インターネット接続で場所を問わずに利用可能。大容量の点群データを共有・表示できるクラウドソリューション「ポイントクラウドビュー」をリリース
測量・建設プロジェクトの作業効率の向上と業務変革を推進
測量・測位ソリューションの開発・製造・販売を行う株式会社ニコン・トリンブル(本社:東京都大田区、代表取締役社長兼CEO:丹澤孝)は、クラウドソフトウェア「Trimble Connect」に、大容量の点群データの保存・管理・共有を可能にする拡張機能を搭載したクラウドソリューション「ポイントクラウドビュー」の国内販売を開始しました。

「ポイントクラウドビュー」とは
測量・建設プロジェクトの効率化を推進するクラウドソリューション
「ポイントクラウドビュー」は、点群データをはじめ3D設計データや図面など、さまざまなファイル形式のドキュメントが共有できるクラウドソリューションです。
点群データを扱うために必要な高性能パソコン等は不要で、インターネットに接続できる端末(パソコン・スマートフォン・タブレット)があれば、現場やオフィスをはじめ、場所を問わずにアクセスできるため、どこにいても誰とでもリアルタイムな共有が可能です。
「Trimble Connect」の拡張機能で点群データの共有が可能に
ファイル容量が大きくなる点群データは保存や管理が難しいだけでなく、関係者間での共有の難しさにも課題がありました。
これらの課題を解決するために開発された「ポイントクラウドビュー」は、「Trimble Connect web (※)」に拡張機能を搭載。さまざまな現場で計測した点群データを集約するクラウド領域として1TBのエリアを提供し、大容量の点群データの保存・管理・共有を可能にしました。
Web上で点群表示が可能になったことから、関係者間で共有できる情報の範囲が広がりました。
※:「Trimble Connect web」について
クラウドにデータを集約し共有することができるTrimble社のクラウドソフトウェア。10年以上にわたり提供されており、世界各地で多くのお客様に支持されています。世界3大クラウドサービスを活用し、最新のセキュリティレベルで安全な環境を提供。クラウドを活用することで「セキュリティの確保」に加え、「作業時間の短縮」「データの共有」「大量データの管理」など、さまざまな課題を解決します。また、インストールが不要で常に最新バージョンを利用できるというメリットがあります。

「ポイントクラウドビュー」主な特長
1. 大容量の点群データ・パノラマ画像の閲覧が可能に
保存した点群データは、3Dモデルを360度全ての方向から見ることができる3D Viewerで表示することが可能です。また、点群データが座標情報を持つ場合、同じ座標情報を持つ3D設計データと重ねて表示することで、仮想現実の空間を実現します。
さらに、当社製品の地上型レーザースキャナー「Trimble SXおよびXシリーズ」で計測したデータの場合、スキャン測点ごとに撮影した写真をつなぎ合わせたパノラマ画像として点群データと同時に表示できるため、オフィスにいる関係者でも現場を調査・確認することが可能です。
視覚的な共有ができることから、現場担当者間の打ち合わせをはじめ、協力会社や発注者への説明会などでも最大限に威力を発揮します。

2. 計測地点を自動でMap表示
Trimble Business Centerからデータをアップロードすると、Map上に計測地点を自動で表示し、さらにMapを拡大すると取得した点群の領域を視覚的に確認することができるため、複数の計測地点を効率的かつ容易に管理することが可能です。
計測地点の位置関係や取得した点群領域を直感的に把握できることに加え、現場の状況を関係者間でスムーズに共有することが可能です。

製品情報

●「ポイントクラウドビュー」製品ページ:
https://www.nikon-trimble.co.jp/products/product_detail.html?tid=454
● 販売価格:
最寄りのニコン・トリンブル ジオスペーシャル事業部 正規販売店へお問い合わせください。
※本リリースに掲載する社名または製品名は、各社の商標または登録商標です。
株式会社ニコン・トリンブルについて
株式会社ニコンと米国Trimble Inc.のジョイントベンチャーである株式会社ニコン・トリンブルは、両社のコア技術である測量・測位技術とノウハウを融合させ、GNSS受信機、トータルステーションを中心に高品質、高精度なソリューションを提供しています。
近年ではTrimbleの最先端建設ICTソリューションや3Dレーザースキャナーを国内に導入。また、精密農業、地理空間情報、自動運転の分野においても最先端の技術、ソフトウェア、サービスをご提供しながら、新たな分野開拓の可能性にもチャレンジしています。
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