【岐阜県高山市】宇津江四十八滝公園~滝開きで安全祈願~
岐阜県飛騨地方も本格的な春の観光シーズンを迎え、高山市国府町の「宇津江四十八滝(うつえしじゅうはちたき)」では「滝開き」が行われました。
観光シーズンの幕開けを告げる、この時期恒例の滝開きは、今年は4月17日(水)に行われ、上流にある高さ約3メートルの「平滝」の前で関係者約30人がシーズン中の来訪者の安全を祈願しました。
渓谷に整備された自然公園には、落差18メートルの王滝などの名前がついた大小の滝が13あり、1時間ほどで滝めぐりを楽しむことができます。飛騨地方は桜の開花もこれからです。これからの季節は、新緑の滝めぐりのほか、「クリンソウ」や「ササユリ」など季節の花々を、また秋には紅葉と1年を通じてお楽しみいただけます。
散策のあとは、近隣の日帰り温泉施設「しぶきの湯遊湯館」で疲れた身体を癒すのもおススメです。
宇津江四十八滝公園
全国自然100選地、岐阜県名水50選地に選定された約800へクタールの県立自然公園で、渓谷沿いには大小無数の滝があり、総称して宇津江四十八滝といいます。急峻な谷あいを数々の滝が水煙をあげて落下するさまが四季折々楽しめます。
名づけられた13の滝のなかでも「王滝」は高さが18.8メートルもあり、訪れる人を魅惑します。滝の頂上にある上平滝までは約880メートルあり、園内は歩きやすいよう石畳等が整備されており、所要時間は約1時間です。
標高900mの渓谷内は、ブナ、ナラ、クルミ等の大木が茂り、貴重な山野草も見られ自然観察が楽しめます。公園内はキノコ・植物・魚類の採取は禁止、園内の清掃協力金にご理解とご協力をお願いします。滝の登り口では、レストハウスで食事も可能です。杖の貸し出し(無料)もあります。散策にはスニーカーなど歩きやすい靴をお勧めします。ログハウスやバンガローのキャンプ場や春には花の森山野草花園が併設されており、様々な景色をご覧いただけます。
国府地域について
国府地域は、高山市の北部に位置し、歴史、民俗、自然などの日本の原風景が色濃く残る、ぬくもりと懐かしさに満ちた郷です。日本最古の回転式輪蔵を収めた飛騨地方唯一の国宝建造物「安国寺経蔵」などの文化財や、大小13の滝が連なる渓谷美の「宇津江四十八滝」、神社の祭礼時に奉納される「金蔵獅子」などの魅力的な地域資源が数多くある地域です。
【本件に関するお問い合わせ】
高山市役所国府支所基盤産業課
住所:〒509-4192
岐阜県高山市国府町広瀬町880番地1
電話:0577-72-3111
FAX:0577-72-3851
メールアドレス:kokufu.kibansangyou@city.takayama.lg.jp
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