アークエッジ・スペース、セーレン社と超小型人工衛星多数機製造に向けた連携強化に関する覚書締結
~コンステレーション事業加速へ~
超小型衛星コンステレーションの企画・設計から量産化、運用まで総合的なソリューション提供を行う株式会社アークエッジ・スペース(本社:東京都江東区、代表取締役 CEO :福代孝良、以下「アークエッジ・スペース」)は、セーレン株式会社(福井本社:福井県福井市、東京本社:東京都港区南青山/代表取締役会長 川田達男、以下「セーレン」)と、アークエッジ・スペースがコンステレーション運用を見据えて進める超小型人工衛星の多数機製造に向けた連携強化に関する覚書を締結したことをお知らせします。
アークエッジ・スペースはこれまでに6機の超小型人工衛星の製造をセーレンに発注しており、これらはすべて、運用終了を迎えた衛星を含めて順調に運用されています。
この経験を通じて、超小型人工衛星の設計・製造・試験に関するノウハウを蓄積しており、今回の新たな連携でもこれらの知見を最大限に活用します。
なお、これまでの超小型人工衛星製造の一部は、2021年度に経済産業省の支援を受けて採択された後、2023年度以降はNEDO(国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)の「宇宙産業技術情報基盤整備研究開発事業(超小型衛星の汎用バスの開発・実証支援)/迅速かつ効率的な多種類複数機生産を実現する6U標準汎用バスとその生産・運用システムの開発・実証」に拠るものです。

多数機製造への挑戦と狙い
今回の覚書では、アークエッジ・スペースが現在主に取り組む6U衛星について、これまでを大きく上回る多数機製造体制に挑戦します。
これにより、単機あたりのコストメリットの追求、発注から納品まで半年以上を要する長納期品の確保による製造工程全体の短納期化といった新たな課題にも取り組み、よりスケーラブルな衛星製造体制の確立を目指します。同時に前述の6機の実績を活用し、更なる効率化・高度化・低価格化等を含めた、市場競争力獲得 に向けた検討を行います。
アークエッジ・スペースは、これまでに3U・6U併せて15機の超小型人工衛星の設計・開発・製造・運用を行い、その知見を活用して複数の自社ミッションを展開しています。今後はコンステレーション運用を見据えた量産体制構築を進め、さらなるサービス拡大を目指します。
セーレンは、創業から130年以上のモノづくりに関する高い品質と実績を誇り、非宇宙産業の技術力を宇宙産業に展開しています。これまでにもアークエッジ・スペースの人工衛星を製造してきた経験・実績を元に、多数機製造という次のフェーズに宇宙産業のモノづくりを進化させます。
両社は、効率的かつ高信頼な製造プロセスの確立を通じて、コンステレーション運用を見据えた量産フェーズへの移行を加速させます。

■セーレン株式会社について
セーレンは、創業1889年。原糸製造から、織編、加工、縫製までの繊維一貫生産機能を有する総合繊維メーカーです。蓄積された繊維技術を核とし、車輌資材、アパレル、エレクトロニクス、環境・生活資材、メディカルの5つの事業領域にわたり、多彩かつ高付加価値な企業活動を展開しております。その中で現在、「未知の可能性への挑戦!」とし、次世代に繋がるシーズの一つとして、「宇宙・衛星関連事業」を位置づけております。高い付加価値の創造と企業価値の向上、さらには企業の社会的責任を果たす「21世紀型企業への変革」を目指しています。
創業 :1889年 設立:1923年
所在地:福井県福井市毛矢1-10-1
代表者:代表取締役会長 最高経営責任者 川田達男
■株式会社アークエッジ・スペースについて
アークエッジ・スペースは、超小型衛星コンステレーションの企画・設計から量産化、運用まで総合的なソリューション提供を行う宇宙スタートアップ企業です。
“衛星を通じて、人々により安全で豊かな未来を”実現することを目指し、今後は地球観測、船舶向け衛星通信(衛星VDES)、光通信、低軌道衛星測位等に対応した超小型衛星コンステレーションの構築を実現するとともに、月面活動にむけた衛星インフラ構築や深宇宙探査など、多様なミッションニーズに対応する宇宙の開発利用を推進します。
本社所在地 :東京都江東区有明一丁目3番33号ドーム有明ヘッドクォーター3階
代表取締役CEO :福代 孝良(ふくよ たかよし)
設立 :2018年7月
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