井出明『ダークツーリズム拡張 ──近代の再構築』刊行

日本のダークツーリズム研究の第一人者が、新たな視座と可能性を提示する! 思想誌『ゲンロン』で連載した「ダークツーリズム入門」に加え、書き下ろし3篇を掲載

美術出版社

カバー+帯カバー+帯

この度、株式会社美術出版社は、井出明『ダークツーリズム拡張 ──近代の再構築』を刊行します。本書では、悲しみの記憶を抱えた場所を巡るダークツーリズムの、海外のスポットを中心に紹介。多様な社会背景や環境に根付いたこれらを巡ることが、ほかの学問や社会と接続しながら、より多面的な解釈を可能にすることを提示しています。ダークツーリズムが注目される昨今、日本における第一人者だからこそ到達できた、新たな“拡張”の視座となります。思想誌『ゲンロン』で連載された「ダークツーリズム入門」を中心に、世界遺産に登録された長崎(長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産)を含む新たな書き下ろしを掲載。充実の一冊です。

また、表紙には、東日本大震災をきっかけに陸前高田で制作活動を続け、ヨコハマトリエンナーレ2017に出品するなど日本を代表する作家のひとりでもある、瀬尾夏美の新作《一時的な草はら(東京都足立区)》と《あたらしいまち(岩手県陸前高田市)》を掲載。ダークツーリズムが内包する複層性を表現します。

[目次]
序章 ダークツーリズムを「拡張」する前に
第1章 マレー半島で考える戦後七〇年
第2章 ロシア、近くて遠い国のダークツーリズム
第3章 シベリアの記憶を歩く
第4章 戦争とテロを巡るフランスの旅
拡張試論 我々は《レディ・ジェーン・グレイの処刑》といかに対峙すべきか
コラム 美術とダークツーリズム
第5章 ロサンゼルス・ディアスポラ・ツーリズムガイド
コラム 食とダークツーリズム
第6章 オーストラリア・コンビクト・ツーリズムガイド
第7章 満州というプリズム
第8章 ダークツーリズムで観る長崎
終章 「拡張」されるダークツーリズム

[著者情報]
観光学者。金沢大学国際基幹教育院准教授。近畿大学助教授、首都大学東京准教授、追手門学院大学教授などを経て現職。1968年長野県生まれ。京都大学経済学部卒、同大学院法学研究科修士課程修了、同大学院情報学研究科博士後期課程指導認定退学。博士(情報学)。社会情報学とダークツーリズムの手法を用いて、東日本大震災後の観光の現状と復興に関する研究を行う。共著に「観光とまちづくり―地域を活かす新しい視点」(古今書院)他。

[書籍情報]
ダークツーリズム拡張 ──近代の再構築
発売:7月30日
定価:2500円+税
発行:美術出版社
ご購入はこちら http://amzn.asia/0jya77F

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会社概要

株式会社美術出版社

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URL
http://www.bijutsu.press/
業種
情報通信
本社所在地
東京都品川区上大崎3-1-1 目黒セントラルスクエア
電話番号
-
代表者名
山下和樹
上場
未上場
資本金
1000万円
設立
2015年05月