広島市民球場「MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島」ナイター照明に採用
革新的照明システムでエンターテインメント性と光害・環境負荷の大幅削減を両立

岩崎電気は、広島市様による「広島市民球場」の照明設備LED化に際し、照明システムをご採用いただきました。
2025年3月末竣工の新しい照明設備は、選手・観客・周辺住民、さらにはメディア・運営者の目線に立ち、多角的な検討を重ねた最適な球場照明を実現。
プロ野球対応の快適な競技用照明と、4K・8K放送にも適合する照明仕様、光害対策ガイドライン「光環境類型E1」(※1)に準拠、全てを適えた革新的照明システムです。
グラウンドを照らすLED投光器「レディオック フラッド アヴァン 光害対策形」は、プレーヤーの不快なまぶしさ(グレア)を抑える配光性能を備え、光害の原因となる上空や球場周辺への光漏れを効果的にカットしています。
プレーヤーが存分にパフォーマンスを発揮できるよう、グレアを抑えつつボールの視認性を最適化するため、照明手法としてクロスエイミングを採用し、シミュレーションや現地での検証を重ねた革新的照明システムです。照明改修前のHID投光器から高効率のLED投光器へ更新したことにより、照明器具台数は約44%減(648台⇒360台)、消費電力は、約55%削減し(約1036kW⇒約463kW)環境負荷を大幅に削減しています。
さらに、会場を盛り上げ、プレーヤーと観客が一体となって楽しめる多彩な照明演出を可能にするDMX制御を採用。
照明演出に彩りを添えるフルカラーLED投光器「レディオック フラッド フルカラー」と、サーチライトのようなシャープな光が特長のレーザー投光器「ラクシス」も設置され、より一層魅力的な球場演出を実現します。

LED照明システムの主な特長
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漏れ光を抑えつつ効率的にフィールドを照射する「レディオック フラッド アヴァン 光害対策形」を採用
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競技中のまぶしさを低減するクロスエイミング設計
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フィールド照明・空間照明の配分を最適化し、空間全体の照度及び照度均斉度を向上
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4K・8K放送にも対応した「平均演色評価数Ra90」「赤色の特殊演色評価数R9 80」のLEDを使用
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光害・光漏れへの配慮が特に求められる立地環境に対応し、光害対策ガイドライン「光環境類型E1」に準拠
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誘導雷サージによる故障を防ぐ「耐雷サージ電圧15kV(コモンモード)」を搭載
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前面カバーにポリカーボネートを採用。野球ボールが時速130kmで衝突しても耐えうる堅牢な器具設計
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高い省エネルギー性と柔軟な調光機能
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大型ビジョンと照明が連動しスタジアム全体を演出、DMX制御による多彩な演出照明を簡単操作で実現
※1 環境省「光害対策ガイドライン」(令和3年3月改訂版)「光環境類型E1」に準拠する、基準軸より上方15°の実光度を2,500cd以下に設定。光度値は照明器具単体での性能です。

プロ野球球団「広島東洋カープ」ホームグラウンド「MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島」としてお馴染みの広島市民球場は、2009(平成21)年に竣工。
収容定員は33,000人。
市民・県民をはじめとする多くのファンに愛される球場です。
ボールの見え方の検証




球場外への光漏れを大幅カット





主な納入器具
フィールド照明:レディオック フラッド アヴァン 光害対策形 - 360台
保安灯:レディオック フラッド アヴァン150クラス - 55台
演出照明:レディオック フラッド フルカラー - 10台、ラクシス - 4台
照明主制御盤、照明副制御盤、照明副制御装置 ほか

参考:新しい照明設備と演出例の紹介動画
広島市民球場(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島) 光害対策形LED投光器
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