ペットの熱中症対策に関する意識・実態調査:ペット保険「PS保険」調べ

飼い主が最重要視する対策は室温管理。犬や猫にとって快適と認識する室温は25℃が最多

ペット保険の「PS保険」を提供する少額短期保険会社のペットメディカルサポート株式会社(本社:東京都港区赤坂、代表取締役社長:米満 明仁、以下『ペットメディカルサポート』)は、当社ペット保険「PS保険」のご契約者さま3,013名(有効回答数428名:犬の飼い主292名、猫の飼い主:136名)を対象に、ペットの熱中症対策について、飼い主の意識・実態調査を行いました。
【調査結果】​
  • ペットの熱中症対策の始まりは、犬5月、猫6月がピーク
  • 犬は屋外対策を重視。「涼しい時間帯に散歩・外出する」「こまめな水分補給」が約8割
  • 室内対策は犬猫ともに「室温管理」が最多。猫のほうが室内対策を重視
  • 飼い主が考える夏のペットの快適な温度
    • 犬の場合は25℃が最多、上位を占める22℃から25℃の温度帯は飼い主も快適
    • 猫の場合も25℃が最多だが、半数に迫る24℃以下は猫にとって少し寒い!?

■ペットの熱中症対策を始める月
ペットの熱中症対策の始まりは、犬5月、猫6月がピーク
ペットの飼い主に、愛犬、愛猫それぞれの熱中症対策を始める月をたずねたところ、次のような結果になりました。

犬の場合、ピークは5月(38%)で、続いて6月(33%)、4月(13%)、7月(12%)でした。猫の場合は、6月が最も多く40%、続いて5月28%、7月(19%)、4月(4%)となり、犬と比較してやや遅いという傾向がわかりました。

犬は、散歩を始め外出する機会が多く、飼い主にとって外気の温度変化が気になります。日本では4月、5月、6月にかけて気温が大きく上昇し始めます。特に被毛が長い、原産国が寒い国である犬種にとっては、この時期から夏のような暑さを感じる場合があるでしょう。そうした飼い主の配慮が、このような結果になったものと考えられます。

一方、猫の場合は、室内飼いが普及し、外気の影響を受けにくいと思われます。また、猫は犬と比べて寒がりであるため、熱中症対策の始まりはやや後になるようです。



6月が終わりを迎え、日に日に暑さが増していくこのごろ、ペットの飼い主は、どのような熱中症対策をしているのでしょうか。

■ペットに行っている屋外の熱中症対策
犬は屋外対策を重視。「涼しい時間帯に散歩・外出する」「こまめな水分補給」が約8割
ペットの飼い主に、屋外の熱中症対策として行っていることを聞きました。

犬の場合は、1位「涼しい時間帯に散歩・外出する」(78%)、2位「こまめな水分補給」(76%)が突出し、3位「過度な運動を避ける」「濡らしたタオルや冷却効果のある服を着せる」(20%)、5位「散歩・外出を避ける」(16%)でした。

猫の場合は、犬と異なり、1位は「こまめな水分補給」(43%)、2位「散歩・外出を控える」(21%)、3位「涼しい時間帯に散歩・外出する」(15%)、4位「過度な運動を避ける」(11%)、5位「濡らしたタオルや冷却効果のある服を着せる」(4%)でした。猫のこれらの割合は、「散歩・外出を控える」の除き、犬の場合と比べて少ないという結果になりました。

犬は散歩で外出する機会が多いため、気温が高くなれば熱中症対策を講じる必要が生じます。一方、散歩の必要がなく、室内飼いが進む猫は、犬のように外出の頻度が高くありません。こうした違いにより調査結果からも、犬は屋外対策を重視する傾向が読み取れます。



■ペットに行っている屋内の熱中症対策
室内対策は犬猫ともに「室温管理」が最多。猫のほうが室内対策を重視
ペットの飼い主に、屋内の熱中症対策として行っていることを聞きました。

犬と猫ともに「室温管理」(犬88%、猫81%)が最も多く、2位は「水分補給ができるよう配慮」(犬51%、猫58%)でした。3位以下は、犬と猫とで次のような違いが見られました。

犬の場合、3位「室内空気の循環」(45%)、4位「遮光」(39%)、5位「湿度管理」(33%)、6位「保冷効果のあるグッズの使用」(29%)でした。

猫の場合は、3位「遮光」(56%)、4位「室内空気の循環」(46%)、5位「保冷効果のあるグッズの使用」(36%)、6位「湿度管理」(24%)という順番、割合でした。犬と異なるのは順位だけではなく、猫は、ほとんどの項目について犬よりも多くの割合で対策を講じられているという点です。この結果は、外出の機会が少ない猫だからこその飼い主の配慮と考えられます。



環境省が地球温暖化対策のために推奨する冷房時の室温は28℃です。この温度は私たち人間にとってやや暑く感じるかもしれません。全身を被毛で覆われている犬や猫にとってはどうなのでしょう。被毛の長さや種類、年齢などによって多少の差はありますが、一般に犬が快適に過ごせる夏場の温度は、20℃から25℃、猫の場合は、25℃から28℃と言われています。

今回の調査でペットの飼い主は、熱中症対策として「室温管理」を最重要視する一方、どのくらいの室温がペットにとって快適だと認識しているのでしょうか。

■飼い主が考える夏のペットの快適な温度
犬の場合は25℃が最多、上位を占める22℃から25℃の温度帯は飼い主も快適
猫の場合も25℃が最多だが、半数に迫る24℃以下は猫にとって少し寒い!?

ペットの飼い主に、愛犬、愛猫が快適と感じられる夏場の室温を聞きました。

犬の場合、最も多いのが25℃(20.9%)、2位24℃(19.9%)、3位23℃(18.2%)、4位22℃(17.8%)、5位20℃(10.6%)でした。これらのうち22℃から25℃の温度帯(計76.8%)は、飼い主にとってもおおよそ過ごしやすいと言えます。また、少数意見の20℃(10.6%)、21℃(3.8%)も、犬にとって快適な温度の範囲です。これらの温度は人によって、やや肌寒く感じられますが、愛犬の体調を考えれば、やむを得ない回答かもしれません。

一方、猫の場合は、25℃(30.1%)が最も多く選ばれ、突出してます。2位は23℃(15.4%)、3位24℃と26℃(共に14.7%)は僅差で並び、5位22℃(8.8%)、6位27℃(6.6%)という結果になりました。少数意見ではありますが、28℃(2.2%)は、猫に快適でも飼い主にとっては少し暑いかもしれません。こちらも愛猫を思いやる表れと言えるでしょう。

また、25℃から28℃の温度帯(計53.6%)は、全体の半分を超えますが、残りは24℃以下(46.2%)が占めます。室温24℃以下は、飼い主にとって涼しく感じられる反面、猫にとっては少し肌寒いかもしれません。



■まとめ
今回のアンケート調査から飼い主の多くが、気温の上昇と犬、猫それぞれのペットの体質に合わせて、熱中症対策を講じていることがわかりました。

また、外出する機会が多い犬に屋外対策を、一日のほとんどを室内で過ごす猫に室内対策を重視するという傾向がうかがえます。犬と猫ともに最重要視される室内対策は「室温管理」であり、飼い主が思うペットの快適な室温は25℃が最多でした。この温度は、犬や猫にとって考えられる適温と合致するという結果となりました。


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犬や猫は、病気になり、思いもよらない事故でケガをする場合があります。しかし、ペットには人間のような健康保険がありませんので、診療費は飼い主さまの全額自己負担となります。

例えば、骨折の治療では30万円※1もかかる場合があり、家計に与える影響は小さくありません。しかし、ペット保険に加入していれば、こうした経済的負担を軽減し、ペットのケアに専念することができます。

ペットメディカルサポートのペット保険「PS保険」では、診療機会が多い通院を始め、手術、入院補償を備えつつ、お手ごろな保険料を実現しています。また、加齢による保険料の値上げがゆるやかで、ペットの生涯を通じて無理なく続けやすい保険です。

※1 診療費は参考例であり、平均や水準を示すものではありません。診療費は動物病院によって異なります。

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https://pshoken.co.jp/summary/

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※2 通話料はお客さまのご負担になります。

24時間365日対応 獣医師ダイヤル
https://pshoken.co.jp/summary/veterinarian_dial.html


【調査概要】
調査対象 :当社の保険契約者で補償開始が2022年3月の方3,013名
調査方法 :インターネットによるアンケート回答
有効回答数:428名(犬の飼い主292名、猫の飼い主:136名)
集計期間 :2022年5月25日~2022年5月31日
※グラフの割合は、小数点以下第1位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。

【会社概要】
商号   : ペットメディカルサポート株式会社
代表者  : 代表取締役社長 米満 明仁
所在地  : 〒107-0052 東京都港区赤坂8-4-14 青山タワープレイス2階
営業開始日: 2008年5月2日
事業内容 : 少額短期保険業(登録番号 関東財務局長(少額短期保険)第24号)
資本金  : 3億3,275万円(2022年3月時点)
URL   : https://pshoken.co.jp/

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会社概要

URL
https://pshoken.co.jp/
業種
金融・保険業
本社所在地
東京都港区赤坂8丁目4番14号 青山タワープレイス2階
電話番号
03-6631-4610
代表者名
米満 明仁
上場
未上場
資本金
3億3275万円
設立
2008年05月