島人医師がリアルを語る「離島医療会議」3/8海士町+オンラインでハイブリッド開催!医師・コメディカル・関心者大歓迎(参加無料)

海士町から隠岐島前3町村に広がった「離島医療会議」。今年は3月8日(土)に開催!離島医療に携わる医師、看護師、保健士らが登壇し、地域医療のリアルと未来を語ります。

海士町役場

離島のいまを知り、地域医療の極地である「離島医療」の可能性や、関わる意義を語り合いながら、未来をつくる「離島医療会議」が3月8日(土)に開催します(参加無料/要登録)。

本イベントは、島前三町村(西ノ島町、知夫村、海士町)・アンター株式会社・株式会社風と土と・認定NPO法人離島経済新聞社による共催イベントとなります。

今年は離島へき地医療に携わって30年以上のエキスパートや、注目の若手医師、DX診療を実践する医師、離島の保健師、離島の専門家も登壇。離島医療の現在地とこれからについて語り合います。

地域医療や離島医療に興味関心のある医師・メディカルスタッフ(医師以外の医療従事者の総称)の皆さん、離島医療に関心のある皆さん、ぜひご参加ください。

島で生きる医師・コメディカルが登壇

2022年に隠岐諸島でスタートした「離島医療会議」は、離島医療のいまと未来について、医師・医療従事者、離島関係者など多様なゲストが集い、議論を重ねるカンファレンスです。

参加対象は医師、医療関係者、自治体関係者、学生、離島医療に関心のある方。医師のキャリアとしての離島との関わり方、住民や自治体が感じる医療との距離感、そして技術の進歩がもたらす変化など、地域医療のリアルを学んでいただけます。

今年は「離島医療の現在地」「自治体/住民の想いを知る」「離島医療の未来」をテーマに、島々で活躍する医師・コメディカルが登壇。

医師であり、島の一員としても生きる登壇者から、離島医療のリアルを学ぶ「離島医療会議」にぜひご参加ください。

各セッションのみどころ

<セッション1「離島医療の現在地」>

【奄美大島】小徳 羅漢(鹿児島県立大島病院 総合診療科 産婦人科医 )
【全国】中西 浩之(厚生労働省 医政局 地域医療計画課 医師確保等地域医療対策室長)

【隠岐諸島】白石 吉彦(島根大学医学部附属病院総合診療医センター長)

離島医療に従事されてきた医師と厚生労働省担当官によるセッション。離島医療との出会いのきっかけや、離島での経験が医師としてのキャリアにどう活きるか語ります。

  • 医師の視点で語られる離島医療に携わる意義

  • 年の差30年の医師2人による離島医療の過去・現在・未来

  • 厚生労働省担当官が語る離島へき地における医療政策の変遷

<セッション2「自治体/住民の想いを知る」>

離島における医療現場と住民の距離感や課題について多職種の視点で語ります。

【全国/青ヶ島】青木 さぎ里(自治医科大学看護学部 講師)

【下甑島/熊本市】室原 誉伶(下甑手打診療所 所長/菊南病院 総合診療科)
【海士町】濱見 優子(元・海士町役場健康福祉課長)
【全国】鯨本 あつこ(認定NPO法人離島経済新聞社 代表理事・統括編集長)

  • 隠岐諸島で子育て・介護も経験。海士町の元保健師がふれた医療のリアル

  • 日本最小自治体・青ヶ島村で7年。島の保健師が考える離島医療の課題と展望

  • 医療から御用聞きまで。令和のDr.コトーが描く離島医療のこれから

<セッション3「離島医療の未来」>

新しい仕組みやテクノロジーの進歩が臨床風景をどのように変えるのか語ります。

【神島】小泉 圭吾(鳥羽市立神島診療所)
【全国】葉田 甲太(エレコムヘルスケア株式会社 取締役社長/総合診療医)
【全国】中山 俊(アンター株式会社 代表取締役/整形外科医)

  • テクノロジー活用は人口減少時代の先駆けモデル

  • 人口290人の神島でDX医療を実践。医師がみる未来系離島医療のリアル

  • 遠隔地や途上国に医療を届けるためのオンライン活用

登壇者プロフィール

小徳 羅漢(ことく らかん)/奄美大島

鹿児島県立大島病院 総合診療科 産婦人科医
1991年茨城県生まれ。中学、高校生は横浜で過ごす。2016年東京医科歯科大学卒業後に離島医療がしたくて単身で鹿児島に移住。現在は奄美大島で「お産がとれる総合診療医」として「暮らしの保健室」や学校での「コンドームを配る性教育」に力を入れている。

中西 浩之(なかにし ひろゆき)

厚生労働省 医政局 地域医療計画課 医師確保等地域医療対策室長

内科・公衆衛生領域等に従事した後、厚生労働省入省。現在、医政局地域医療計画課に在籍し、医師偏在・へき地医療等の地域医療対策を担当。

白石吉彦(しらいし よしひこ)/隠岐諸島

島根大学医学部附属病院総合診療医センター長
1992年自治医科大学卒、徳島で研修、山間地のへき地医療を経験。1998年に島根県の隠岐諸島にある島前診療所(現隠岐島前病院)に赴任。2001年には院長。2021年より隠岐島前病院参与となり、島根大学医学部附属病院総合診療医センター長に就任。2022年には総合診療育成の取り組みで2022グッドデザイン賞金賞受賞。2014年第2回日本医師会赤ひげ大賞受賞。2021年日本プライマリ・ケア連合学会 第14回田坂賞受賞。2023年離島振興70周年記念功労者国土交通大臣表彰。2024年集中医療大賞・髙久史麿特別賞 2024。

青木 さぎ里(あおき さぎり)/青ヶ島

自治医科大学看護学部 講師
東京都出身。自治医科大学看護学部講師。NPO法人へき地保健師協会理事長。 青ヶ島村の保健師として約7年活動した。離島で働く保健師が生き生きと仕事をして、島で暮らす人々の健康を実現することが夢。著書に『離島の保健師 -狭さとつながりをケアにする-』(青土社)。

室原誉伶(むろはら ほまれ)/下甑島

下甑手打診療所 所長/菊南病院 総合診療科
熊本県出身。順天堂大学医学部を卒業後、河北総合病院で初期臨床研修を修了。その後、離島僻地で戦える医師を育てるプログラム「ゲネプロ」に参加し、長崎県上五島病院での研修やモンゴル・オルホン県地域診断治療センターでの教材作成支援を経験。隠岐島前病院での勤務を経て、現在は鹿児島県下甑島の手打診療所で地域医療に従事。途中、医師を辞めて生活支援や米作りに取り組んだ経験もあり、現在は熊本の菊南病院と2拠点で医療活動を行っている。

濱見 優子(はまみ ゆうこ)/海士町

元・海士町役場健康福祉課長
海士町出身。広島県立広島看護専門学校卒業後、保健師として海士町役場に就職。2010年より健康福祉課長。10年前に退職するまでの34年間島の保健福祉活動に従事。子育てや両親の看取り、抗がん剤治療を受けながら仕事を続けることを望んだ夫の4年間の闘病、自宅での最期を支える。公私ともにとても身近で頼りになる存在。

鯨本あつこ(いさもと・あつこ)/全国の島々

認定NPO法人離島経済新聞社 代表理事・統括編集長
1982年生まれ。大分県日田市出身。地方誌編集者、経済誌の広告ディレクター等を経て2010年に離島経済新聞社を設立。「島の宝を未来につなぐ」ことを目的に、国内400島余りの有人離島地域の情報発信および地域振興事業を行う。2児の母。美ら島沖縄大使。趣味は人とお酒と考えごと。

小泉圭吾(こいずみ けいご)/神島

鳥羽市立神島診療所
2003年自治医科大学医学部卒業後、県内外の病院勤務を経て、2009 年に鳥羽市立神島診療所に着任。その後、2 年間ほど島を離れ都内での総合診療、国内外のへき地医療に携わり、2015年に再度神島診療所に着任。神島診療所勤務は通算14年。

葉田 甲太(はだ こうた)

エレコムヘルスケア株式会社 取締役社長 総合診療医
1984年生まれ。国境なき医師団に憧れ、日本医科大学医学部医学科に入学。学生時代にカンボジアと出会い、現地に小学校を建設。その経緯をつづった本「僕たちは世界を変えることができない。But, we wanna build a school in Cambodia.」を2008年に出版、2011年に向井理さん主演で映画化。僻地医療、離島医療から東京でのICUまで総合診療医として勤務しながら、2017年7月に認定NPO法人あおぞらを設立。世界各国でJICAなどと連携しながら遠隔新生児蘇生法教育などを実施。2023年10月、ITの力を使いさらに世界に医療を届けるためエレコムヘルスケア株式会社 取締役社長に就任。

中山俊(なかやま・しゅん)

アンター株式会社 代表取締役 整形外科医
鹿児島県出身。鹿児島大学医学部を卒業後、東京医療センターで初期研修。2016年アンター株式会社を創業。2021年JMDCグループ参画。東京医科歯科大学 客員准教授。「医療をつなぎ、いのちをつなぐ」をミッションに医師同士がつながる場やサービスを運営。趣味は、温泉・サウナ。

「離島医療会議」開催概要

開催日時:2025年3月8日(土) 14:00 ~ 17:30

対象者:医師、医療関係者、自治体関係者、学生、離島医療に関心のある方

会場:オンライン(Zoomウェビナー)・海士町役場1階しゃばりば

※申込者にはイベント開催後にアーカイブ視聴のご案内

参加費:無料

公式サイト・お申込み:https://ritouiryoukaigi.studio.site/

共催:海士町、西ノ島町、知夫村、アンター株式会社、株式会社風と土と、認定NPO法人離島経済新聞社

後援:島根県、公益財団法人日本離島センター、一般社団法人日本プライマリ・ケア連合学会

アンター株式会社 https://corp.antaa.jp/

目の前の患者の命を救いたいと願う医師の想いに応えるため、地域・診療科を超えた医師同士の質問解決プラットフォーム「AntaaQA」医療現場等で蓄積された臨床知見をスライド形式でシェアする「AntaaSlide」などを運営。「医療をつなぎ、いのちをつなぐ」をミッションに掲げ、医師と医師をつなぐサービスを提供しています。

株式会社風と土と https://kazetotuchito.jp/

2008年海士町にて3人の若者が創業。社名には、風の人(よそもの)と土の人(地元)で、ともに風土をつくっていくという想いを込めています。持続可能な地域の未来に貢献する「地域づくり事業」、都会の企業人向けに海士町で研修プログラムを提供する「人材育成事業」、”人と人、人と自然の温かい関係性ある社会”への知恵を生み出す「出版事業(出版社名:海士の風)」を行っています。

認定NPO法人離島経済新聞社 https://ritokei.org/

国内には400島余りの有人離島があり、それぞれに固有の文化・自然・暮らし・経済があります。 リトケイは有人離島にフォーカスし、島と島国の可能性を拓き、 島と島国の宝を未来につなぐことをミッションに活動する民間NPOです。有人離島専門WEBメディア『ritokei』、有人離島専門フリーペーパー『ritokei』の発刊、また地域振興事業を行っています。

西ノ島町 https://www.town.nishinoshima.shimane.jp/

西ノ島町は隠岐諸島の島前地域で最も大きな島にある人口約2,600人の町。隠岐を代表する景勝地の国賀海岸には、「摩天崖」と呼ばれる大絶壁があり、海面からの高さは257mで、海食崖としては国内トップクラスの高さを誇ります。隠岐世界ジオパークを形成する起伏に富んだ景観、美しい写真スポットが満載の島です。

知夫村 http://www.vill.chibu.lg.jp/

島根県知夫村(知夫里島)は、隠岐諸島の中で最南端に位置し、人口600人程度の島根県唯一の村です。「島留学制度」「大人の島留学制度」などの移住施策に積極的取り組み、限られた社会資源の維持を図り、持続可能な島づくりを行ってます。

海士町 http://www.town.ama.shimane.jp/

島根県隠岐諸島中ノ島にある 約2300人が暮らす小さな町。 人口の流出と財政破綻の危機の中、産業振興による雇用拡大や高校魅力化による教育改革を進めてきました。18年間で800人を超える移住者が集い、新しい挑戦をしたい若者が集う島となっています。

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

海士町役場

8フォロワー

RSS
URL
http://www.town.ama.shimane.jp/
業種
官公庁・地方自治体
本社所在地
島根県隠岐郡海士町海士1490
電話番号
08-5142-0111
代表者名
大江 和彦
上場
未上場
資本金
-
設立
1969年04月