【大阪・関西万博「いのちの遊び場 クラゲ館」KURAGE Band】「いのちパーク」でスペインのカイトコラボ/イタリア館では再び新作能「時の輪」を披露
クラゲ館ではいよいよ迎えるフィナーレを前に、さらに国際文化交流イベントを多数実施!世界各地の新旧郷土芸能と多文化音楽バンドKURAGE Bandの協奏をお見逃しなく
大阪・関西万博シグネチャーパビリオン「いのちの遊び場 クラゲ館」(プロデューサー:中島さち子、テーマ:「いのちを高める」)は2025年9月28日(日)、万博会場の中核「いのちパーク」において5度目となる「いのちの祭り~World Life Band Vol. 5~」を開催します。
本イベントでは、中島プロデューサー率いるKURAGE Bandが、スペインの現代芸術集団「カル・イ・カント・テアトロ」とのコラボレーションを実現。同集団は9月16日(火)~21日(日)の期間、スペイン館の空を巨大な凧(カイト)アート(※)で壮大に彩りました。今回8つのシグネチャーパビリオンに囲まれた「いのちパーク」にて上演されるパフォーマンスでは、KURAGE Bandが即興演奏で全面バックアップ!文化協奏のスパイスを加え、これまでとは一味違う新たな凧(カイト)アートを披露します。クラゲ館ではこれまでもバスク地方の伝統打楽器チャラパルタ奏者を招いての特別ライブおよびワークショップを実施したほか、スペイン館のご協力により、クラゲチーム手作りのチャラパルタを館内に展示するなど、スペイン館と多方面での文化交流を行ってきました。今回のセッションは、そういった文化交流の取り組みの集大成とも言えます。


▲約4mの竿の先にカラフルな凧(カイト)が繋がれ、演者は自身の身体表現と竿の操作によって、迫力のあるパフォーマンスを行います。文化芸術的要素に加え「いのち」や「ものづくり」といった観点でも共鳴するクラゲ館とのコラボレーションということで、クラゲをはじめとした海洋生物の凧(カイト)を多数披露していただく予定です。
また、こちらも緊急告知!となりますが、9月29日には14:30頃よりイタリア館にて、山本能楽堂x KURAGE Band コラボによる新作能「Jirin - 時の輪 - 」(作:山本章弘)を開催します。山本能楽堂、イタリア、クラゲ館は、これまで姉妹のように、伝統と未来の狭間で、さまざまな革新的なコラボレーションを実施してきました。今回は、イタリア館の前で、さまざまな文化が多彩に共鳴する舞台が、行われます。お楽しみに!
*イタリアとは、ここまで10回程度、クラゲ館とのコラボライブを行ってきました。イタリア南部芸能タランテッラ、サルディーニャ州の郷土音楽、各地の郷土の仮面、イタリア・ウンブリア州発のストリート・ジャズバンド 「Funk off jazz marchin band」などなど、 多くの素晴らしいイタリアの多彩な土地土地の芸能が KURAGE Band と響きあい、新たな饗宴を生み出してきました。イタリアパビリオンとクラゲ館は、本当に多くのコラボレーションを生み出しています。こうした協奏は、Beyond EXPOにて、2026年以降も継続していきたいと考えています。今回の山本能楽堂を交えたイタリア館における三者のコラボは、そうした未来への象徴として大きな1日となるでしょう。
「いのちの祭り~World Life Band Vol. 5~」概要
開催日時:2025年9月28日(日)17:00~17:30
会場:大阪・関西万博会場内「いのちパーク」 ※東ゲートから徒歩約10分
※雨天時は演奏のみクラゲ館で実施、または中止となります。
共催:スペイン館、株式会社steAm(「いのちの遊び場 クラゲ館」、2025年日本国際博覧会)
内容:1)トークセッション(冒頭約10分)
2)スペインの現代芸術集団「カル・イ・カント・テアトロ」による「凧(カイト)」
パフォーマンスとクラゲ館の多国籍バンド「KURAGE Band」による演奏のコラボレーション
【カル・イ・カント・テアトロ】
2002年にプロとしての活動を開始しました。創設者のアナ・オルテガとマルコス・カストロは、当初からオリジナル作品の創作に力を注ぎ、視覚演劇を中心とした独自の美学を築いてきました。活動の中で、彼らの作品は新たな表現言語を生み出し、観客を驚かせてきました。特に「凧」の世界における探求は、彼らならではの幻想的な世界観を創造しています。これまでに26カ国以上で公演を行い、国際的にも高い評価を受けています。
「いのちの祭り~World Life Band~」について
万博会場のおへそ部分に位置する「いのちパーク」で特別許可のもと開催される祝祭ライブ。世界から集まったミュージシャンやパフォーマーたちが繰り広げ、居合わせるすべての人が演者となる参加型のイベントです。これまでの4回のイベントでは、エチオピア Fendika(ファンディカ)やセネガルのDoudou Ndiaye Rose Heritage(ドゥドゥ・ンジャイ・ローズ・ヘリテージ)、日本のサエキ囃子、鼓童、いずみ太鼓 皷聖泉(こせいせん)、山本能楽堂、阿波おどりなど、さまざまな国や地域の伝統芸能集団が登場し、中島さち子プロデューサー率いる多国籍音楽バンドKURAGE Bandとのセッションによって「いのちを高める」協奏を行ってきました。

「Jirin 時の輪@イタリアパビリオン」概要
開催日時:2025年9月29日(月)14:30~15:30
会場:大阪・関西万博イタリアパビリオン ※西ゲート
※雨天時はクラゲ館での実施または中止となります。
共催:イタリア館、山本能楽堂、「いのちの遊び場 クラゲ館」(2025年日本国際博覧会)
内容:
クラゲ館との協奏により生まれた山本能楽堂による新作能「Jirin - 時の輪 -」。山本能楽堂とKURAGE Band とイタリア音楽による伝統と革新の狭間の芸能です。汚れてしまった、世界をつなぐ海を、くらげたちが綺麗にしていきます。中央には創造の木がそびえ、世界中をいろんないのちの創造性がつないでいきます。今回は、万博でも大人気で、文化・芸術がいのちを元気にする、というテーマのイタリア館において、「時の輪」がイタリアとのスペシャルコラボバージョンとして披露されます。

「郷土芸能をリスペクトし未来へつなげる」クラゲ館の国際文化交流について
中島さち子プロデューサーが担当するテーマ事業「いのちを高める」では、万博という機会を活用して、さまざまな「学び」「遊び」「創る」「生きる」「働く」の大変革を仕掛け、世界中をかき混ぜ、つないでいくことをコンセプトに掲げています。とくに、万博を機に全国各地における国際交流の推進と地域の課題解決・活性化を目指す内閣官房の「万博国際交流プログラム」に複数採択されるなど、「国際交流」を主軸の一つとして打ち出し、多くの取り組みにおいてその要素を大切に取り入れてきました。また、世界各地の郷土に根付き、そこに暮らす人々の生活や文化に寄り添いながら守られてきた郷土芸能の魅力に着目し、歌や踊りで表現されるそれらの伝統文化を今も継承・発展させているアーティストの方々とのコラボレーションにとくに力を注いできました。ここでは、そのような流れの中で開催された(またはこれから開催予定の)プロジェクトをご紹介します。
クラゲ館×アイルランド館
5月1日(木)にアイルランド館より3名のハープ奏者をお迎えし、中島さち子率いるKURAGE Bandとコラボ演奏およびワークショップ「Harping Together」をクラゲ館にて実施。アイルランドを象徴する楽器アイリッシュ・ハープの優しい音色がクラゲ館に響き渡りました。
9月25日(木)には、アイルランド館においてアイルランドの伝統民謡にKURAGE Bandの多彩なサウンドが溶けあう特別コラボコンサートが開催されました。最後はアイルランド政府代表ブライアン・オブライアンも共に素晴らしいステップダンスを披露し、「Creativity Connects People」をコンセプトとするアイルランドらしい、素晴らしい舞台が協奏によって生まれました。

クラゲ館×イタリア館
クラゲ館とイタリア館は、これまでイタリア・サルデーニャ州の音楽家たちやイタリア・マルケ州アスコリピチェーノ市の「クインターナ旗手団」、イタリア・ウンブリア発のスーパー・マーチング・バンド「FunkOff」、ミラノ在住の歌手・菊池しのぶさんなど、多くのアーティストを通して多彩なコラボレーションを行ってきました。


▲(左)「FunkOff」とのコラボライブの様子 (右)「クインターナ旗手団」との記念撮影
9月29日(月)には、そういったクラゲ館とイタリア館との文化交流の集大成として、クラゲ館が山本能楽堂と共に制作した新作能「時の輪」の再演が行われます。詳細については各館SNSにて情報を公開いたします。
クラゲ館×エチオピア
大阪府交野市とエチオピア連邦民主共和国は、万博国際交流プログラムの一つに採択され、中島プロデューサーとの連携のもと、エチオピアの芸能団体Fendika(ファンディカ)と交野市の地域密着型の新しい郷土芸能「サエキ囃子」、さらにKURAGE Bandによる国際交流コンサートなど、音楽を通して文化交流事業を多数行ってきました。
10月2日(木)(エチオピアのナショナルデー10月3日(金)の前日)には、Fendika(ファンディカ)のリーダーであり踊り手のMelaku(メラク)氏を中心に合計3名のアーティストがクラゲ館を再訪問し、ミニコラボ(16:00~17:00@クラゲ館)をするほか、サエキ囃子も応援に駆け付ける予定です。ファンディカらは翌日も万博ナショナルデーホールにてライブ予定。コラボ詳細は各館SNSにて近日中に情報を公開いたします。


▲(左)「Fendika」のパフォーマンス (右)「サエキ囃子」のパフォーマンス
クラゲ館×モザンビーク館
クラゲ館地上フロアの展示の一つに、武器アート「ティンビラ奏者」が飾られています。これはモザンビークの内戦終結後に平和を祈り武器から生まれたアートです。クラゲ館では、特定NPO法人四国グローバルネットワークの協力により、武器アート「ティンビラ奏者」と、実際の楽器ミニティンビラ(モザンビーク最古の木琴)が展示されています。
そのようなつながりから、10月3日(金)にモザンビーク館から世界最古の木琴であるティンビラとティンビラ奏者をお招きし、コラボパフォーマンスを行う予定です。モザンビークの方々が愛してやまないティンビラの音色をぜひお楽しみください。10月4日(土)には、モザンビーク館でのコラボレーションなど、相互交流も予定されています。それぞれの詳細については各館SNSにて近日中に情報を公開いたします。

クラゲ館×カナダ館
再生(Regeneration)をコンセプトに掲げるカナダ館とクラゲ館は、これまでジェンダーイベントや先住民ウィークなど非常に多くのイベントにおいて何度もコラボレーションを行ってきました。
10月4日(土)18時より、カナダ館にて、コートジボワール出身でカナダ在住のシンガーソングライターKelly Bado率いるバンドとKURAGE Bandのコラボレーションを行います。クラゲ館でもその後、20時頃からコラボ予定です。音楽を通して多様性を体現する両者の響き合いをぜひお聞きください。詳細については各館SNSにて近日中に情報を公開いたします。
クラゲ館×リベリア
大阪府八尾市とリベリア共和国は、万博国際交流プログラムの一つに採択され、中島プロデューサーとの連携のもと、リベリアナショナルデーでの交流をはじめ、クラゲ館などの万博会場内で交流事業、さらに市内小学校での交流イベントなど、音楽を通して文化交流事業を多数行ってきました。
閉幕直前の10月10日(金)そして最終日には、リベリア館の政府代表であり、歌手のQueen Juli Endee(クイーン ジュリ エンディー)さんが作曲した「Save the Ring(大屋根リングを残そう)」というオリジナル曲のお披露目イベントがクラゲ館で予定されています(KURAGE Bandとのコラボレーション)。お楽しみに!


▲5月18日(日)に立命館大学いばらきキャンパスにて開催されたイベントにて
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