セキュリティ・キャンプ2025ミニ(石川開催)専門講座
~地域とともに進める、全国大会を目指す学生のためのステップアップ講座【参加費無料】~
金沢工業大学、金沢大学大学院自然科学研究科電子情報通信学専攻、北陸先端科学技術大学院大学 デジタル化支援センター、北陸セキュリティフォーラム(ICT研究開発機能連携推進会議 セキュリティ人材育成分科会)、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)、一般社団法人セキュリティ・キャンプ協議会が主催する「セキュリティ・キャンプ2025ミニ(石川開催)」の専門講座を2025年11月29日(土)に金沢にて開催いたします。
イベント詳細:https://www.security-camp.or.jp/minicamp/ishikawa2025.html

より多くの学生に情報セキュリティに挑戦する機会を提供するため、若年層の育成に力を入れる地域で「セキュリティ・キャンプミニ(ミニキャンプ)」を開催しています。
全国大会は難易度が高く、初心者や遠方の学生が参加しづらい課題があります。ミニキャンプは1~3日間の短期開催で、気軽に挑戦できる場として毎年開催中です。
全国大会参加を目指す学生をはじめ、地域でセキュリティに興味を持つ学生の応募をお待ちしています。
【専門講座について】
全国大会レベルのテーマを初学者向けにアレンジした学生向け講座です。講師は主に全国大会経験者で構成され、1日1~2コマ程度の講義を行います。応募課題の合格が参加条件ですが、正答ではなく挑戦の過程を重視しています。
過去の専門講座例
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AIを騙すテクニックと対策を学ぼう ~敵対的サンプル入門~
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ペネトレーションテストを通じて学ぶAWSセキュリティ
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マイナンバーカードの暗号技術とセキュリティ
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OSのセキュリティ~コンテナの作り方、壊し方~
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コンテキストを読み解き進めるモダンWebセキュリティ入門
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アクセス制御から学ぶゼロトラストネットワーク入門 -認証プロキシ編-
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シミュレーションを用いたIoT機器の解析体験
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Introduction to Malware Analysis
【専門講座 概要】

名称 |
セキュリティ・キャンプ2025ミニ(石川開催) 専門講座 |
日程 |
2025年11月29日(土)9:00(受付開始8:40)~17:00 |
形式 |
会場開催 |
会場 |
金沢工業大学 扇が丘キャンパス |
定員 |
20名 選考あり |
参加資格 |
日本国内に居住する、2026年3月31日時点において25歳以下の大学院生・学生・生徒・児童 |
主催 |
金沢工業大学、金沢大学大学院自然科学研究科電子情報通信学専攻、北陸先端科学技術大学院大学 デジタル化支援センター、北陸セキュリティフォーラム(ICT研究開発機能連携推進会議 セキュリティ人材育成分科会)、一般社団法人セキュリティ・キャンプ協議会、独立行政法人情報処理推進機構(IPA) |
共催 |
経済産業省中部経済産業局 |
費用 |
無料 |
申込方法 |
ご応募の際は、必ず募集要項をご確認のうえ、専用の申込フォームからお申し込みください。 今回は、応募課題はありません。 |
申込締切 |
10月27日(月)16:00必着(16:00までに到着したものを有効とします) |
お問合せ窓口 |
一般社団法人セキュリティ・キャンプ協議会事務局 |
【プログラム】
『オープニング』『セキュリティ・キャンプ紹介』
一般社団法人セキュリティ・キャンプ協議会 ステアリングコミッティ
『サイバー犯罪から考える高い倫理観』
庄司 弘幸氏 石川県警察本部生活安全部サイバー犯罪対策課
サイバー空間は、重要な社会経済活動が営まれる公共空間へと進化しており、サイバーセキュリティやコンピュータ技術開発に携わる方への期待や関心は高まる一方だと思います。そのようなお仕事に将来携わる可能性が高い皆様とご一緒に、サイバー犯罪の事例を通じて「高い倫理観」について考えたいと思います。
『暗号のままで計算しよう 〜B/FV編〜』
松岡 航太郎氏 京都大学大学院 情報学研究科 情報学専攻 通信情報システムコース 佐藤 高史 研究室
「暗号のままで計算ができる」のが準同型暗号です。この講義ではその中でも「事前に定められた回数だけ乗算と加算ができる」B/FVという暗号を実装します。
この講義は「準同型暗号の応用」より「準同型暗号そのものを構成するにはどうしたらよいか?」という「暗号学の理論とその実装」を軸とした講義です。本講義では皆さんがゼロから書いた実装で「暗号のままで計算ができる」ことを目指します。準同型暗号の「暗号としての安全性や攻撃法」はほぼ扱いません。進め方としてはまず暗号を数式として考え、それをプログラムに落とし込むということを繰り返して進めます。
本講義は全国大会と異なり1日のみのごく短い時間で実施するため、プログラミング言語としてはPythonのみを想定します。
『ITエンジニアとして知っておいてほしい、電子メールという大きな穴』
永見 拓人氏 千葉工業大学
インターネットが普及する前の1965年ごろから存在する、非常に長く使われてきた通信手段、電子メール。触れたことが無い人は滅多に見ない、非常に身近なIT技術です。
広く使われている通信手段ですが、その普及率ゆえセキュリティリスクも大きく、攻撃者がシステムへの侵入経路を構築するのに用いられたり、フィッシング詐欺などのサイバー犯罪に使われたりすることが多々あります。また、セキュリティ面の技術発展があまり迅速ではなく、今標準化されている仕組みだけで十分な対策が打てているとは言い難い状況です。しかし、そんな状況を改善すべく努力を重ねている団体も多く存在します。例えば2024年2月には、大手メールサービスであるGmailが受信できるメールのセキュリティレベルを引き上げたことで、それに追従して多くのメールサービスのセキュリティレベル引き上げが進んだという出来事がありました。
今回は、電子メール送信時に使われる通信規格「SMTP」とセキュリティに関する周辺規格を知ることで、偽装したメールを送信することがいかに容易であるかを体験してもらい、また偽装や改ざんを防ぐためにどんな取り組みが行われているかを学びます。
電子メールにおける、次世代のセキュリティを一緒に考えてみましょう。
【一般社団法人セキュリティ・キャンプ協議会 概要】

本会は、次代を担う日本発で世界に通用する若年層の情報セキュリティ人材を発掘・育成するため、産業界、教育界を結集した講師による「セキュリティ・キャンプ」を実施し、それを全国的に普及、拡大していくことを目的としています。
基本情報
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名称:一般社団法人セキュリティ・キャンプ協議会
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所在地:東京都千代田区平河町二丁目16-1 平河町森タワー(株式会社ラック内)
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代表理事:長谷川 陽介
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設立:2004年4月
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活動内容:国内の学生に対して産業界の第一線で活躍する技術者から情報セキュリティに関する高度な技術教育を実施し、次世代を担う情報セキュリティ人材を発掘・育成する活動
公式SNS
【本件に関する報道関係者からのお問合せ先】
一般社団法人セキュリティ・キャンプ協議会
E-mail: info@security-camp.or.jp
TEL:03-6757-0196
広報担当:協議会事務局、大倉
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