気候変動ファイナンス・リーダーシップ・イニシアチブと欧州開発金融機関、新興市場における気候変動ファイナンスの促進で連携

気候変動ファイナンスの加速と拡大に関するCFLIの報告書に基づき、ブルームバーグ・グローバル・ビジネス・フォーラムにて提携を発表

【ニューヨーク2019年9月25日】―気候変動ファイナンス・リーダーシップ・イニシアチブ(CFLI)と欧州開発金融機関(EDFI)は本日、新興市場における気候変動ファイナンスのギャップを埋める上で不可欠な官民連携を促進するためのパートナーシップを発表しました。EDFIとCFLIの加盟組織は今後、新興国およびフロンティア市場における民間部門によるファイナンスと投資に関して、プロジェクトパイプラインの構築、リスク管理、機会の拡大に取り組んでいきます。
CFLIの加盟組織には、プロジェクトデベロッパー、銀行、保険会社、資産運用会社、アセットオーナーを含む、投資チェーンにおける世界最大規模の7組織が名を連ねています。EDFIには、欧州を本拠とする国際開発金融機関15社が加盟しており、新興国およびフロンティア市場を対象としたインパクト投資として総額500億ドル以上のポートフォリオを共同運用しています。

ブルームバーグLPのグローバル公共政策副会長で創業者兼会長付特別顧問を務めるメアリー・シャピロは次のように述べています。「新興市場における気候変動ファイナンスのギャップを埋めるという重要問題に対処する上で一つ明確なのは、いかなる組織も単独では成しえないということです。このような官民連携を通じてこそ、パリ協定で掲げた目標の達成に向けて前進することができるのです。EDFIの加盟機関は新興市場における投資で豊富な成功実績があります。彼らの知見とCFLIが持つ民間部門における規模と専門知識の結集を楽しみにしています。」

EDFIのセーレン・ピーター・アンドレアセンCEOは次のように述べています。「新興国およびフロンティア市場における気候変動ファイナンスは、現在絶好のビジネスチャンスと投資機会が見込まれる分野の一つです。こうした機会をそれなりの規模で獲得するには、より多くの民間組織を動員する必要があります。それが、急成長中の経済が低炭素の未来に持続可能な形で移行できる唯一の方法です。CFLIに加盟する金融機関は、その実現において重要な役割を担っています。EDFIは、共同投資、リスク共有ツール、政策対話、経験の共有といった点でCFLIと協力できることを楽しみにしています。今回のパートナーシップは、目に前に広がる大きな機会についての、他の民間投資家への強力なメッセージにもなるでしょう。」

サステイナブル・エナジー・フォ・オールの最高経営責任者、およびサステイナブル・エナジー・フォ・オール国連事務総長・特別代表のレイチェル・ケイトは次のように述べています。「官民パートナーシップは、低炭素の未来を切り開く鍵です。CFLIとEDFIの提携は、気候資金の動員における重要な前進を表すだけでなく、気候変動への取り組みにおける協力の重要性も強調しています。」

今回の連携は、CFLIが先日発表した報告書「低炭素未来の資金調達(Financing the Low-Carbon Future)」で提示されたソリューションに対応したものです。同報告書は、気候変動ファイナンスを加速させるために必要なアクションについて、民間部門の視点を示しています。

連携の一環として、CFLIとEDFIの加盟組織は以下の点において協力して取り組んでいく予定です。
  • 案件ごとまたはプールされた投資手段を通じた低炭素機会の創出や構築、および共同出資
  • ストラクチャード・ファイナンスやポートフォリオ投資ソリューションを開発し、機関投資家のニーズに対応するとともに、デベロッパー向けの効率的な資金調達手段の拡大につなげる
  • 譲与的条件融資出資者から提供されるファースト・ロス・カバー等、リスク低減につながるツールの特定と導入
  • 民間資金を呼び込む環境の整備を目的とした政策努力への支援と、可能な限り共同プロジェクトを活用することで政策基準の健全性を強調する
今回の連携の基盤には、新興市場における貸し手と投資家の経験に基づいてCFLIが新たに策定した一連のInvestment Readiness Guidelines(投資受け入れガイドライン)があります。ガイドラインでは、新興市場での低炭素社会に向けた投資や融資、特に再生可能エネルギーの生成と伝送に関する投資を行う上で多くの投資家が検討する基本的要素を特定しています。ガイドラインは、CFLIとEDFIが政府や譲許的出資者といった外部ステークホルダーとの対話や関与を促進し、検討中の問題に関する健全な政策基準を推進するために使用されます。

CFLIはまた、この投資受け入れガイドラインを活用して各国の政策リーダーや主要金融機関の代表者を集め、CFLI報告書が提示するソリューションへの民間部門の関与を促進することも計画しています。こうした会合は2020年を通じて開催され、政策当局と公共および民間部門の金融機関による連携を目指します。会合の目的は、パリ協定で掲げた目標を達成するために、低炭素に関する投資機会の規模拡大を促進することです。さらに、CFLIに加盟する金融機関は2025年にかけて、新興市場が低炭素社会への移行を実現するための気候変動ファイナンスおよび投資として、総額200億ドルを準備する計画です。

CFLIおよびEDFIの共同イニシアチブに関する詳細は、こちら(https://www.bloomberg.com/cfli/?utm_medium=dotcom&utm_campaign=mktg&utm_source=Annoucement&utm_content=CFLIAnnouncement&mpam=21297)をご覧ください。

EDFIについて
欧州開発金融機関(EDFI)は国際開発金融機関15機関が加盟する団体であり、新興国およびフロンティア市場の民間部門に対し、雇用創出、成長促進、貧困撲滅、気候変動を目的とした投資の促進を行っています。1992年の設立以来、EDFI加盟機関が投資を行ったプロジェクトは合計で約1万5,000件に上り、現在は100カ国以上で、金融サービス、クリーンエネルギー、産業およびその他さまざまな分野において総額500億ドル相当の投資ポートフォリオを運用しており、これらのポートフォリオの大半は気候変動ファイナンスです。EDFIの取り組みの中で加盟組織間およびEU機関との資金協力は重要な部分であり、そのため、EDFIはEDFI Management Companyをはじめ、資金協力を目的とした金融ファシリティを創設しています。詳細は、www.edfi.euをご覧ください。

CFLIについて
気候変動ファイナンス・リーダーシップ・イニシアチブ(The Climate Finance Leadership Initiative 、CFLI)は、気候変動ソリューション提供を目的に、民間資本の動員と規模の拡大を実現すべく先導企業が結集しました。アントニオ・グテーレス国連事務総長の要請を受け、マイケル・R・ブルームバーグが、CFLIを設立。 CFLIのメンバーには、アリアンツ・グローバル・インベスターズ、AXA、ブルームバーグ、エネル、ゴールドマン・サックス、日本の年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)、HSBC、およびマッコーリーが含まれます。 詳細については、こちら(https://www.bloomberg.com/cfli/?utm_medium=dotcom&utm_campaign=mktg&utm_source=Annoucement&utm_content=CFLIAnnouncement&mpam=21297)をご覧ください。

ブルームバーグについて
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