとどまる。
・生活者の22%が「日々の暮らしの中で脱炭素を意識して行動している」と回答。具体的な行動例は「節電」や「リサイクル」「エコバッグの利用」「EVの利用・移動手段の変更」など。
・日々の暮らしの中で意識していない方の理由上位は「何をすれば良いかよく分からないから」
「手軽に取り組める内容が分からないから」。
◾️調査結果 詳細
1. 生活者の85%が「『脱炭素』という言葉を聞いたことがある」と回答。一方「自分と関わりが深い」と感じる割合は、全体で17.0%、世代別でも全世代で25%未満にとどまる。
「『脱炭素』に対するイメージを教えてください。あなたの考えに最も近いものはどれですか?」と伺いました。「言葉の意味をよく理解している」方は44.8%(言葉の意味をよく理解しているし、自分と関わりが深い:17.0%、言葉の意味をよく理解しているが、自分とは関わりを感じない:27.8%)、「言葉を聞いたことがあるが、意味はよく分からない」方は40.6%でした。「言葉を聞いたこともない」方の割合は14.6%となり、「脱炭素」という言葉が広く浸透していることがうかがえます。
一方、関心度は低い結果となり、「言葉の意味をよく理解しているし、自分と関わりが深い」と回答した方は全世代を通じて25%未満にとどまりました。特に20代は、「言葉の意味をよく理解している」割合は他の世代と比較して高かったものの、そのうち約8割が「自分とは関わりを感じない」と回答しており、自分ごととして捉える意識醸成に課題があると言えそうです。
図1:「脱炭素」に対するイメージを教えてください。あなたの考えに最も近いものはどれですか?(世代別)
2. 生活者の22%が「日々の暮らしの中で脱炭素を意識して行動している」と回答。具体的な行動例は「節電」や「リサイクル」「エコバッグの利用」「EVの利用・移動手段の変更」など。
脱炭素について「言葉を聞いたこともない」以外を選択された方に、日々の暮らしの中での行動や取り組みについて伺ったところ、22.7%が「意識して行動している」(非常に意識して行動している:1.9%、ある程度意識して行動している:20.8%)と回答しました。「意識して行動している」と回答した方から寄せられた具体的な行動例もご紹介します。
図2:脱炭素について「言葉を聞いたこともない」以外を選択された方に伺います。日々の暮らしの中で「脱炭素」実現に向けた行動や取り組みについて、どの程度意識していますか?
<具体的な行動についてのコメント>
・電気自動車に乗り替えた(20代・女性)
・リサイクル素材を使ったパッケージの商品を選んでいる(30代・男性)
・買い物ではエコバッグを使っている(40代・女性)
・節電を意識して生活している(40代・男性)
・太陽光発電や蓄電池を活用している(50代・女性)
3. 日々の暮らしの中で意識していない方の理由上位は「何をすれば良いかよく分からないから」「手軽に取り組める内容が分からないから」。
脱炭素について「言葉を聞いたこともない」以外を選択し、「日々の暮らしの中で『脱炭素』実現に向けた行動や取り組みについて、どの程度意識していますか?」という設問に対し「どちらとも言えない」「あまり・まったく意識して行動していない」と回答した方に、その理由を伺いました。理由の上位は「何をすれば良いかよく分からないから」(53.3%)、「手軽に取り組めそうな内容が分からないから」(22.7%)でした。具体的な行動内容についての啓発に課題があると言える一方、「脱炭素社会を実現する必要性を感じていない・必要性がよく分からないから」と回答した方は16.4%にとどまっており、多くの方が必要性を認識していることが読み取れます。
世代別で見ると、全体では9.1%と7番目の回答率だった「脱炭素につながる商品やサービスが身近にないから」が20代では16.3%と4番目に高い回答率でした。また「政府や官公庁が取り組むべきことだから」(全体:11.5%、20代:7.5%)、「個人で取り組めることではないから」(全体:10.3%、20代:5.0%)の回答率が全体や他の世代と比べ低い数字となっており、必要性を認識している20代の方々は、脱炭素について生活者が取り組むべきであると受け止めつつも、身近に選択肢がないと感じている可能性がありそうです。さらに、こうした身近な選択肢の有無が、1問目で伺った「自分との関わり」に関しての20代の回答傾向にも影響があるとも考えられます。
図3:脱炭素について「言葉を聞いたこともない」以外を選択され、前問で「どちらとも言えない」「あまり・まったく意識して行動していない」と回答した方に伺います。その理由として当てはまるものを教えてください。(世代別・複数回答可)
当社はこの調査結果を踏まえ、「脱炭素」という社会課題の解決に向け、様々なパートナーと連携し分かりやすい情報発信に努めるとともに、ミッションに掲げる「脱炭素を、難問にしない」を体現すべく、企業や生活者が便利で安心な選択肢として利用しながら意識せずに脱炭素に貢献できるサービスの開発・提供を続け、本業による社会課題の解決をさらに推進していきます。
◾️調査概要
・調査方法:インターネットによるアンケート
・調査対象:20代〜50代の男女
・調査期間:2024年8月26日〜8月30日
・有効回答数:500名
■レジル株式会社について
レジルは、2004年に事業化したマンション一括受電サービスを通じて、マンションの修繕積立金不足という社会課題の解決に貢献してきました。現在は「結束点として、社会課題に抗い続ける」をパーパスとして掲げています。社会課題の解決という志を同じくする人々の結束点となり、協力しつつ一丸となって社会課題を解決する企業となることを目指し、分散型エネルギー事業、グリーンエネルギー事業、エネルギーDX事業、脱炭素ソリューション事業の4事業を展開しています。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
- 種類
- 調査レポート
- ビジネスカテゴリ
- 電気・ガス・資源・エネルギー
- ダウンロード