Wind River Studio、CSPの5Gニーズに応える最新のインテルプロセッサにおいて、1コアでのプラットフォーム動作を実現

ウインドリバー株式会社

2023年2月28日 — スペイン・バルセロナ、Mobile World Congress発 — ミッションクリティカルインテリジェントシステム向けソフトウェアを提供する世界的なリーダー、ウインドリバーは、Wind River Studio(*1)がvRAN ブーストが内蔵された第4世代インテル®Xeon®スケーラブル・プロセッサーで、CPUリソース量を1物理コアで処理できるようになったことを発表しました。第4世代インテル Xeon スケーラブル・プロセッサーは、内蔵されたアクセラレーターにより、スループットの向上とレイテンシの低減を図りながら、高度な電力管理によって要件の厳しい5Gワークロードに対応します。

ウインドリバーの最高製品責任者、アビジット・シンハは次のように述べています。「5Gは各業界で新しいビジネスチャンスを創出しており、ネットワークエッジでは、より優れたパフォーマンスとインテリジェンスに対するニーズが高まっています。当社はそうした要件を踏まえ、第4世代インテル Xeon スケーラブル・プロセッサーでWind River Studioが必要とするCPUリソース量を2物理コアから1物理コアに減らし、エッジにおけるクラウドネイティブネットワーク機能(CNF)アプリケーションの処理能力を向上させました。ウインドリバーは、世界の通信事業者が商用展開する実証済みのWind River Studioのテクノロジーを通じて、お客様の5Gにおける目標の達成を支援する差別化されたソリューションを今後も提供してまいります」

インテルコーポレーションのワイヤレスアクセスネットワーク部門バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャー、クリスティーナ・ロドリゲス氏は次のように述べています。「モバイルネットワークは、革新的なサービスの提供スピードを速めるために、クラウドネイティブなソフトウェア定義型アーキテクチャの採用を急速に進めています。ウインドリバーが提供する最適化されたクラウドプラットフォームにより、サービスプロバイダはインテルXeonプロセッサーベースのサーバで、パフォーマンス、拡張性、サステナビリティのニーズを達成することができるでしょう」

業界をリードするWind River Studioは、大規模な分散エッジネットワークの開発、展開、運用、サービス化に向けて、オープンソースをベースにした完全にクラウドネイティブなKubernetesおよびコンテナベースのアーキテクチャを提供します。地理的に分散されたマネージドソリューション向けの基盤を提供し、物理的な場所に関係なく、何千ものノードを一元管理かつゼロタッチで自動管理することで、構築フェーズと運用フェーズを簡素化します。Wind River Studioは、地理的に分散されたクラウドネイティブなvRANインフラストラクチャの導入や管理における課題に対応し、vRAN/Open RANの導入においてトラディショナルRANと同等のパフォーマンスを実現します。

データセンター、ネットワーク、インテリジェントエッジなど、数十年にも及ぶイノベーションを基につくられた第4世代インテルXeonスケーラブル・プロセッサーは、内蔵されたアクセラレーターにより、パフォーマンスと電力効率がさらに向上しています。5G信号処理やAI、分析、ネットワーキング、ストレージ、HPCなどの厳しさが増しているワークロードを効率的に実行します。インテルvRANブーストを内蔵したこれらのプロセッサーは、完全に統合されたアクセラレーターを備えている点が特長で、高パフォーマンスかつ低遅延のネットワークとエッジワークロードに特化して最適化されています。5Gワークロードでは、内蔵のアクセラレーターがスループットの向上とレイテンシおよび消費電力の低減を後押します。インテルvRANブースト内蔵の第4世代インテルXeonプロセッサーは、消費電力を増加することなく、vRANの容量を第3世代と比べて最大2倍に拡大したほか、コンピューティングで最大20パーセントの省電力を実現します。

ウインドリバーは5G市場のリーダーとして、世界初の5Gデータセッションの成功(*2)や欧州でのOpen RANネットワークの構築(*3)、日本における商用vRAN/O-RANネットワークの構築(*4)において重要な役割を果たしています。


 
ウインドリバーについて 
ウインドリバーは、ミッションクリティカルなインテリジェントエッジ向けソフトウェアを提供する世界的なリーディングカンパニーです。40年以上にわたり、イノベーターかつパイオニアとして、最高レベルのセキュリティ、安全性、信頼性を数十億台を超えるデバイスやシステムを提供しています。ウインドリバーのソフトウェアと専門性は、オートモーティブ、航空宇宙・防衛、インダストリアル、メディカル、通信など、あらゆる業界のデジタルトランスフォーメーションを加速させています。ウインドリバーは、ワールドクラスのグローバルなプロフェッショナルサービスとサポート、および幅広いパートナーエコシステムによってサポートされた包括的なポートフォリオを提供しています。ウインドリバーの詳細については、以下をご覧ください。
https://www.windriver.com/japan 

*1:https://www.windriver.com/japan/studio
*2:https://www.windriver.com/japan/news/press/2020/200825
*3:https://www.windriver.com/japan/news/press/2022/220119
*4:https://www.windriver.com/japan/news/press/2023/230216


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Wind Riverは、Wind River Systems, Inc.およびその関連会社の商標または登録商標です。記載されているその他の商標は、各所有者に帰属します。    

※本プレスリリースは2023年2月28日に発表したプレスリリースの抄訳です。
https://www.windriver.com/news/press/news-20230228

 

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会社概要

ウインドリバー株式会社

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URL
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業種
情報通信
本社所在地
渋谷区広尾1-1-39 恵比寿プライムスクエアタワー
電話番号
03-5778-6001
代表者名
中田 知佐
上場
未上場
資本金
-
設立
1989年09月