オルツ R&D Head of AIに東北大学言語AI研究センター教授の乾 健太郎氏が就任
~人間の感情を理解するLLM開発に向けた新たな挑戦へ~
乾氏の専門は自然言語処理(NLP)と呼ばれる、大量のテキストデータを分析するAI技術です。人間が普段コミュニケーションに用いている言葉(自然言語)を対象に、それらの言葉が持つ意味を解析し、処理を行います。
乾氏は、この自然言語処理分野の第一人者であり、多くの研究業績を有します。世界最速の仮説推論システムや大規模言語モデル(LLM)の機序解明などで国際的にも高い評価を受けており、言語情報や知識の自動編集、それを支える言語処理技術の研究で日本を代表する著名な研究者です。
乾氏は、人間の感情を理解するLLMの研究開発を中心に、オルツ独自のLLM開発やチーム組成におけるアドバイス、ならびに、インストラクションデータの作成や当社のLLM(「LHTM-2(https://alt.ai/news/news-1892/)」「LHTM-OPT(https://alt.ai/news/news-2300/)」)を用いたマッチングシステム開発のサポートを行います。また、今後は、東北大学自然言語処理(NLP)グループとの共同開発に向けてのディスカッションも進めていく予定です。
オルツと乾氏は、ともに豊富な専門知識と経験を活かし、LLMやAI技術のさらなる革新を目指し、社会実装に向けた研究開発を加速するとともに、LLM・AI技術の新たな可能性を切り開いていきます。
技術本部 R&D 新Head of AI 乾 健太郎氏について
Mohamed bin Zayed人工知能大学(MBZUAI, UAE)客員教授、東北大学言語AI研究センター教授。専門は自然言語処理。1995年東京工業大学博士課程修了。同学助手、九州工業大学助教授、奈良先端科学技術大学院大学准教授を経て、2010年より東北大学教授。2016年より理化学研究所AIPセンター自然言語理解チームリーダー兼任。2023年にMBZUAIに本務先を移籍、以来UAEアブダビと仙台の2拠点で活動。情報処理学会論文誌編集委員長、同会自然言語処理研究会主査、言語処理学会論文誌編集委員長、国際会議EMNLP-2019 Geneal Chair等を歴任、2022年より言語処理学会会長。国際会議・学会からの各種表彰の他、ドコモ・モバイル・サイエンス賞、Google Focused Research Award、文部科学大臣表彰科学技術賞等受賞。
東北大学自然言語処理(Tohoku NLP)グループについて
Tohoku NLPグループは自然言語処理を専門とする同分野国内最大級の研究チームです。人間の知的な情報伝達・分析を支援するソフトウェアを構築する工学的研究から言語コミュニケーションの仕組みの解明とモデル化を目指す理論的研究まで、自然言語処理・計算言語学の研究を広く展開しています。
URL:https://www.nlp.ecei.tohoku.ac.jp/
株式会社オルツについて
2014年11月に設立されたオルツは、P.A.I.®️(パーソナル人工知能)、AIクローンをつくり出すことによって「人の非生産的労働からの解放を目指す」ベンチャー企業です。また、AIの対話エンジンの開発から生まれた音声認識テクノロジーを活用した「AI GIJIROKU(https://gijiroku.ai/)」などのSaaSプロダクトを開発・提供しています。2023年9月までの累計調達額は80億円超に達しています。
<報道関係者からのお問い合わせ先>
株式会社オルツ 広報 西澤
e-mail:press@alt.ai
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