品質マネジメントシステムソフトウェア「e1ns(アインス)」を国内で初めて販売開始します
品質リスク分析プロセスを一元管理し、IATF16949に準拠した品質マネジメントを実現
株式会社構造計画研究所は、品質マネジメントシステムソフトウェア「e1ns(アインス)」の国内販売を開始します。
e1nsはPeakAvenue GmbH(本社:ドイツ リューベック、CEO:Ulrich Mangold 氏、以下PeakAvenue社)が開発した、FMEA(故障モード影響解析)*を中心とした品質最適化活動を体系的に管理・運用できるソフトウェアです。自動車産業に特化した国際的な品質マネジメントの規格であるIATF16949*全体をカバーしており、顧客要求からFMEA、コントロールプランまで、品質マネジメントに関するデータをデジタルアセットとして一元管理することができます。
当社は、品質マネジメントに関するサービス、ソフトウェアの提供に長年携わってきた知見を活かし、この度日本における初めての正規販売代理店としてe1nsの取り扱いを開始します。
*FMEA(故障モード影響解析):設計段階でリスクを予測し、製造プロセスや製品そのものに潜むリスクを事前に取り除く管理手法。
*IATF16949:品質マネジメントシステムに関する国際規格であるISO9001に、自動車産業固有の要求事項を加えた品質マネジメント規格。世界の多くの自動車メーカーが自動車部品のグローバルな調達基準として採用している。
■背景
自動車業界では、国際規格IATF16949に準拠した品質マネジメントが求められています。その中で取り扱う様々な情報は大規模化・複雑化しており、手作業と人の気付きに依存した管理は限界を迎えています。したがって、監査や顧客の要求に対応する際には、「仕組み」と「データ」によって明確な説明ができるか否かが極めて重要になっています。
IATF16949に基づく品質マネジメントを行う上では、特に以下の事項が要求されます。
①顧客要求からFMEA、コントロールプランまで一貫してつながる品質最適化プロセスを実行していること
②品質活動が組織的に管理されていること
③品質マネジメントシステムがナレッジとなり、常に改善され、成長していくこと
一方で、現状の日本の製造業においては、品質マネジメントにおける成果物がExcelやファイル共有システムによる管理にとどまり、品質最適化プロセスや活動の管理、判断基準が個人の経験や知見に依存していることも少なくありません。
e1nsは、上記の要求事項を満たし、データドリブンな品質マネジメントを実現するソフトウェアです。製品開発フローにおける品質リスクに関するデータを一元管理して連携させ、組織間で共有・活用することで、グローバルレベルの品質マネジメントを実現する仕組みが用意されています。すでに全世界で1500社以上の導入実績があります。
■ 製品の特長
①グローバル要求をみたすフレームワークに対応
IATF16949の品質マネジメントに必要なフレームワークであるAPQP、AIAG-VDA統合FMEA、8Dレポートなどを搭載しています。
②品質対策の管理実行力を向上
計画されたマイルストーンやFMEAで特定したリスクへの対応、不具合対策等の実行と承認を抜け漏れなく管理できます。
③FMEAの信頼性向上
組織内の技術や過去の知見、プロジェクトで得られた気づきをFMEAやコントロールプランなどに反映し、継続的に改善する仕組みを持っています。
e1ns製品ウェブサイト:https://qms.kke.co.jp/lp-fmea
■ PeakAvenue社とのパートナーシップ契約について
e1nsの国内販売開始にあたり、開発元のPeakAvenue社とパートナーシップ契約を締結しました。
【PeakAvenue社 CEO Ulrich Mangold 氏からのコメント】
My personal history is closely linked to Japan, and I am therefore all the more pleased about our common future path. Side by side with KKE, we will successfully support Japanese customers in becoming quality champions.
私自身、個人的に日本と深い関係があるため、ともに将来の道を築いていけることを大変喜ばしく思います。私たちは構造計画研究所とともに、日本のお客様が「品質のチャンピオン」になる成功を支援していきます。
■ e1ns日本向けサービス開始記念セミナーを開催
PeakAvenue社とのパートナーシップ提携および国内販売開始を記念して、「グローバル時代のIATF16949品質マネジメントシステム」についてのセミナーを開催します。本セミナーでは、IATF16949のコアツール(APQP、 FMEA、 PPAP、 MSA、 SPC)を包括的に支援している当社が、品質マネジメントシステムのDXについて紹介します。さらに、IATF16949に精通しているPeakAvenue社をお招きして、グローバルで求められる品質マネジメントシステムについてご講演いただきます。
IATF16949についての理解を深める絶好の機会ですので、皆様のご参加をお待ちしております。
・2024年7月23日(火)13:30-17:00 東京(日本橋ホール)
・2024年7月26日(金)13:30-17:00 大阪(アーバンネット御堂筋ホール)
詳細・お申し込みはこちら:https://kke.lmsg.jp/form/11672/BZANwBeO
構造計画研究所は、これまで20年間、IATF16949をはじめとした国際規格で要求される品質マネジメントに対応したサービスを提供し、国内の製造業における不具合の未然防止と継続的改善を支援してきました。今後も、グローバルレベルの品質マネジメントシステムであるe1nsを基盤に、当社が提供してきたサービスを組み合わせて、よりデータドリブンな品質マネジメントを促進するサービスの提供を目指します。さらに、引き続きPeakAvenue社との連携を深め、製造業の多様なニーズに対応すべく、効果的かつ実行力のある品質マネジメントを実現してまいります。
■ 会社情報
【株式会社構造計画研究所】
構造計画研究所は、工学知を用いて社会の諸問題の解決に挑む技術コンサルティングファームです。1956年に構造設計事務所として創業して以来、「大学、研究機関と実業界をブリッジする Professional Design & Engineering Firm」として、建設・防災、情報・通信、製造分野や意思決定支援など多様な領域に事業を拡げてきました。工学知をベースにしたエンジニアリングコンサルティングおよびプロダクツサービスの提供を通じて、複雑化する社会課題の解決に日々取り組んでいます。
会社ウェブサイト:https://www.kke.co.jp
【PeakAvenue GmbH】
PeakAvenueはドイツのリューベックに本社を置く、エンジニアリングと品質管理のための革新的かつ国際的なソフトウェアソリューション企業です。製品ライフサイクル管理、リスク分析、要件エンジニアリングのための最先端のソフトウェアソリューションを通じて、多様な業界のニーズに応える高品質のツールとサービスを包括的に提供します。これにより、製造ビジネスを強化し、製品開発の効率性とコンプライアンスを向上させます。
PeakAvenueは、デジタルスレッドを通して、エンジニア、製造業者、サプライヤーを導く先進的なソリューションを提供することを目指しています。
会社ウェブサイト:https://www.peakavenue.com/
※ 構造計画研究所および、構造計画研究所のロゴは、株式会社構造計画研究所の登録商標です。
その他、記載されている会社名、製品名などの固有名詞は、各社の商標又は登録商標です。
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