外来生物は本当に悪者なのか? 人間の都合でつれてこられた外来生物の「言い分」をきく、異色の児童書を発売

上野動物園元園長が監修。外来生物から48種を選び、人間によって持ちこまれたのに「悪者」とされている不満を、生物自身が「言い分」としてコミカルに語る、異色の児童書を発売します。

株式会社偕成社(出版社 本社:東京都新宿区 代表取締役社長:今村正樹)は、上野動物園元園長・小宮輝之さんが監修する児童書『つれてこられただけなのに 外来生物の言い分をきく』を7月8日に刊行します。

 

本書は、外来生物から48種を選び、人間によって持ちこまれたのに「悪者」とされている不満を、生物自身が「言い分」としてコミカルに語り、日本に持ちこまれた経緯とその後の状況、増えた理由についても解説する本。外来生物側の目線で外来生物を解説する、異色の児童書です。

今、池の水を抜く「かいぼり」が流行しています。 テレビや新聞でもとりあげられ、在来種と外来種に仕分けられる様子が映ります。 外来生物は、在来種の存続を脅かすことが多いため、悪者扱いされがちです。そのため、 大人も子どもも、血まなこで外来生物をさがし、捕らえては歓声をあげますが ……それは正しいのでしょうか?

外来生物は、実は、ほとんどが、食用、観賞用、害獣退治など、人間の勝手な都合でつれてこられたものです。確かに日本の自然と生物多様性を脅かすものも多いですが、一方で「帰化動物」「帰化植物」と呼ばれ、日本人と長い間、くらしをともにしてきた生き物もいます。

外来生物も、在来生物と同じ一つの命。外来生物たちの言い分にもぜひ耳を傾けてほしい。本書は、そのような思いから企画されました。

人間の世界にも多様性を受け入れる文化が広がりつつあります。その過程で大事なことは、まずは「知ること」。外来生物というカテゴリで一方的にはねつけるのではなく、彼らのことをまずは「知り」、日本に暮らす生物の多様性にも目をむけてみませんか?

 
  • 書籍概要

【著者紹介】
監修:小宮輝之
1947年、東京都生まれ。1972年、多摩動物公園の飼育係に就職。上野動物園、井の頭自然文化園の飼育係長、多摩動物公園、上野動物園の飼育課長を経て、2004年から2011年まで上野動物園園長を務める。著書に『日本の家畜・家禽』『ほんとのおおきさ・てがたあしがた図鑑』『くらべてわかる哺乳類』『哺乳類の足型・足跡ハンドブック』『鳥の足型・足跡ハンドブック』『ZOOっとたのしー!動物園』『べんりなしっぽ!ふしぎなしっぽ!』『シマウマのしまはサカナのほね』『動物園ではたらく』『だれの手がた・足がた?』などがある。

構成・文:有沢重雄
高知県生まれ。出版社、編集プロダクションを経て独立。自然科学分野を中心にライティング、編集に携わる。著書に『自由研究図鑑』『校庭のざっ草』(福音館書店)、『せんせい!これなあに?(全6 巻)』『だれの手がた・足がた?』(ともに偕成社)、『花と葉で見わける野草』(小学館)、絵本『どうしてそんなかお?』全3 巻(アリス館)、図鑑『生き物対決スタジアム』全4 巻(旬報社)などがある。

絵:今井桂三(いまい・けいぞう)
動物画家。1975 年より、図鑑のさし絵を手がける。正確で迫力のある細密画には定評がある。

絵:むらもとちひろ
日本図書設計家協会会員。広告・装画を中心に活動中。動物・植物のほか、食べ物の絵が得意。

絵:ウエタケヨーコ
多摩美術大学卒業。印刷会社のデザイナーを経て、2013 年よりフリーのイラストレーター。

絵:サトウマサノリ
武蔵野美術大学卒業。企業等でキャラクター制作を経て、絵本づくりと立体デザインをしている。

【書籍詳細】

書名:つれてこられただけなのに  外来生物の言い分をきく
監修:小宮輝之

構成・文:有沢重雄
絵: 今井桂三、むらもとちひろ、ウエタケヨーコ、サトウマサノリ
定価:1,000円 + 税
対象:小学校中学年から
サイズ:19cm×13cm
ページ数:119ページ
ISBN コード:978-4-03-528590-8
発売:2020年7月8日
◎偕成社HP書誌情報:https://www.kaiseisha.co.jp/books/9784035285908

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