2023年上半期、世界の資本調達先トップはアジア太平洋地域
シンガポール、香港、日本がグローバル資本の供給源トップ5を独占
大手総合不動産コンサルティングサービス・投資運用会社であるコリアーズ・インターナショナル・ジャパン株式会社(代表:小笠原 行洋、本社:東京都千代田区、NASDAQ およびTSX:CIGI、以下コリアーズ・ジャパン)は、この度、「グローバルキャピタルマーケット:インサイト&アウトルック|グローバルキャピタルフロー」を発表しました。
URL:https://www.colliers.com/ja-jp/research/gcm-global-capital-flows-impacted-by-interest-rate-shifts
レポートによると、アジア太平洋地域(以下APAC)は、引き続きグローバル資本の支配的な供給源であり、シンガポール、香港、日本が2023年までのグローバル資本投下額の上位5位に入っています。2023年に世界で最も資本を投下する国のトップはシンガポール、次いで米国となっています。
2023年上半期に218億4,000万米ドルに相当するクロスボーダー資本投資を行ったシンガポールは、現在、投資総額の約4分の1を占め、3位のカナダに対して3倍の支出国となっています。
香港と日本は、今年上半期にそれぞれ65億800万米ドルと51億5,100万米ドルを支出し、クロスボーダー資本の第4位と第5位の供給源として際立っていました。
この勢いは主にシンガポールと日本の大手機関投資家によるもので、オーストラリアのスーパーアニュエーション・ファンドによる活動も増加しています。また、2023年上半期には、APAC外に大きな資本が投下されました。世界的に見ると、米国は依然として最も流動性の高い市場であり、APACから重要な資本を引き寄せています。 英国も、欧州やAPACの一部と比較して、その市場の迅速な再評価に一部牽引されて、APACの資本の恩恵を受けています。
APACの不動産投資家はエクイティに富んでいます。機敏で柔軟性のある投資家は、ヘルスケア、高齢者向け住宅、学生寮といった不動産アセットクラスの成長セクターや地域をターゲットに、戦略を多様化させています。
APACの投資家全般がインバウンド、アウトバウンドの両面で引き続き活発である一方、市場の厚みに惹かれたグローバル投資家もAPACの成長に可能性を見出しており、北米や欧州から地域戦略のためにシンガポールに籍を置くファンドが増えています。
日本、中国、オーストラリア、シンガポールは、2023年現在、世界の投資先トップ10に入っており、APACは投資先としても同様に好調でした。それぞれの市場で健全な投資成長が見られています。
APACはグローバルな資本供給源として影響力を拡大しており、シンガポール、香港、日本が世界のトップ5にランクインしています。シンガポールは2023年現在、世界最大の投資国としてトップに立っており、クロスボーダー資本は投資総額の24.9%を占め、2018年から2022年の8.9%から上昇しています。シンガポールはクロスボーダー資本のほとんどを自国内の不動産に費やしています。
世界的に経済成長の見通しが落ち着いているにもかかわらず、APACは現在、2022年の3.8%から今年は4.6%に増加すると予測されています。つまり、この地域は2023年の世界経済成長の70%近くを占めると推定されます。このことから、私たちはアジア太平洋市場が引き続き優れたパフォーマンスを続け、同地域からの資本が世界の不動産市場で主要な資本源であると確信しています。
詳しくは、コリアーズの最新レポート「グローバルキャピタルマーケット:インサイト&アウトルック|グローバルキャピタルフロー」をご覧ください。
URL: https://www.colliers.com/ja-jp/research/gcm-global-capital-flows-impacted-by-interest-rate-shifts
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