7月22日・23日公演。井上弘久氏による独演『椿の海の記』が柏崎の游文舎で開催
〜MNHによる初の芸術文化支援活動〜
活動支援の背景
『椿の海の記』は、熊本県天草に生まれ水俣で育ち、環境活動家としても名を馳せた作家・石牟礼道子の自伝的小説です。水俣病患者に生涯寄り添いつづけた「石牟礼道子の魂の書」ともいえるこの作品は、朗読演劇家・井上弘久氏によって舞台化され、2018年から3年にわたり全十一章が連続上演されてきました。
長い年月を経てもまだ、健康被害や人権問題で苦しむ人がいる水俣病。会社設立当初からSDGs経営を行う当社は、企業の「つくる責任・つかう責任」という観点からも『椿の海の記』が発信する強いメッセージに共感し、同舞台の事務局業務の一部を担っております。今後もメセナ活動の一環として、井上弘久氏の活動への積極的な支援を行い、MNHが目指す持続可能な社会の実現に貢献して参ります。
独演『椿の海の記』について
昭和6年(1931年)頃の水俣を舞台に幼少期の自分=四歳のみっちんを主人公にした石牟礼道子の全十一章にわたる叙事詩のような自伝小説のような『椿の海の記』。この作品に大きく感銘を受けた俳優・井上弘久が、都内を中心に2018年4月より第一章から順々に各章の連続上演をスタート。
2021年5月に、全十一章の上演を終える。2021年10月より、全章の再演、全国行脚公演を始動。
井上弘久氏プロフィール
俳優・演出家。1952年、東京生まれ。
1979年より劇団転形劇場(太田省吾・主宰)に所属。名作「水の駅」「小町風伝」などで、日本および海外各都市の舞台を踏む。1990年より劇団U・フィールドを主宰。構成・演出をつとめる。同劇団解散後、2013年より文学作品を一人で舞台化する「朗読演劇」を開始。チャールズ・ブコウスキーの「町でいちばんの美女」、カフカの「変身」で好評を得る。2018年より石牟礼道子「椿の海の記」全十一章の連続上演を開始する。
<井上氏コメント>
独演『椿の海の記』全国行脚公演、5月の相模原公演、6月の大和公演、7月9日の横須賀公演につづきまして、柏崎公演が実現することになりました。柏崎の皆さまには初御目見得でございます。石牟礼道子が描いた90余年前の水俣の物語。今は消え失せてしまった日本人の源郷世界へと、私ともども、皆さまをお誘いいたします。
公演詳細
第一章「岬」から
第一部 作品紹介―石牟礼道子と『椿の海の記』をめぐって―(30分)
第二部 カリンバ弾き語りによる 独演『椿の海の記』(60分)
公演日時:2023年7月22日(土) 開場15:00 開演15:30、2023年7月23日(日) 開場13:00 開演13:30
料金:一般2,000円(税込)
場所:〒945-0822 新潟県柏崎市穂波町1番地25号 穂波第2ビル2F
チケットご予約・お問合せ:游文舎 (Tel.0257-32-1238 Fax.0257-21-9261 )
主催:井上弘久事務所
独演『椿の海の記』公式サイト:https://www.tsubaki-dokuen.com
※ 下北沢 8/5(土)、水俣9/18(月)、 東京10/7(土)他、全国15カ所で公演予定
MNHについて
私たちは「みんなで(M)日本を(N)HAPPY(H)に!」という思いを軸に、モノづくりを通したソーシャルビジネスを実践しています。誰もが喜びを感じて働ける社会の創造を目指し、HAPPYを循環させる活動に取り組んでいます。今ある資源を活かしながら、社会課題を解決するビジネスモデルや、障がい者への就労サポートなどを行う福祉作業所との連携、多様な人々が働ける場の提供など、SDGsに貢献した仕組みづくりや、商品企画・開発・食品製造を行っています。
またMNHでは、これまで培ってきたビジネスモデルのノウハウを水平展開し、同じような考え方で「一緒にこの日本をHAPPYにしよう!」という仲間を募っています。
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