天皇ご一家を見つめ続けて59年、「皇室アルバム」放送3000回。平成最後の夏に特別番組を放送。
昭和39年(1964年)のメキシコ訪問時のカラー映像がデジタルリマスター版で鮮やかに甦る。
昭和天皇の時代から皇室ご一家を記録し続けて来た番組には、皇室行事やご公務だけでなく、家族としてのご一家の映像がたくさん残されている。番組では放送3000回の節目にあたり、膨大な映像の中から、昭和から平成へ天皇陛下が過ごされた日々をご一家の夏の映像を中心にテーマごとに振り返りつつ、幼稚園からのご学友のインタビューを交え、陛下の思いにも迫ってゆく。
昭和40年(1965年)、軽井沢にて。陛下と皇太子さま。
また、海外では日本ではあまり目にしないシーンが撮影されている。今回、当時映画用のカラーフィルムで撮影されていた昭和39年(1964年)のメキシコ訪問時の映像をデジタルリマスター化。モノクロでしか放送されなかった当時の歓迎ぶりが貴重なカラー映像で甦る。このほか、今は撮影がかなわず、なかなか目にすることがない「食事シーン」さらに「運転シーン」など番組ならではのユニークな映像も紹介する。
今年3月、沖縄を訪問された天皇皇后両陛下。
この番組にしか語れない、ご家族の物語を平成最後の夏にお届けする。
<堀素子プロデューサー(MBS)のコメント>※訂正済み分です。
ご成婚の年に放送が始まって59年。「皇室アルバム」は、天皇ご一家の家族としての歴史そのものです。
長年の友人が「執念のような気持ちを抱かれていた」と語るほど強い信念で、皇室では異例だった家族と共に暮らす生活を選び取られた天皇陛下。番組のフィルムに刻まれている夏のご静養も、ひとつひとつに意味があり、慣習や前例に流されずにお考えを貫かれたことがわかります。
3000回を迎えるにあたり、過去の映像をあらためて振り返ると、お食事のシーンや海水浴など、今では絶対ムリだという映像もふんだんにあり、昔は皇室ご一家とカメラとの距離が、ずいぶん近かったんだなあと実感します。
放送は、家族が揃うお盆休み。番組ならではの貴重な秘蔵映像から、皇室ご一家をより近く感じていただくとともに、視聴者の皆さんの家族との思い出や絆についても考えるきっかけにしていただけたら幸いです。
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