子どもたちの笑顔を守るヘッドスパ支援！体験格差をなくすクラウドファンディング

For Goodにて、困窮世帯の子どもたちにバーベキュー体験や思い出を届けるクラウドファンディング実施中。返礼品では、利用者によるヘッドスパ体験を通じて応援できます。

特定非営利活動法人チームふくしま

2025年7月11日 08時55分

NPO法人チームふくしまは、2008年の設立以来、地元福島を盛り上げる活動を続け、2012年に法人化いたしました。東日本大震災後は、ひまわりを通じた絆づくりを広める「福島ひまわり里親プロジェクト」を主な事業として展開し、これまでに65万人以上の方々にご参加いただいております。

2021年5月12日、理事メンバーであり震災復興に尽力した吉成洋拍が夢半ばで他界しました。彼は生前、子ども食堂運営の課題や子どもたちの居場所づくりについて常に考え続けており、その遺志を受け継ぎ、チームふくしまでは「お互いさまチケット」の普及や無人福祉型子ども食堂「コミュニティフリッジひまわり」の運営を通じて、「お互いさまの街ふくしま」の実現を目指しています。

その中で生まれたのが今回のクラウドファンディングプロジェクトです。

困窮家庭の子ども達に、家庭的なバーベキュー体験や心に残る思い出を届けることを目的としています。その願いは、彼が生涯をかけて追い続けた「人に優しいまちづくり」の実現につながると、私たちは信じています。

そして、今回のクラウドファンディングでは、返礼品として「ヘッドスパ体験」をご用意させていただきました。
コミュニティフリッジひまわりの利用者が提供するヘッドスパを通じて、支援者の皆さまは利用者や子ども達を直接応援することができます。

さらに、利用者の方自身がnoteで取り組みへの想いや応援の声を発信されていま。

また、利用者の声や困窮世帯の現実について掲載された記事もございますので併せてぜひご覧ください。

子どもたちの心に残る「体験」と「思い出」を届けるため、どうか皆さまのお力をお貸しいただけますと幸いです。

▼コミュニティフリッジひまわり利用者によるnote
https://note.com/just_parrot6080/n/n6a0e10891fe9
https://note.com/just_parrot6080/n/na3cb598908c3

▼コミュニティフリッジひまわり利用者の声・現実

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250823/k10014901501000.html

クラウドファンディング概要
タイトル：For next──未来を生きる子どもたちに、“体験”という希望を届けたい
目標金額：50万円
期　　間：2025年7月10日(木)～8月31日(日)
リターン：コミュニティフリッジひまわりの利用者によるヘッドスパ体験やひまわり防災検定3級、お互いさまの街ふくしま視察研修、体験講座、講演会など
資金使途：バーベキューの食材費や備品などに活用させていただきます。

内　　容：夏休み期間に困窮世帯等の子ども達にバーベキューの体験を提供させていただきます。
プロジェクトURLリンク：https://for-good.net/project/1002305
背景

困窮世帯や児童養護施設で暮らす子どもたちの多くは、家庭的なバーベキューといった“あたりまえ”の体験をしたことがありません。
こうした日常的な体験の有無が、知らず知らずのうちに「体験格差」を生み出し、生まれ育った環境によって、子どもたちの人生の土台や心の豊かさ、将来の選択肢が大きく左右されてしまう現実があります。

昨年、私たちはクラウドファンディングを通じて29名の皆さまからご支援をいただき、児童養護施設や「コミュニティフリッジひまわり」を利用するご家庭の子どもたちを対象に、バーベキュー体験イベントを開催することができました。

その中で見えてきたのは、子どもたちの笑顔の裏にある、厳しく孤立した現実でした。

「夏休みの思い出がこのバーベキューだけ」という小学生

火を使えない県営住宅に住むお母さんが「このイベントで初めて子どもに花火を体験させてあげられた」と涙されたこと

小学1年生の子どもが、学童に行けず日中ひとりで自宅にいるという声

私たちは改めて、「体験が心を育てる」「体験が人生の選択肢を作る」ことを実感しました。
そして今年も、子どもたちに“心が動く体験”を届けるため、クラウドファンディングに再び挑戦させていただきます。

▼前回のバーベキューイベントの様子

プロジェクトを通して実現したいこと

このプロジェクトを通じて、困窮世帯の子どもたちにバーベキューという非日常の体験を届け、笑顔になってもらう事を通じて全ての人が生きやすい社会を作る事です。

同時に、クラウドファンディングを通じて、「体験格差」や「困窮家庭の実情」、そして私たちが継続させていただいている「コミュニティフリッジひまわり」の取り組みを、より多くの方に知っていただくことです。社会課題を自分事としてみんなで解決していく仕組みづくりをここから広げさせていただきます。虐待事例の根本にも経済的困窮が占める割合は大きく、貧困は他の様々な犯罪と密接に関わっています。子どもたちにはおなかを満たすことによる幸福感、そして安心と満足を感じてほしいです。

さらに、継続的な支援につなげるために「マンスリーサポーター」を増やし、持続可能な支援モデルとしてこの活動を確立させたいと考えています。
そしてこのモデルを、震災以降私たちを支えてくださった国内外の皆様へ恩返しし、その地域の次世代へ「恩送り」をさせていただき、恩送りさの輪を未来の世代へとつなげさせていただきます。

お問い合わせ先
名　称：NPO法人チームふくしま
所在地：福島県福島市野田町6-7-8ツインコートB103
電　話：024-563-7472
団体ホームページURL：https://lit.link/teamfukushima

コミュニティフリッジひまわり　HP：https://himawari-cf.org/
「お互いさまの街ふくしま」とは

弊法⼈の副理事⻑を務め、東⽇本⼤震災以前から福島の経営者として福島や⽇本のために尽⼒してきた亡き同志の「吉成洋拍」が⽣前⾏っていた取り組みの総称です。

「お互いさまチケット」はその取り組みの⼀つです。この仕組みを導⼊している店舗では、⾒知らぬ誰かの為にチケットを購⼊することで、チケットを利⽤する⽅が無料で⾷事をしたり、サービスを受けたりできる仕組みです。福島県内が「困ったときはお互いさま」の気持ちで溢れてほしい、という想いから始まった取り組みで、県内100店舗の導⼊を⽬指しています。

コミュニティフリッジひまわりについて

”コミュニティフリッジひまわり”は、食料品・日用品の支援を必要とされる方が、時間や人目を気にせず、提供される食料品・日用品を利用時間内の都合が良い時に無料で取りに行ける仕組みです。

現在、ひとり親困窮世帯をはじめとする400人ほどの方がご利用されています。

助け合いの精神で提供くださる個人、企業・団体などからご寄付いただいた食料品・日用品を、株式会社いちい様のご協力のもと、社員寮の一室をお借りして利用者が自由に受け取れる仕組みで実施しています。利用者は、利用登録をしていただくことでその場所の電子ロックを開け閉めすることができるようになり、利用時間内のご都合の良い時に取りに来ていただくことが可能です。また、無人運営をしていますので、時間や人目を気にせず、ご利用いただくことができます。

ご寄付いただいた食料品・日用品は、福祉作業所の利用者がお仕事として陳列や清掃、管理を行っていただいています。利用者は利用することで福祉作業所のお仕事につながることから利用しやすいお互いさまの福福連携モデルです。
様々な事情により生活に困難を抱える方がいらっしゃる中、新型コロナウイルス感染症や物価高上昇の影響から仕事ができない、お客さんが来ない、必需品が買えないなど、その影響を多くの人が受け、困難を抱える状況になった方が増えています。
また、子どもが生まれ育った環境等に左右されず、健やかに育成される環境を整えるためには、親だけでなく地域で子どもを育てていく気持ち、環境や仕組みが必要になってきます。
こうしたときだからこそ「困ったときはお互いさま」の気持ちで助け合っていくお互いさまで溢れた街ふくしまを目指して取り組ませていただいています。