70%以上が子供に財産を見せることに抵抗がない!相続対策や遺産の分け方に関するアンケートを実施【better相続】
相続手続きに関するシステム『better相続』を提供する辻・本郷ITコンサルティング株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:黒仁田健)は、20代~80代男女207人を対象に遺産や相続対策に関する意識調査を行いました。

高齢化が進み、年々亡くなる方が多くなる現在、終活や相続対策に関する関心が高まっています。そこで相続に対する意識や対策の有無について把握するため、遺産や相続手続きに関するアンケートを実施しました。
調査の結果、子供に財産を見せることには特に抵抗がない方がほとんどでした。
<調査概要>
調査名:相続に関するアンケート
アンケート対象: 男性127名、女性80名(20代2名、30代6名、40代25名、50代82名、60代77名、70代14名、80代1名)
調査方法: インターネット調査
調査期間: 2025年2月3日~2025年2月20日
調査地域: 全国
調査結果
各設問の回答は以下のようになりました。
親が思う遺産の使い道1位は自由。2位は生活費、3位は学費

自分の財産を子供などに相続させる場合、どのように使われてほしいですか?と尋ねたところ、『自由(90票)』と回答した方が最も多く、『生活費(75票)』『学費(32票)』と続きました。
相続財産の使い道で最も多かったのは、相続人の『自由』にという意見でしたが、同時に無駄遣いはせず、本人のためになるよう使って欲しいとする声が多くありました。
次に多かったのは『生活費』で、インフレや長寿化により生活が厳しくなると考える方が多いためだと考えられます。
3番目は『学費』で、子や孫のために使ってほしいという声があり、大学進学率の上昇も影響していると考えられます。
遺したい財産の1位は現金

次に、「相続のご経験を踏まえ、どのような形で財産を遺したいですか?」と質問したところ、『現金(173票)』と回答した方が最も多く、『生命保険(92票)』『不動産(80票)』と続きました。
現金は分けやすく、評価が簡単で汎用性が高いため人気があると考えられます。
生命保険には非課税枠があり、現金として相続人に渡せる点が魅力ですが、一方で不動産は住居として活用できるものの、分割しにくい・空き家リスクがあるためか、割合は低めでした。
相続対策を考えている方は財産の現金化、生命保険の非課税枠の活用、相続人が不動産を必要としているかなどを考慮して対策を行うのが良いかもしれません。
相続を経験した方の半数が相続対策を行っている

相続のご経験を踏まえ、遺される家族のために対策していることはありますか?と尋ねたところ、「はい」が52.2%、「いいえ」が47.8%という結果になりました。
対策具体例の第1位は、相続手続きの簡略化

相続対策をしているかの質問に「はい」を選択された方へ向け、具体的にどのような対策をしているか質問したところ、『相続手続きの簡略化(59票)』と回答した方が最も多く、『相続税を考慮した対策(21票)』『遺言書などを作成する(11票)』と続きました。
相続対策で一番多かったのは『手続きの簡略化』でした。財産を探すのが大変だった経験から、一覧を作ったり遺品整理をしたりする方が多いようです。
次に多かったのは『相続税対策』で、生命保険の非課税枠を活用する方が目立ちました。そして3位は相続トラブルを回避するための『遺言書の作成』。揉め事を防ぎたいというお声が多かったです。他にも、葬儀代を準備しておくといった対策をしている方もいました。
相続対策していない理由の第1位は考えていないから

一方、相続対策をしているかの質問に「いいえ」を選択された方へ向け、相続対策を行っていない理由を尋ねたところ、『考えていない(47票)』と回答した方が最も多く、『これから対策する予定(33票)』『その他(19票)』と続きました。
相続対策をしていない理由の1位はまだ『考えていない』から。年齢や健康を理由に「実感が湧かない」という声が多いようです。
2位は『これからやる予定』。忙しさや「まだ大丈夫」との考えで、手をつけていない方が多いようです。
しかし、相続は突然発生するもの。相続人が困らないよう、財産の整理などできることから始めるのがおすすめです。
6割以上が相続人全員に、平等に相続させたいと考えている

相続人によって相続財産の金額を変動させたいですか?と尋ねたところ、「はい」が39.3%、「いいえ」が60.7%という結果になりました。
財産を平等に相続させたくない理由の1位は貢献度

相続人によって相続財産の金額を変動させたいかの質問に「はい」を選択された方へ向け、その理由を質問したところ、『介護やお世話してもらった人に多く渡したい(21票)』と回答した方が最も多く、『経済状況や能力によって変動させたい(18票)』『相続させたくない相続人がいるため(10票)』『特定の財産を特定の相続人に渡すため(10票)』と続きました。
平等に相続しない理由で最も多かったのは、『介護やお世話をしてくれた人に多く渡したい』というもの。貢献度に応じて分けたいという気持ちがあるようです。
次に多かったのは『経済状況や能力に応じて変動させたい』という意見。収入や家族構成などによって必要な金額が異なる場合があるようです。
そして3位は同率で『相続させたくない相続人がいる』『特定の財産を特定の相続人に渡すため』。関係が疎遠な家族がいたり、中には「特定の相続人に渡したくない」「自宅を持っているかどうか考慮して相続したい」という理由などがありました。
いずれにしても、相続は要因によってはトラブルのもととなります。終活の一環として、家族であらかじめ話し合っておきたいですね。
平等に相続したい理由の1位は平等が望ましいから

一方、相続人によって相続財産の金額を変動させたいかの質問に「いいえ」を選択された方へ向け、その理由を質問したところ、『平等が望ましいから(52票)』と回答した方が最も多く、『トラブルを回避するため(38票)』『注いだ愛情が同じ(5票)』と続きました。
相続財産を平等に分けたい理由の1位は『平等が望ましいから』。理由がない限り変動させたくないという声が多いです。
2位は『トラブル回避』。差をつけると揉める可能性があるため、平等が安心という考えですね。
3位は『愛情を平等に注いだから』。同じように育てたから差をつけられないという意見です。ですが、財産の種類や関係性によっては平等が難しいことも。
平等に相続させるには、現金化できない財産と同額の現金や財産を用意しておく、相続人の関係を良好にする、生前から相続について話しておくなどの事前対策が重要です。
トラブルに発展すると専門家に依頼する費用や裁判費用などがかかり、大切な財産が減ってしまう可能性があるため、自分は大丈夫だと思わずに対策することをおすすめします。
70%近くが自分の財産を子供に見せることに抵抗がない

自分の財産を子供へ見せることに抵抗はありますか?と尋ねたところ、「はい」が31.6%、「いいえ」が68.4%という結果になりました。
親の貯金額を聞くのは抵抗があるかもしれませんが、親自身はそれほど気にしていないことが多いようです。財産が不明だと、相続手続きが大変になったり、相続税が把握できなかったりすることも。トラブルを防ぐためにも、終活の一環として聞いてみるのがおすすめです。
財産を見せるのに抵抗がある理由1位は財産をあてにされそう

次に、財産を子供へ見せることに抵抗はあるかの質問に「はい」を選択された方へ向け、その理由を質問したところ、『財産をあてにしそう(37票)』と回答した方が最も多く、『時期尚早(5票)』『揉める可能性がある(5票)』と続きました。
財産を見せるのに抵抗がある理由の1位は『あてにされそう』。努力しなくなるのが心配という声が多いです。
2位は同率で『時期尚早』、『揉めたくない』でした。まだ先のことだから抵抗がある、混乱を避けたいという声がありました。
とはいえ、財産の整理は大切。見せなくても、相続人が困らない準備を進めておくのがおすすめです。
財産を見せるのに抵抗がない理由1位は相続の際に困らないため

一方、財産を子供へ見せることに抵抗はあるかの質問に「いいえ」を選択された方へ向け、その理由を質問したところ、『相続の際に困る(40票)』と回答した方が最も多く、『特にない(25票)』『トラブルを回避するため(19票)』と続きました。
財産を見せるのに抵抗がない理由の1位は『相続時に困るから』。手続きが大変だった経験から、事前に見せて負担を減らしたいという声が多いです。
3番目に多かったのは『トラブル回避』。生前に財産を見せることで、揉め事を防ぎたいという考えですね。
実際に経験しないと相続手続きの大変さを知ることはできませんが、経験した方の多くが大変だと言っているため、生前から様々な準備を行うことがおすすめです。
【総評】
相続の大変さを実感することや、早めに対策する動機付けが重要
相続を経験すると、手続きの大変さや相続税の負担を実感し、対策を考える方が増えます。その結果、相続人が楽になるよう準備したり、現金や生命保険で遺したいと考えたりする傾向があるようです。
また、多くの人が財産の使い道は自由・遺産は平等を望むのは相続人への愛情や信頼があるからと考えられます。しかし、自分が経験した苦労は相続人にさせたくないという愛情があるものの、実際に対策できていない人も多いため、早めに対策する動機付けを作ることも大切になってくるでしょう。
例えば、以下のようなことを行うことで動機付けになると考えられます。
・相続に関連したニュースを親などへ共有し、手続きの大変さを伝え、財産整理などをおこなってもらう。
・正月やお盆など親族が集まりやすい時期に、連絡してほしい人などの切り出しやすいことから聞き出し、親などと一緒に終活を進める。
・相続の大変さを語った動画などを視聴し、相続対策に興味を持ってもらう。
▶ 終活や生前の相続対策ならbetter相続の『フォローノート』をご利用ください!
葬儀の方針などを生前から明確にしておくことで、自分の意思を反映できるのはもちろん、遺族が亡くなった方の意思を尊重して葬儀などを行うことで、納得したお別れを行うことできます。
そのためにもエンディングノートなどを利用し、意思表示や財産の整理などを行うことをおすすめします。意思表示はもちろん、遺族が相続手続きで苦労しない、相続税を考慮した対策ができるなどメリットが多いです。
終活を行う際はぜひbetter相続が提供する無料のエンディングノート『better相続フォローノート』をご活用ください。
■『フォローノート』のダウンロード:https://form.run/@EDsPKlPwpTi2E5SKBV77
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会社概要
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辻・本郷 ITコンサルティング株式会社 概要
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代表者 :代表取締役社長 黒仁田 健
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