MKI・山梨中央銀行・アライズイノベーション、AIを活用した決算書データの登録・解析に向け共同でPoCと検討を開始
OCR認識の難しい勘定科目明細をAI OCRで登録、AI分析に活用し融資審査の高度化と効率化を目指す
PoC・検討概要 | ①AI OCR「AIRead」を利用した勘定科目明細のOCR認識に関するPoC ②AIを活用した登録データの分析と、分析結果の出力方法などに関する検討 |
本PoCは2018年4月まで実施予定で、有意義な結果が得られた場合にはシステム化へ移行する見込みです。
融資先企業の財務状況の的確な把握には、融資先企業から提供された決算書の貸借対照表や損益計算書の内容に加え、その内訳明細を示す勘定科目明細の詳細な分析が求められます。分析には明細の正確なデータ登録が前提となりますが、勘定科目明細はフォーマットが多岐にわたり形状も複雑なことから一般的なOCRでの高精度な認識が難しく、現在金融機関は手作業で登録するために多くの時間を割いています。
かかる業務の効率化とAI活用による融資審査の高度化や営業推進の強化を検討する趣旨に賛同した山梨中銀、AIを活用したOCR「AIRead」を提供するアライズ社、OCRで読み込んだ決算書情報を分析する財務分析ソリューション「CASTER」を提供するMKIの3社は、それぞれの知見やノウハウを融合させる中、勘定科目明細のAI OCR(※2)を利用したデータ登録のPoCを実施するとともに、「CASTER」上での登録データのAI分析や分析結果の転送・出力を含む活用方法について検討を開始します。
本取り組みの成果により営業担当者が融資先企業とのコミュニケーションに使える時間を確保し、AI活用による分析結果を踏まえた融資先企業へのソリューション提供や適時適切な資金提供の提案に活用できるシステムを構築し、地域金融機関の地元経済への貢献を支援することを目指します。
(本取り組みにあたっては、個人情報保護法令の遵守やプライバシー配慮のための適切な対策を講じます。)
※1 PoCとは、Proof of Concept(概念実証)の略であり、新しいプロジェクト全体を作り上げる前に実施する戦略仮説・コンセプトの実効性検証を指す。
※2 AI OCRとは従来のOCR技術による記憶されたパターンとの照合ではなく、AI(機械学習)の技術を用いて読み取りを行うことで、手書き文字や非定型帳票など、これまでのOCR技術では読み取ることが困難な書類のデータ化を可能にする。
【株式会社山梨中央銀行について】
山梨中央銀行は、山梨県および西東京地区を主たる営業基盤とする地方銀行。自己資本比率は地銀上位。1877(明治10)年に第十国立銀行として創業以来、一貫して「地域密着と健全経営」を経営理念に掲げ、お客さまが抱えるさまざまな経営課題に対し、適時・適切なソリューションを提供することで、地域経済の発展に貢献している。
ホームページ:https://www.yamanashibank.co.jp/
【アライズイノベーション株式会社について】
アライズイノベーション株式会社は、人工知能(AI)技術を活用した『企業向けAIサービス(Enterprise AI)』、システム開発において高い生産性を実現する『超高速開発(xRAD)』、ホワイトカラー業務の自動化を支援する『RPA(Robotic Process Automation)』そしてそれらのサービスの基盤となる『クラウド』を柱としたITソリューションで、お客様の新事業の立ち上げ(Arise)と既存事業の変革(Innovation)を実現する。
ホームページ: https://www.ariseinnovation.co.jp/
【三井情報株式会社について】
三井情報株式会社(MKI)は、ミッションクリティカルな基幹システムを中心としたSoR(=Systems of Record)と顧客との関係強化やビジネスプロセスの革新を実現するSoE(=Systems of Engagement)の両面からお客様の課題解決や事業創造を支援しています。半世紀に渡り培った技術や知見の結実である「KNOWLEDGE」を活かし、お客様と共に価値を創造する「価値創造企業」としてMKIは絶え間ない挑戦を続けていきます。
ホームページ: http://www.mki.co.jp/
※三井情報、MKI及びロゴは三井情報株式会社の商標または登録商標です。
※本リリースに記載されているその他の社名・商品名は、各社の商標または登録商標です。
【本製品サービスに関するお問い合わせ先】
三井情報株式会社
金融・コンタクトセンター営業本部 金融第一営業部
TEL:03-6376-1114 E-mail:regionalbank-sales-dg@mki.co.jp
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