『新たなる自分との出逢い』小規模デイサービス だんらんの家(埼玉県 久喜市)
介護未経験の自分に管理者が務まるのか…、そんなプレッシャーと奮闘しながら、稼働率・利益率・サービス品質・定着率まで全分野で高評価を得る『超優良事業所』へ成長した、埼玉県久喜市栗橋事業所のストーリーです
日本介護事業株式会社(本社:東京都墨田区/以下、日本介護事業)は、フランチャイズブランド「だんらんの家」の広報誌『だんらん日和』7月号を発刊しました。
今号の特集では、2014年に開業し12年目を迎えた栗橋事業所をご紹介。生活相談員の村上さん(母)と、管理者の高橋さん(長女)は親子であり、お2人とも高齢者介護は未経験でのスタートでした。


初めは送迎職員だった
村上相談員が「だんらんの家」に入職したのは5年前のことです。当時管理者を務めていた娘(次女)から、送迎の手伝いを頼まれたことがきっかけでした。半年ほど送迎職員として勤務していくうちに、イベントの相談を受けたり、利用者様の見守りを任されるようになり、気が付けば介護業務を担いそのまま社員として働くようになっていたといいます。
村上相談員の入職から2年後、当時の管理者(次女)が妊娠し産休に入ることになり、後任として声がかかったのが長女の高橋管理者でした。それまで薬局で医療事務の仕事をされていた高橋管理者は、「事務作業は嫌いじゃなかったので、管理業務なら…」と思う反面、介護のお仕事はまったくの初めてです。いざ現場に出てみると想像と違うことも多く、「本当に自分が引き受けて良かったのか……この事業所を潰すことにならないか」。そんなプレッシャーに、日々押しつぶされそうになっていたと当時の心境を語ってくださいました。
利用者様との関わりの中で見えた、新たな自分
高橋管理者は、この仕事を通じてデイサービスのイメージが大きく変わったといいます。習い事のような感覚で通ってくださる利用者様も多く、楽しみを提供できる場所であることに魅力を感じるようになったそうです。
事業所では生活リハビリを毎日行っており、ご家族様から「母が自宅でも自ら洗濯物畳みをやるようになった」と連絡をいただいたり、利用者様が職員の名前を覚えてくださるようになったりと、嬉しい変化を日々感じているといいます。要介護となってからでも、できることが増えていく姿に、感動を覚えたそうです。
また、利用者様と接するうちに、自分自身の新たな一面にも気づかされたと振り返ります。人と関わることが苦手だと思っていたものの、実は情が湧きやすく、フロアでは自然と元気な声で振る舞っている自分に驚いたといいます。職員や利用者様に温かく受け入れられる中で、自然と新たな自分が引き出されていったと感じており、管理者として数字を達成したいという負けず嫌いな一面にも気づかされたといいます。
前任の管理者である妹について、偉大な存在だったと語る高橋管理者。周りが比べなくても、自分自身で比べてしまうことはあり、だからこそ「自分自身で満足できる自分になりたい」と話してくれました。
一方、村上相談員は、この仕事に「やりがいしかない」と語ります。利用者様と接する中で、どんなアプローチをすれば心を開いてくださるのかを考えたり、イベントを考案したりと、次々とやりたいことが増えていったそうです。
毎月1回、季節のパン作り教室や米麹を使ったお料理教室を開催したり、裁縫道具を使わずに本格的な手芸作品を作る企画を考えたりと活躍されています。どうせ働くなら、プラスアルファの役割を持って取り組みたいという思いがあるといいます。
今は毎日がとても充実していて楽しく、ここに来てから人生が好転していると感じることもあるそうです。仕事を通じて、自分自身の心が満たされていると話してくれました。
職員との向き合い方、そして利用者様家族への寄り添い
高橋管理者は、職員を大切にすることを常に心がけているといいます。何か報告を受けた際には「了解」で済ませるのではなく、きちんと感謝の言葉を伝えるようにしているそうです。また、疑問に感じたことがあれば、自分の中で勝手に解釈せず、詳しく聞くようにしているといいます。普段から職員との距離が近い分、些細なことを疎かにしないよう意識しているそうです。
午後は事務所業務に上がることも多いという高橋管理者。その分、現場に出ている時間は、重介助や負担の大きい業務を自ら率先して担うように意識しているといいます。現場の大変さを理解している管理者であり続けたい、そしてこのメンバーでずっと働き続けたいという思いがあるそうです。顔馴染みの職員が長く在籍していることは、利用者様にとっても安心につながると考えています。職員へ感謝の言葉を伝えることはもちろんですが、事業所が表彰されるなど目に見える形で評価を得ることや、待遇として還元されていくこと、そして数字を作っていくこと自体が、パートさんたちへの恩返しになると考えているそうです。
一方、村上相談員が大切にしているのは、家族様の言葉に丁寧に耳を傾けることだといいます。職員にとっては日常的な業務であっても、家族様やご本人様にとっては「初めて向き合う悩み」であることが多いそうです。例えば排泄介助やパッドの交換は、職員にとって当たり前の業務であっても、家族様にとっては大きな戸惑いを伴う出来事であり、ご本人様も複雑な心境の中、しばらく誰にも相談できずにいることがあるといいます。そのため、相談を受ける際には「慣れ」の態度を見せず、その方にとって初めての悩みを、初めて聞く姿勢で受け止めることを心掛けているそうです。利用者様も家族様も、最初からすべてを話してくれるわけではないため、打ち明けてくださった時には、より丁寧に向き合っていきたいと話してくれました。
仕事で得られる やりがいが日々の暮らしを豊かにしていく
「やっぱり、私は人に必要とされていたいんだと実感したんです」と話す高橋管理者。村上相談員もまた、心が満たされ、私生活も含めて人生が好転したと語ります。
仕事を通じて、自身の苦手を乗り越えたり、思いがけない才能を発揮したりと、これまで知らなかった新たな自分に出逢っていく。職員一人ひとりの成長が事業所の発展へとつながり、仕事で得られるやりがいが日々の暮らしにもハリを与えていきます。
栗橋事業所は、これからも、働く人にとってかけがえのない居場所であり続けることでしょう。
今月の開業紹介|全国2事業所が新たにスタート
「だんらんの家」は今月も全国各地で新たな仲間が加わりました。それぞれの想いをもって開業した2つの事業所をご紹介します。
■だんらんの家 松本(長野県松本市)/株式会社ハートフェルトケア 資格を活かして独立
28年間看護師として病院で勤めてきました。退院していく高齢者の、その先の生活を支援したい
『行き場のない方々を受け入れていきたい』そんな想いから、開所を決意しました。
■だんらんの家 いのう(愛知県名古屋市)/創心精機株式会社 異業種から多角化
『だんらん日和』が届けたいもの
全国に広がる「だんらんの家」には、それぞれの地域で、それぞれの想いを持って介護と向き合うオーナーや職員がいます。
華やかな実績だけでなく、日々の小さな工夫、利用者様との忘れられない一瞬、スタッフへの深い眼差し──。そうした「現場のリアル」こそが、介護の仕事の本当の価値だと、私たちは信じています。
月刊広報誌『だんらん日和』は、全国のだんらんの家から届く「人と人が交わる瞬間の温かさ」を、加盟事業所の皆様・現場で働く職員の皆様・そしてこれからだんらんの家で働くことを考えている皆様へ、毎月お届けしています。
あなたの隣の事業所が、今日もどんな笑顔を生んでいるか。ぜひ、ページをめくってみてください。
「だんらんの家」とは
「だんらんの家」は、日本介護事業株式会社が運営するデイサービス専門のフランチャイズブランドです。「生きる力を育む介護」を理念に掲げ、利用者様が自分らしい生活を続けられるよう、全国の加盟事業所が地域に根ざしたサービスを提供しています。
月刊広報誌『だんらん日和』は、加盟事業所の取り組みや開業事例を広く発信し、フランチャイズ全体の連帯感と情報共有を促進することを目的として発行しています。

【日本介護事業株式会社】
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