DIC、五感と感性を解き明かし、人と地球の調和につながるビジネスの創出を目指す「DIC 五感と感性の研究所」を新設
DIC株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役 社長執行役員:猪野 薫、以下「DIC」)は、株式会社リバネス(本社:東京都新宿区、代表取締役グループCEO:丸幸弘)の企画運営のもと、ヒトの感性を理論的に数値化し、感性にもとづいた製品・サービスの社会実装とビジネス創出を目指す「DIC 五感と感性の研究所」を11月24日に立ち上げました。これに伴い、ブランドサイトをオープンすると共に、研究開発型ベンチャーのための社会実装拠点であるCOG(センターオブガレージ)にてローンチイベントを開催しました。
●「DIC 五感と感性の研究所」ブランドサイト:https://human-sensitivity.dic.co.jp
DICは、「彩りと快適を提供し、人と地球の未来をより良いものに – Color & Comfort –」という経営ビジョンのもと、化学の領域に留まらない幅広い価値を提供し、社会変革に対応した製品や社会課題の解決に貢献する製品の開発にグループ一丸で取り組んでいます。
1968年には、日本で初めて印刷の指標となる色見本帳「DICカラーガイド」を完成し、主観や感覚と強く連動する「色」に対して共通の基準をつくり、イメージを共有するための数値化を実現しました。2016年には「Color & Comfort」のブランドスローガンを掲げ、DICが培ってきた「色と素材」の知見を活かし、未来の”彩りと快適さ”を体現する素材として「感性材料」に着目し、研究開発を継続的に進めてきました。
このたび、大量生産・大量消費による物質的な豊かさではなく、心の豊かさを重視した感性価値にもとづく製品やサービスの開発・提供を開始すべく、「DIC 五感と感性の研究所」を設立するに至りました。
本研究所では、刺激を感知するための感覚機能である「五感」と、習慣や経験、環境要因などのバックグラウンドに裏打ちされる「感性」について科学的に解き明かし、理論的に数値化することで、製品やサービス開発に活用できる「感性テクノロジープラットフォーム」を構築することを目指します。
さらに、知識製造業を推進するリバネスとの共同運営体制により、多様な分野の事業会社やベンチャー、研究者等との超異分野チームを形成し、ビジネス開発や事業開発を推進することで、DIC単独では困難な、新しい感性価値を社会にアウトプットしていきます。
なお、本研究所の設立にちなみ、ベンチャーが開発した製品を活用して研究所の開発テーマを立ち上げました。
概要:電気通信大学副学長 坂本真樹教授が開発した、感性情報を可視化する技術「感性評価AI “Hapina”」を用い、素材の触感や質感がもたらす感性価値を数値化して客観的に提示する定量化技術により、時代の変化を見据えた新素材を創出する。
概要:赤ちゃんやペットのような甘噛みを再現することで、心地よい仕草を再現した「甘噛みハムハム」ロボットを用いて、日本や東南アジアの地域性により心地よさの感じ方に違いが生じるかを検証し、国ごとに心地よい素材の最適化を図る。
また、本研究所では以下のようなテーマで連携する多様なパートナーを募集しています。
ウェブサイト:https://human-sensitivity.dic.co.jp
運営体制:(主催)DIC株式会社 (企画運営)株式会社リバネス
Mail:human-sensitivity@ma.dic.co.jp
●ローンチイベントの詳細はこちら:https://human-sensitivity.dic.co.jp/news/171/
DICは、「彩りと快適を提供し、人と地球の未来をより良いものに – Color & Comfort –」という経営ビジョンのもと、化学の領域に留まらない幅広い価値を提供し、社会変革に対応した製品や社会課題の解決に貢献する製品の開発にグループ一丸で取り組んでいます。
1968年には、日本で初めて印刷の指標となる色見本帳「DICカラーガイド」を完成し、主観や感覚と強く連動する「色」に対して共通の基準をつくり、イメージを共有するための数値化を実現しました。2016年には「Color & Comfort」のブランドスローガンを掲げ、DICが培ってきた「色と素材」の知見を活かし、未来の”彩りと快適さ”を体現する素材として「感性材料」に着目し、研究開発を継続的に進めてきました。
このたび、大量生産・大量消費による物質的な豊かさではなく、心の豊かさを重視した感性価値にもとづく製品やサービスの開発・提供を開始すべく、「DIC 五感と感性の研究所」を設立するに至りました。
本研究所では、刺激を感知するための感覚機能である「五感」と、習慣や経験、環境要因などのバックグラウンドに裏打ちされる「感性」について科学的に解き明かし、理論的に数値化することで、製品やサービス開発に活用できる「感性テクノロジープラットフォーム」を構築することを目指します。
さらに、知識製造業を推進するリバネスとの共同運営体制により、多様な分野の事業会社やベンチャー、研究者等との超異分野チームを形成し、ビジネス開発や事業開発を推進することで、DIC単独では困難な、新しい感性価値を社会にアウトプットしていきます。
なお、本研究所の設立にちなみ、ベンチャーが開発した製品を活用して研究所の開発テーマを立ち上げました。
- テーマ:素材の感性価値定量化
連携先:感性AI株式会社(https://www.kansei-ai.com/)
概要:電気通信大学副学長 坂本真樹教授が開発した、感性情報を可視化する技術「感性評価AI “Hapina”」を用い、素材の触感や質感がもたらす感性価値を数値化して客観的に提示する定量化技術により、時代の変化を見据えた新素材を創出する。
- テーマ:五感を通じて遠隔でも心理的安全性を作り出す
連携先:株式会社リバネス
概要:2つの空間をリアルタイムにつなぐ次世代遠隔コミュニケーションシステム「tonari」を用いて、シンガポールと日本のインキュベーション施設を常時接続する。同じ場所に集まる機会が少ない環境下でも、視覚・聴覚・第六感等を使った「対面に近い感覚」を生み出すことにより、「心理的安全性」の確保を達成する。(シンガポールと日本のインキュベーション施設を接続 https://lne.st/2022/11/22/tonari/)- テーマ:日本と東南アジアにおける「心地よさ」の最適化
連携先:ユカイ工学株式会社(https://www.ux-xu.com/)
概要:赤ちゃんやペットのような甘噛みを再現することで、心地よい仕草を再現した「甘噛みハムハム」ロボットを用いて、日本や東南アジアの地域性により心地よさの感じ方に違いが生じるかを検証し、国ごとに心地よい素材の最適化を図る。
また、本研究所では以下のようなテーマで連携する多様なパートナーを募集しています。
テーマ | 概要 |
捨てにくいペットボトル | 海に漂流するプラスチックは生態系への影響や海洋汚染につながる。プラスチックは適切に処理し再利用することで、環境負荷の軽減に寄与するため、海や道端に捨てにくいペットボトルを開発する。 |
触りたくなる手すり | エスカレーターの手すりは安全性を担保するためにあるが、ベタベタ、汚そうというイメージから掴まっている人はほとんどいない。感性によって安全性を備える手すりを開発する。 |
捨てられない紙袋 | 日常の中でなぜか捨てられずに取っておく紙袋と、すぐ捨ててしまう紙袋がある。その違いを色や素材、形、大きさ等から検証し、捨てにくい紙袋を開発する。 |
青い色素の心地よさ | 微細藻類であるスピルリナから抽出した青い色の色素はなぜ人の興味を惹くのか、どういう場面で使うと心地よさを感じるのかを検証する。 |
バーチャルとリアルを結びつける | VRやメタバースが当たり前になる社会に備え、色や匂い、食感等を通じて、よりリアルに近づけていくための検証を行う。 |
DICとリバネスでは、多くの方々とのパートナーシップによって、これからの時代に必要不可欠となる「感性」の価値を体系的に研究し、高品質なモノづくりの市場投下スピードを向上させ、新たな事業を創出していきます。
- 「DIC 五感と感性の研究所」について
ウェブサイト:https://human-sensitivity.dic.co.jp
運営体制:(主催)DIC株式会社 (企画運営)株式会社リバネス
- DIC株式会社について
DICは日本で有数のファインケミカルメーカーのひとつであり、DICグループの中核企業です。DICグループは、世界全体でSun Chemical Corporationを含む約190の子会社によって構成され、60を超える国と地域で事業を展開しています。グループ全体として、人々の生活に欠かせない包装材料、テレビやPC等のディスプレイに代表される表示材料、スマートフォンなどのデジタル機器や自動車に使用される高機能材料を提供するグローバルリーディングカンパニーと認知されています。これらの製品を通じて、社会に安全・安心、彩り、快適を提供しています。DICグループは持続可能な社会を実現するため、社会変革に対応した製品や社会課題の解決に貢献する製品の開発にグループ一丸で取り組んでいます。連結売上高8,000億円を超え、世界全体で22,000名以上の従業員を有するなか、DICグループはグローバルで様々なお客様に寄り添っていきます。詳しい情報は、https://www.dic-global.com/ をご覧下さい。
- 株式会社リバネスについて
- 本研究所に関する問い合わせ先
Mail:human-sensitivity@ma.dic.co.jp
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