【慶應義塾】アルミニウム超原子へのホウ素ドープ効果の解明に成功
-新規ナノ構造体による化学変換やセンサーなどの機能基板の開発-
慶應義塾大学理工学部の井上 朋也 助教、畑中 美穂 准教授、中嶋 敦 教授は、気相中で生成したアルミニウムナノクラスター超原子にホウ素原子が添加(ドープ)された際に、その幾何構造との協奏によって反応活性化と不活性化の二面性があることの解明に成功し、超原子の構造上でホウ素原子が占める位置によって反応性が制御されることを明らかにしました。
本研究グループは、原子数や組成を完全に制御した純粋な超原子を大量に合成し、非破壊かつ安定的に基板に固定化する技術を確立しました。さらに、複合超原子を基礎としたナノ構造体を活用することで、異原子が添加された際に、その幾何構造が協奏して反応活性化と不活性化の二面性をもつことも解明しました。これらの結果は、次世代の化学変換、エネルギー変換を実現する複合ナノ構造体の機能創成につながることが期待されます。
本研究成果は、2023年10月4日(米国時間)にアメリカ化学会の学術誌『Journal of the American Chemical Society』で公開されました。
本研究グループは、原子数や組成を完全に制御した純粋な超原子を大量に合成し、非破壊かつ安定的に基板に固定化する技術を確立しました。さらに、複合超原子を基礎としたナノ構造体を活用することで、異原子が添加された際に、その幾何構造が協奏して反応活性化と不活性化の二面性をもつことも解明しました。これらの結果は、次世代の化学変換、エネルギー変換を実現する複合ナノ構造体の機能創成につながることが期待されます。
本研究成果は、2023年10月4日(米国時間)にアメリカ化学会の学術誌『Journal of the American Chemical Society』で公開されました。
▼全文は本学のプレスリリースをご参照ください。
https://www.keio.ac.jp/ja/press-releases/files/2023/10/10/231010-3.pdf
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