若い医師ほどIT導入に積極的、地方ほどオンライン診療が普及
全国の開業医に対し、デジタル化への対応状況を調査
その結果、若い院長のほうがITの導入に積極的であること、また大都市圏に比べて地方のほうがオンライン診療に対応できていることが明らかとなりました。
若い院長ほどIT導入に積極的
全体ではオンライン診療の導入率は19.7%、WEB予約システムも23.4%にとどまっていました。一方で電子カルテに関しては全体で61.8%が導入済みとなっています。
しかし年代別では、かなりの温度差があることが明らかとなっています。オンライン診療では60代以上が19.6%、50代が15.6%である一方、40代以下は27.0%。WEB予約システムも60代14.5%、50代25.7%に対し、40代以下では44.4%となっています。また電子カルテは年代別に見ると60代以上が44.1%、50代が73.4%なのに対し、40代以下は92.1%にも達しています。若い世代ほどITの導入に熱心である実態が浮き彫りとなっています。
電子カルテの導入も年代別で差がある
大都市圏よりも地方でオンライン診療が普及
大都市圏(東京・埼玉・千葉・神奈川・大阪・京都・愛知・兵庫・福岡の各都府県)と、それ以外の地域で見ると、上図の通りとなりました。電子カルテとWEB予約システムは大都市圏と地方で有意な差が見られません。ですがオンライン診療に関しては大都市圏が18.0%なのに対し、地方は23.6%と5ポイント以上の差がついています。
「自宅の近隣にクリニックがない」といった地方の置かれた現状と大都市圏での医療環境の差が浮き彫りとなった格好です。
調査方法
・調査期間:2023年3月〜2024年1月末
・回答数:351人
・対象:全国の開業医
・調査方法:インターネット調査(医師専用コミュニティサイト「MedPeer」によるパネル調査)。インターネット調査後に複数のクリニックにインタビューなどの定性調査を実施。
「ドクターズ・ファイル」とは
「ドクターズ・ファイル」は、身体の症状・悩みに合わせ、全国のクリニック・病院、ドクターの情報を調べることができる地域医療情報サイトです。診療科目、地域、沿線・駅、診療時間、医院の特徴といった情報からだけではなく、気になる症状、病名、検査名などからも、最適なクリニック・病院、ドクターを探すことができます。「ドクターズ・ファイル」では全国のドクターの想いを編集部が直接取材し、診療方針や医療の道を志したきっかけ、専門としている治療や検査などを紹介しています。クリニック・病院の総取材数は2万5000件以上にのぼる、日本最大級のクリニック情報サイトです。https://doctorsfile.jp/
会社概要
株式会社ギミック
代表取締役社長 兼 社長執行役員 CEO:横嶋 大輔
本社:東京都渋谷区南平台町2-17
代表の横嶋大輔が株式会社リクルートフロムエー(現・株式会社リクルート)入社後、商品企画部長、営業企画部長を歴任した後、2003年に社内独立制度を利用し、起業。クリニックのDX化によって、最も身近な地域の医療サービスの向上に貢献し、新医療文化の創造を目指しています。地域医療情報サイト「ドクターズ・ファイル」をはじめ、クリニック専用の情報共有アプリ「メディパシー」、クリニック・医療機関に特化した人材マネジメントシステム「ドクターズ・ファイル クリニコ」、医療機関従事者向け求人メディア「ドクターズ・ファイル ジョブズ」などを展開。
ドクターズ・ファイル: https://doctorsfile.jp/
メディパシー: https://medipathy.doctorsfile.jp/
ドクターズ・ファイル クリニコ: https://clinico.doctorsfile.jp/
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