10月15日は「たすけあいの日」 「たすけあい」に関する意識調査を実施
6割以上の人が「たすけあう」と回答!
こくみん共済 coop は、たすけあいの仕組みである共済の推進を通じて、理念である「みんなでたすけあい、豊かで安心できる社会づくり」に取り組んでいます。本調査は、日本中にたすけあいを広げていく活動の一環として、たすけあいの実態把握を目的に、2020年1月より実施しております。
■主な調査結果 ※年代別分析は、10代は調査数少数に付き分析対象外としております。 ・これからの社会にたすけあいが必要だと思う人は85.8%。 ・「たすけあいがあふれる社会」に共感できる人は64.3%。 ・社会がたすけあいにあふれていると思う人は40.1%。 ・人が困っていたら「声をかける」75.5%。「助ける」81.9%。 ・ 一方、自分が困っている時、人に助けを求める人は35.6%。 |
- たすけあいの行動意識は、「人が困っていたら助ける」81.9%、「人が困っていたら声をかける」75.4%、「困っている人がいたらよく気が付く」60.5%。60代、70代は男女ともに9割前後が意識。
人が困っている時、8割前後の人が声を掛けたり助けたりすると回答しました。「ややそう思う」まで含めた数値で見ると、男性より女性、また年代が高くなるほど回答率が高くなる傾向があることがうかがえます。
■自分が困っている時、人に助けを求める人は35.7%。
■助けを求めない理由は「自分で解決したい」「迷惑をかけたくない」「恥ずかしい」「面倒」など。
自分が困っている時、人に助けを求めるかを聞いたところ、「よく求める」6.2%。「やや求める」まで含めても35.6%で、6割以上の人が困った時でも人に助けを求めないようです。性年代別で見ると、30代以上は過半数が助けを求めない(あまり/まったく 計)と回答しており、特に男性はその傾向が高いようです。「あまり求めない」「まったく求めない」と回答した人にその理由を聞いたところ、「自分で解決したい」「迷惑をかけたくない」といった内容が多く、次いで「恥ずかしい」「面倒」「信用できない」などがみられました。「自分で解決する」には、性格や性分、まずは自分で解決することで能力や経験を重ねたい、助けを求める=安易といった心理的な背景があるようです。また「面倒だから」は、他人と関わることに対する面倒くささやその後のトラブルなどへの懸念などがみられました。
■最近1か月以内に「見知らぬ人で困っている人を助ける」と回答した人は18.1%。「寄付」は13.7%、「ボランティア」は10.2%
■見知らぬ人で困っている人を助けたことがない理由は「そのような場面に出会わなかった」と回 答した人は87.2%
最近1ヶ月以内のたすけあいの行動について聞いたところ、「見知らぬ人で困っている人を助ける」は18.1%、「寄付」は13.7%、「ボランティア」は10.2%。いずれも1~2割と低く、イギリスのチャリティー団体「Charities Aid Foundation(CAF)」発表の「World Giving Index 10th Edition」による日本のランキングの低さを反映した結果となっています。
上記質問で1ヵ月以内に見知らぬ人で困っている人を助けたことがないと回答した人にその理由を聞いたところ、「そのような場面に出会わなかった」87.2%、「そのような場面に出会ったが、助けなかった」12.8%でした。
■日常の中で目の前に困っている人がいたら、63.0%の人が「助ける」と回答。
■助ける頻度は、10回中10回が23.0%で最も多く、68.0%の人が5回以上を選択。
■助けない理由は「余裕がない」(46.1%)「方法がわからない」(40.4%)。「勇気が出ない」「他人に関わりたくない」なども。
日常の中で目の前に困っている人がいたら助けますか、と聞いたところ、63.0%の人が「助ける」と回答。しかし、30.7%の人が「どちらともいえない」と回答しており、約3人に1人は迷いがみられます。性年代別でみると、「助ける」は50代以上の女性が7割以上と高い傾向がみられました。また「どちらともいえない」は若い世代ほど高く、20代、30代男性はいずれも4割近い回答率となっています。
助ける頻度を10回中何回か聞いたところ、「10回」が最も多く23.0%。次いで「5回」(16.3%)「8回」(12.8%)。5回以上と回答した人の合計は68.0%で、約7割の人が2回に1回以上は助けると回答しています。
日常の中で、目の前で人が困っていても、助けない場合がある方にその理由としてあてはまるものを聞いたところ、「助ける余裕が自分にはなさそうだから」が最も多く46.1%、次いで「手助けの方法がわからないから」40.4%でした。また、「勇気が出ないから」29.8%などもあがっています。
■社会がたすけあいにあふれていると思う人は40.1%。
■「たすけあいがあふれる社会」に共感できる人は64.3%。
■これからの社会においてたすけあいが必要だと思う人は85.8%。
「社会がたすけあいにあふれていると思うか」聞いたところ、「そう思う」6.5%、「ややそう思う」まで含めると40.1%。性年代別での大きな差異はみられませんでした。
「たすけあいがあふれる社会」に共感できるか聞いたところ、「共感できる」19.9%。「やや共感できる」まで含めると64.3%。年代が高くなるほど共感できる人がやや多くなる傾向が伺えます。
これからの社会においてたすけあいが必要だと思うか聞いたところ、「そう思う」43.2%。「ややそう思う」まで含めると85.8%。男性より女性、若い人よりシニア層の方がより必要性を感じているようですが、最も低い20代、30代男性でも「ややそう思う」まで含め7割以上と、高い数値となっています。
3つの質問の回答を総合的にみると、多くの人がたすけあう社会を望み、必要だと感じているようです。特に、たすけあう社会の必要性は、性年代による差異はあるものの、どの年齢でも強く感じているようですが、実感できる人は4割程度であることが伺えます。
■ 日々色々な人に助けられていると思う人は61.3%。
■ どうすれば、たすけあいが社会にあふれると思うか、に対しては「(心・経済的)余裕・ゆとり」 「思いやり・優しさ・関心(を持つ)」「(子供のころからの)教育」「自分ゴト」「声かけ」「環境づくり」などの意見が寄せられた。
日々色々な人に助けられているか、と聞いたところ、「そう思う」17.1%。「ややそう思う」まで含めると61.3%で、過半数の人は助けられていると実感しているようです。また、どの年代でも男性より女性の方が5~10ポイント程度高い傾向がみられます。
また、どうすればたすけあいが社会にあふれると思うか、と聞いたところ、多くの人が心だけでなく経済や時間などの「余裕・ゆとり(を持つ/があれば)」をあげています。また、子供の頃から自然に身につけるための「教育」、「環境づくり」といった制度的な意見もみられます。心理面では「思いやり」、「優しさ」、「(他人や困っている人に対する)関心」「勇気」などのほか、「自分ゴト」をあげる人も多く、具体的なアクションとしては「声かけ」が多くみられました。
■調査概要
1.調査内容
たすけあいに関する意識調査
2.調査方法
(1)調査対象:日本国内に在住する15~79歳の男女
(2)実施期間:2022年10月5日(水)~2022年10月7日(金)
(3)調査手法:インターネット調査
(4)有効回答数:3,000
3.結果
※上段(人)/下段(%)
■こくみん共済 coop が取り組む「たすけあいを楽しむ文化」づくり
こくみん共済 coop では、「たすけあい」をもっと気軽で楽しいものにできたなら、よりあたたかい社会になるのではないか。という思いから「ENJOYたすけあい」立ち上げ、「たすけあいを楽しむためのヒント」とお届けしています。
https://www.zenrosai.coop/e-tasukeai/
■Enjoyたすけあいとは
相手がたすかる。自分がうれしい。 そんな「たすけあいを楽しむ文化」を。
「たすけあい」はちょっと難しい。
照れくさかったり、恥ずかしかったり。
「相手は求めていないかも・・・」とか
いろいろ考えてしまうものですよね。
「たすけあい」をもっと気軽で楽しいものにできたなら、
よりあたたかい社会になるのではないか。
そんな思いで立ち上げたのが「ENJOY たすけあい」です。
「たすけあいを楽しむためのヒント」を届けていきます。
お節介すぎる表現があったらゴメンナサイ。
たすけあいの輪をむすぶ、こくみん共済 coop から。
■たすけあいをENJOYするための7つのヒント
■ENJOY たすけあいJOURNAL
いろんな角度から「たすけあい」についての記事を発信していくWebメディアです。
みなさんが気軽に、楽しみながら「たすけあい」を考えるきっかけに。
<こくみん共済 coop >
正式名称:全国労働者共済生活協同組合連合会
たすけあいの生協として1957年9月に誕生。「共済」とは「みんなでたすけあうことで、誰かの万一に備える」という仕組みです。少子高齢社会や大規模災害の発生など、私たちを取り巻く環境が大きく変化しているなか、こくみん共済 coop は、「たすけあい」の考え方や仕組みを通じて「みんなでたすけあい、豊かで安心できる社会づくり」にむけ、皆さまと共に歩み続けます。
◆こくみん共済 coop たすけあいの輪のあゆみ:https://www.zenrosai.coop/web/ayumi/
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像