AIとリハビリは、共存できるか? 突然、失語症となったITマーケター石渡達也氏と考える、言語リハビリの課題と解決策とは
株式会社イー・ウーマン(本社:東京都港区、代表取締役社長:佐々木かをり)が運営する「ダイバーシティ円卓会議」では、2025年5月に「AI×リハビリ」を議論。多様な視点が集まりました。

▼言語リハビリの圧倒的な人手不足を痛感し、支援アプリの開発に挑戦
働く人の多様な視点が集まる「ダイバーシティ円卓会議」。No.3775の会議テーマは、「もし突然、言葉が出なくなったら。考えたことありますか?」。議長に、言語リハビリアプリの開発を進める石渡達也氏(ことばの天使株式会社「Speech Link」プロジェクトマネージャー他)を迎え、2025年5月9日(金)から30日(金)まで、4回にわたり議論を行いました。
【1日目】IT業界でキャリアを積んでいた45歳で倒れ、失語症に
毎日のようにプレゼンテーションを行い、話すことが当たり前だった日常から一変、脳出血で倒れて失語症となった石渡氏。
誰にでも起こりうる、「コーヒー1杯を注文するのにも苦労する」という日常を、まずは「考えたことありますか?」というテーマの問いかけでスタート。
https://www.ewoman.jp/entaku/info/id/3775/times/1
【2日目】7割が「考えたことがない」。不安は「社会との断絶」
「失業による社会からの孤立」「家族の心を傷つけるのでは」「自分との対話すら失うのでは」など、言葉を失った壮絶な日常を想像し、多数の投稿が。
石渡氏は「そうした“話せない人”への支援は、社会に十分に届いているか」と、さらに議論を展開。
https://www.ewoman.jp/entaku/info/id/3775/times/2
【3日目】言語聴覚士の不足を、テクノロジーで解決できないか
50万人以上といわれる失語症当事者に対し、リハビリを支援する言語聴覚士は3万人という現実に、「理学療法士や作業療法士と比べて少な過ぎる」という声も。
このような課題を解決するために石渡氏が開発するアプリ「スピーチリンク」を紹介、議論は「AIとリハビリが組む時代」へ。
https://www.ewoman.jp/entaku/info/id/3775/times/3
【4日目】AIとリハビリは、共存できる? 導入には慎重な意見も
「AI活用に期待」「それこそAIの正しい使い方」という肯定的な意見が多数届くなか、「AIは差別の構造を学ぶ」という、導入に慎重さを求める投稿も。
石渡氏は課題を取り上げながら、「AIは人間の代わりではないが、人間の力を拡張し、寄り添い、支えることはできる」とコメント。今後の可能性を語り、示唆に富んだ1カ月の議論が完了。
https://www.ewoman.jp/entaku/info/id/3775/times/4
◆石渡達也氏のプロフィール
https://ewoman.jp/entaku/profile/id/123
2000年にスタート。議論したテーマは、3700以上!
働く人の多様な視点が集まる「ダイバーシティ円卓会議」
イー・ウーマンが運営する「ダイバーシティ円卓会議」は、政治、経済、健康、教育など幅広いテーマについて、多様な視点のデータベース構築をしていくオンラインのプラットフォームです。
投稿ルールは「I statement」(アイ・ステイトメント)。「みんな言っています」「女性は~~ですよね」などという総論ではなく、自分を主語にして、自らの体験に絞って発言します。
この発言スキルは、ダイバーシティ経営の第一人者である佐々木かをりが定義する「多様な一人ひとりの力を合わせて、より良い成果を作る」というダイバーシティ社会の人財育成につながっています。
「ダイバーシティ円卓会議」についてのお問い合わせ:press@ewoman.co.jp
▼企業や学校のインクルージョン研修に。投稿ルールの「I statement」は研修にもご活用いただけます
専門家が議長となって問いかけ、登録した働く女性、男性等が「I statement」で自分の視点・体験を投稿、4週にわたってさまざまな視点を持ち寄り議論する「ダイバーシティ円卓会議」。一つのテーマでも多様な見方があることを知り、後日にどのテーマを読んでも考え方の選択肢が見つけられるよう設計されており、ダイバーシティ人財が育つ場としても活用されています。
インクルーシブ研修等にも活用できますので、ぜひご相談ください。
イー・ウーマンピアからは、「仕事でも姿勢が変わった」など喜びのコメント
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000041.000006921.html
【会社概要】
会社名:株式会社イー・ウーマン https://www.ewoman.jp/
所在地:東京都港区南青山2-4-16
お問い合わせ:press@ewoman.co.jp
代表者:佐々木 かをり
設立:2000年3月27日
事業内容:ダイバーシティコンサルティング事業、 カンファレンス事業、 物販/プログラム提供
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