パンチ工業が、月面探査車YAOKIを手掛けるダイモンと技術パートナー契約を更新

パンチ工業株式会社

パンチ工業株式会社は、ロボット・宇宙技術開発ベンチャーである株式会社ダイモン(以下、ダイモン)と技術パートナー契約を更新することを決定しました。

ダイモンとは2023年に初めて技術パートナー契約を締結し、2025年に実施された月面探査計画 【Project YAOKI1(PY-1)に参画いたしました。当社は3D計測サービスを提供し、日本の民間企業で初めて月面で稼働した月面探査車YAOKIの開発に貢献しました。

今回更新する2026年5月からの新たな契約内容には、3D測定によるロケット打ち上げから月面着陸までのデプロイヤー(YAOKI輸送ケース)とYAOKI本体の衝撃振動吸収を目的とした弾性体計測データの提供が引き続き盛り込まれています。

新たに、YAOKI本体に装着される金属部品や熱可塑性樹脂部品の開発・加工の提供に関する事項が追加されました。また、月面の状態を模した極高真空・微粒砂※の中を走行する各種実験も、ダイモンと共同実施に取組み、当社の役割が拡大します。

※月面は真空状態であるほかに「レゴリス」という細かい砂や砕けた岩石の細粒物に覆われています

2027年度後半には、【Project YAOKI 2(PY-2)】と題して、バージョンアップしたYAOKIの2度目の打ち上げと月面探査が予定されています。PY-2では2機のYAOKIを月面へ輸送し、月の資源発見に挑みます。

当社のもつ精密な金属加工技術を生かしてプロジェクトの成功および航空宇宙産業の発展に貢献してまいります。

月面探査車YAOKI

■Project YAOKIとは

ダイモンの手掛ける月面探査計画です。ダイモンが開発した月面探査車 YAOKI を月面に輸送し、月面走行および月表面の接写画像データの獲得を行い、資源確保や居住区など人類の活動拠点構築に向けた月面探査を行うプロジェクトです。

YAOKIは、総重量約500グラムの超軽量でありながら月面の過酷な環境を走行できる強度をもつ高性能なロボットです。月面への輸送コストが1kgあたり1億円といわれている現在の航空宇宙産業において、軽量で強度の高いロボットは宇宙開発の重要な役割を担っています。

第1回は2025年2月に打ち上げが行われ、月面軟着陸に成功。Intuitive Machines社の月着陸船が計画と異なる姿勢で着陸したことに起因し、YAOKIは、月着陸船の脚部に取り付けたデプロイヤー(YAOKI輸送ケース)の中から月面に放出されることはありませんでした。しかし、デプロイヤー内で月面の撮影を行いデータ受信に成功するなど、予定していた全機能の動作を地上からオペレーションすることに成功しました。

YAOKI搭載カメラによる月面での撮影(2025年3月7日) ※左上: クレーターの縁(リム) 中央下:月着陸船の脚部 画像補正したもの

■PY-1におけるパンチ工業の技術貢献

PY-1において、パンチ工業はYAOKIとデプロイヤーとのクリアランス(すきま)を3D計測サービスで測定しました。

クリアランスにはスポンジ状の弾性材を詰めており、弾性材が薄すぎると輸送時の振動でYAOKIが故障する恐れがあります。反対に厚すぎると着陸後のケース開閉でYAOKIが正常に放出されない可能性があるため、月面までの輸送やその後の稼働において重要な役割を果たします。PY-1に際してパンチ工業は3D計測技術を用いて弾性材の最適な厚さを導き出し、YAOKIの月面稼働において重要な役割を果たしました。

■PY-2への参画について

今回の契約では3D計測技術だけではなく、熱可塑性樹脂を素材とするYAOKI車輪本体の加工、および車輪を駆動するためのモーターを保持する金属部品などの開発・加工でプロジェクトに貢献する予定です。

すでに軽量なYAOKIではありますが、輸送コスト削減に向けた部品のさらなる軽量化や、月面探査に向けた追加機能搭載への研究協力など、様々な方法でプロジェクトに協力してまいります。

パンチ工業の強みである精密金属加工を生かし、非常に精密な加工精度を要求される部品がプロジェクト成功に寄与できるよう取組んでまいります。

【パンチ工業の航空宇宙産業への取組み】

パンチ工業では、2016年からR&D強化を目的として「航空宇宙産業関連への進出」への取組みを重点経営課題の一つに掲げており、航空宇宙関連の部品加工を中心に実績を伸ばしています。

Project YAOKIのほかにも、近年では2023年8月に、当社が所有している金属接合技術「P-Bas🄬」を用いたロケットエンジン部品などの金属部品加工法に関する共同研究契約を締結するなど、従前より当社の高度な金属加工技術は航空宇宙産業の発展に貢献しています。

今後さらなる発展が見込まれる航空宇宙産業への取組みを通じて、得られた技術を地球上での既存事業や新規事業に活用することで、より社会から必要とされる企業となることを目指しています。

【株式会社ダイモン】

2012 年に創業したロボット・宇宙技術開発ベンチャーです。月面探査車 YAOKI を中核として、月面探査事業、地上ロボット事業、教育エンタメ事業に取り組んでいます。

社名 :株式会社ダイモン(Dymon Co., Ltd.)

代表 :代表取締役/CEO/CTO 中島 紳一郎

所在地:東京都中央区新富1-6-16 DCCビル

資本金:8,000 万円

設立 :2012 年 2 月

URL :https://dymon.co.jp

【パンチ工業株式会社 会社概要】

パンチ工業は、精密金型部品、自動化装置及びその周辺部品等の製造・販売を行っています。金型部品とは、自動車やスマートフォンなどの製品を速く、均一に、たくさん生産するために必要な「金型」という装置に組み込まれる部品のことをいい、現代の豊かな生活を見えないところで支えています。パンチ工業は精密な金属加工技術に高い評価をいただいており、特注金型部品では世界シェア1位(当社推計)となっています。

また、製造現場を自動化する「ファクトリーオートメーション(FA)」分野にも注力しており、金型部品事業で培った高い技術力を生かしつつ、着実に実績を伸ばしています。

パンチグループのパーパスである「ものづくりによる信頼、真摯な技術、自由な創造力で、次世代の豊かな未来をカタチづくる」のもと、今後も世界のものづくりを縁の下で支えてまいります。

社名:パンチ工業株式会社

代表:代表取締役/社長執行役員 森久保 哲司

所在地:東京都品川区南大井6丁目22番7号 大森ベルポートE館5階

上場:東京証券取引所 スタンダード市場(6165)

創業:1975年

売上高:408億円(連結・2025年3月期)

従業員:3,463名(連結・2025年3月末)

企業サイト:https://www.punch.co.jp/

公式YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/@punchindustry_official

事業内容:金型部品、自動化装置及びその周辺部品、特注機械部品等の製造・販売

創業の製品であるプリント基板用穴あけパンチの「パンチ」と、活力にあふれた「パンチ」の効いた会社という意味が込められています。

会社ロゴマークに込められた意味:

ゲンコツマークは「商品である金型用パンチ/ピンと企業としての勢い」、斜線は「稲妻のごとく業界に新風を送らんとする」意気込みを表現しています。

<お問合せ先>

パンチ工業株式会社 コーポレート・コミュニケーション室 広報IR課

電話番号:03-5753-3130

メール :info-corp@punch.co.jp

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会社概要

パンチ工業株式会社

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URL
https://www.punch.co.jp/
業種
製造業
本社所在地
東京都品川区南大井6-22-7 大森ベルポートE館5階
電話番号
03-6893-8007
代表者名
森久保 哲司
上場
東証スタンダード
資本金
40億4097万円
設立
1975年03月