京急空港線羽田空港第3ターミナル駅でエスカレーターサイネージの実証実験を実施
東芝エレベータ株式会社(代表取締役社長:鈴木正広 本社:神奈川県川崎市)は、京急空港線羽田空港第3ターミナル駅のエスカレーターにサイネージを設置し、視認性、施工性、安全性等を検証する実証実験を9月1日~9月30日までの期間実施いたします。
当社は、デジタルサイネージメーカーFASTECX社(代表取締役社長:鈴木聡 本社:東京都)とエスカレーター周辺に設置するエスカレーターサイネージを共同開発してきました。今回、京浜急行電鉄株式会社(取締役社長:川俣幸宏 本社:神奈川県横浜市)に協力いただき、当社製エスカレーターが設置されている羽田空港第3ターミナル駅で実証実験を行います。
各種サイネージは、利用者が見やすいよう、テキスト・静止画・アニメーションを組み合わせたコンテンツを、エスカレーターの速度に合わせて投影できます。注意喚起など、安全利用に関するコンテンツを表示できるほか、フロア案内などの施設情報、広告・宣伝にも活用可能です。任意のコンテンツを設定することで、イベントや季節に合わせた情報をタイムリーに表示できます。
今回の実証実験では、サイネージの明るさ、設置位置、見た目の印象などの視認性、作業工数や配線ルート等の施工性を確認します。また、エスカレーターサイネージに表示されるコンテンツが、利用者の安全意識にどのような影響を与えるか、Webアンケート調査を実施し検証します。さらに、利用者のエスカレーターサイネージ設置前と設置中のエスノグラフィー調査(行動観察調査)も併せて実施する予定です。なお、実証実験の結果は今後の商品開発に反映させ、2025年の商品化を目指します。
(Webアンケート実施期間:9月1日~10月4日予定)
(エスノグラフィー調査:8月~10月の間の数日間予定)
エスカレーターサイネージは羽田空港第3ターミナル駅1番線の上りエスカレーターに設置します。2階到着ロビー向けと3階出発ロビー向けの2基が対象となり、エスカレーターのデッキボードと、上下乗降口の欄干パネルに設置します。全長30m(2階到着ロビー向け)および50m(3階出発ロビー向け)のデッキボード部分にはストレートサイネージを、乗降口の欄干パネルにはシングルサイネージを設置します。
当社は、東芝が掲げるデータサービス事業の拡大と利用者の更なる利便性、安全性の向上、そして快適な移動空間の提供を目指し、社会インフラのライフラインを担う企業として価値を創造し、社会に貢献していきます。
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