アジレント、医薬品開発を促進する ECD 技術の初期段階企業 e-MSion の買収を発表
買収により、世界中でさらに多くのバイオ医薬品研究者およびラボが電子捕獲解離(ECD)技術を利用可能に
※このお知らせは、米国時間2023年3月9日にアジレント・テクノロジーズ・インクが発表したニュースリリースを、アジレント・テクノロジー株式会社が和訳・要約したものです。
<お知らせ> 2023年3月29日
PRGP23-03
PRGP23010
2023年3月9日、カリフォルニア州サンタクララ
アジレント・テクノロジーズ・インク(NYSE:A)は、ExD セルとして知られる革新的な電子捕獲解離(ECD)技術を手がける初期段階企業 e-MSionを買収することを発表します。
ExD セルは、質量分析計用の小型装置であり、生物学研究者はこの装置を使用して、疾患治療用の生物製剤製品をより短期間で開発することができます。これは、複雑な生体分子の化学結合をより包括的かつ正確に切断し、より完全かつ高精度で詳細な構造情報を得られるようにすることで実現します。
アジレントのライフサイエンス・応用市場グループ(LSAG)のプレジデントである Jacob Thaysen は次のように語っています。
「e-MSion の優秀なチームが、バイオ医薬品開発を促進する重要な技術を考案しました。生物製剤の特性解析および開発を目的とするアジレントの先進的なワークフロー、機器、および分析ソリューションのポートフォリオに、ExD セルが加わることを喜ばしく思います。アジレントのお客様は、これらの卓越した機能から明確な利点を得られるでしょう。」
ExD セルは、多数のラボで一般的に使用されている Agilent 6500 LC/Q-TOF シリーズなどの機器と互換性があります。そのため、以前はごく少数のハイエンド質量分析計にしか備わっていなかった強力な特性解析技術が、世界中の多数のラボやバイオ医薬品研究者にとって、より利用しやすいものになります。
技術面をさらに詳しく説明すると、ExD セルにより、電子捕獲解離(ECD)やその他のモードの電子誘起フラグメンテーションをベンチトップ型質量分析計で実行可能になります。ECD は、高分子のタンパク質、タンパク質フラグメント、それらのアミノ酸修飾の特性解析能力が優れているため、現在一般的に用いられている衝突誘導解離(CID)などのその他の解離手法よりも望ましい手法です。
アジレントは e-MSion と数年にわたり緊密に連携し、2019 年から同社の ExD セル技術を Agilent 6500 シリーズに導入しています。e-MSion は、ExD セルを開発した、オレゴン州立大学の科学者らによって設立されました。
e-MSion の社長兼最高経営責任者(CEO)である Joe Beckman 氏は次のように語っています。
「アジレントに加わることで、e-MSion の革新的な ExD 技術、データ解析、視覚化ツールが、アジレントの強力な LC-QTOF 機器とシームレスに統合され、高巨大分子のさらに包括的な分析と、バイオ医薬品治療の発見と開発の促進が可能になります。」
今回の買収は、アジレントの成長を続けるバイオ医薬品ソリューションを補完するものです。これには、バイオ医薬品研究向けのオリゴヌクレオチド分析ソフトウェア、GPC/SEC ポリマー分析用の幅広い製品、AssayMAP Bravo Protein Sample Prep Workbench 4.0、治療用オリゴヌクレオチド製造への投資などが含まれます。アジレントのバイオ医薬品ソリューションの詳細についてはAgilent.comをご覧ください。
アジレント・テクノロジーについて
アジレント・テクノロジー (NYSE:A)は、ライフサイエンス、診断、応用化学市場におけるグローバルリーダーであり、当社のお客様が偉大なサイエンスを生活にもたらすのを助けるインサイトやイノベーションを提供しています。当社の機器、ソフトウェア、サービス、専門性を含む、幅広いソリューションは、お客様が抱えるきわめて困難な課題に信頼できる答えをお届けします。2022年度の売上高は 68 億5000万米ドルでした。従業員は全世界で 18,000 人となります。アジレント・テクノロジーの情報は、www.agilent.com でご覧ください。アジレントの最新の情報を得るには、Newsroomを購読してください。LinkedIn、Twitter 、Facebook、LINE、YouTube、でアジレントをフォローしてください(※Twitter、LINE、YouTubeでは、日本語で情報を発信しています)。
将来性の見通しに関する記述について
このニュースリリースには、Securities Exchange Act of 1934 で定義された将来見通しに関する記述があり、同法で定めるセーフハーバーの規定の効果が及びます。この将来見通しに関する記述には、この生産量拡大がもたらす能力や資産の将来的な利用の声明が含まれますが、これに限定されません。この将来見通しに関する記述にはリスクと不確かさが含まれており、アジレント・テクノロジーの実績が、結果として経営陣の現在の期待と大幅に異なることになる可能性もあります。このようなリスクと不確実性には、アジレントの顧客の事業の強さの予期せぬ変化、現行のおよび新しい製品、技術およびサービスに対する需要の予期せぬ変化、為替市場の予期せぬ変化、顧客の購入決定とタイミングなどが含まれますが、これらに限定されません。さらに、アジレントが事業を行なっていく上で直面する他のリスクもあります。たとえば、ビジネスサイクルに適切に対処していく能力、コスト削減の目標を達成しその利益を享受し、それを実現できない場合にはコスト構造を継続するビジネス環境の変化に適切に適合させていく適切に採用していく能力、競合・価格・粗利益に対する継続的な圧力、コスト削減が製品開発力、競合力維持、業務効率に影響を与えるリスク、地政学上の不透明さや全世界の経済状況が当社の業務、市場およびビジネスを運営する能力に与える影響、需要の変化に合わせて資産管理を改善していく能力、当社のサプライチェーンが需要の変化に対応していく能力、新製品を適切なタイミング、価格、組み合わせで成功裏に投入していく能力、当社が最近の買収にともなう統合を成功させる能力、当社が特定の複雑な規制に適切に対応していく能力、COVID-19パンデミックの悪影響とこれによりもたらされるリスクなどがありますが、これらに限りません。これらのリスクの詳しい説明は、2022 年10月31日に終了した会計年度に係るForm 10-K 年次報告書などの米国証券取引委員会の書類に記載されています。将来見通しに関する記述は、アジレントの経営陣の考えや予測に基づいており、現在有効な情報に基づいています。アジレントは、将来見通しに関する記述を公式に更新する義務を負いかねます。
※このプレスリリース中の「アジレント・テクノロジー」、「アジレント」、「当社」は、文脈により、「アジレント・テクノロジーズ・インク」、その日本法人や各国の法人、グループ全体を指すことがあります。
※このプレスリリースに掲載の製品はすべて試験研究用です。国内において医薬品医療機器等法に基づく承認申請等を行っていません。また予定もありません。
<お知らせ> 2023年3月29日
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2023年3月9日、カリフォルニア州サンタクララ
アジレント・テクノロジーズ・インク(NYSE:A)は、ExD セルとして知られる革新的な電子捕獲解離(ECD)技術を手がける初期段階企業 e-MSionを買収することを発表します。
ExD セルは、質量分析計用の小型装置であり、生物学研究者はこの装置を使用して、疾患治療用の生物製剤製品をより短期間で開発することができます。これは、複雑な生体分子の化学結合をより包括的かつ正確に切断し、より完全かつ高精度で詳細な構造情報を得られるようにすることで実現します。
アジレントのライフサイエンス・応用市場グループ(LSAG)のプレジデントである Jacob Thaysen は次のように語っています。
「e-MSion の優秀なチームが、バイオ医薬品開発を促進する重要な技術を考案しました。生物製剤の特性解析および開発を目的とするアジレントの先進的なワークフロー、機器、および分析ソリューションのポートフォリオに、ExD セルが加わることを喜ばしく思います。アジレントのお客様は、これらの卓越した機能から明確な利点を得られるでしょう。」
ExD セルは、多数のラボで一般的に使用されている Agilent 6500 LC/Q-TOF シリーズなどの機器と互換性があります。そのため、以前はごく少数のハイエンド質量分析計にしか備わっていなかった強力な特性解析技術が、世界中の多数のラボやバイオ医薬品研究者にとって、より利用しやすいものになります。
技術面をさらに詳しく説明すると、ExD セルにより、電子捕獲解離(ECD)やその他のモードの電子誘起フラグメンテーションをベンチトップ型質量分析計で実行可能になります。ECD は、高分子のタンパク質、タンパク質フラグメント、それらのアミノ酸修飾の特性解析能力が優れているため、現在一般的に用いられている衝突誘導解離(CID)などのその他の解離手法よりも望ましい手法です。
アジレントは e-MSion と数年にわたり緊密に連携し、2019 年から同社の ExD セル技術を Agilent 6500 シリーズに導入しています。e-MSion は、ExD セルを開発した、オレゴン州立大学の科学者らによって設立されました。
e-MSion の社長兼最高経営責任者(CEO)である Joe Beckman 氏は次のように語っています。
「アジレントに加わることで、e-MSion の革新的な ExD 技術、データ解析、視覚化ツールが、アジレントの強力な LC-QTOF 機器とシームレスに統合され、高巨大分子のさらに包括的な分析と、バイオ医薬品治療の発見と開発の促進が可能になります。」
今回の買収は、アジレントの成長を続けるバイオ医薬品ソリューションを補完するものです。これには、バイオ医薬品研究向けのオリゴヌクレオチド分析ソフトウェア、GPC/SEC ポリマー分析用の幅広い製品、AssayMAP Bravo Protein Sample Prep Workbench 4.0、治療用オリゴヌクレオチド製造への投資などが含まれます。アジレントのバイオ医薬品ソリューションの詳細についてはAgilent.comをご覧ください。
アジレント・テクノロジーについて
アジレント・テクノロジー (NYSE:A)は、ライフサイエンス、診断、応用化学市場におけるグローバルリーダーであり、当社のお客様が偉大なサイエンスを生活にもたらすのを助けるインサイトやイノベーションを提供しています。当社の機器、ソフトウェア、サービス、専門性を含む、幅広いソリューションは、お客様が抱えるきわめて困難な課題に信頼できる答えをお届けします。2022年度の売上高は 68 億5000万米ドルでした。従業員は全世界で 18,000 人となります。アジレント・テクノロジーの情報は、www.agilent.com でご覧ください。アジレントの最新の情報を得るには、Newsroomを購読してください。LinkedIn、Twitter 、Facebook、LINE、YouTube、でアジレントをフォローしてください(※Twitter、LINE、YouTubeでは、日本語で情報を発信しています)。
将来性の見通しに関する記述について
このニュースリリースには、Securities Exchange Act of 1934 で定義された将来見通しに関する記述があり、同法で定めるセーフハーバーの規定の効果が及びます。この将来見通しに関する記述には、この生産量拡大がもたらす能力や資産の将来的な利用の声明が含まれますが、これに限定されません。この将来見通しに関する記述にはリスクと不確かさが含まれており、アジレント・テクノロジーの実績が、結果として経営陣の現在の期待と大幅に異なることになる可能性もあります。このようなリスクと不確実性には、アジレントの顧客の事業の強さの予期せぬ変化、現行のおよび新しい製品、技術およびサービスに対する需要の予期せぬ変化、為替市場の予期せぬ変化、顧客の購入決定とタイミングなどが含まれますが、これらに限定されません。さらに、アジレントが事業を行なっていく上で直面する他のリスクもあります。たとえば、ビジネスサイクルに適切に対処していく能力、コスト削減の目標を達成しその利益を享受し、それを実現できない場合にはコスト構造を継続するビジネス環境の変化に適切に適合させていく適切に採用していく能力、競合・価格・粗利益に対する継続的な圧力、コスト削減が製品開発力、競合力維持、業務効率に影響を与えるリスク、地政学上の不透明さや全世界の経済状況が当社の業務、市場およびビジネスを運営する能力に与える影響、需要の変化に合わせて資産管理を改善していく能力、当社のサプライチェーンが需要の変化に対応していく能力、新製品を適切なタイミング、価格、組み合わせで成功裏に投入していく能力、当社が最近の買収にともなう統合を成功させる能力、当社が特定の複雑な規制に適切に対応していく能力、COVID-19パンデミックの悪影響とこれによりもたらされるリスクなどがありますが、これらに限りません。これらのリスクの詳しい説明は、2022 年10月31日に終了した会計年度に係るForm 10-K 年次報告書などの米国証券取引委員会の書類に記載されています。将来見通しに関する記述は、アジレントの経営陣の考えや予測に基づいており、現在有効な情報に基づいています。アジレントは、将来見通しに関する記述を公式に更新する義務を負いかねます。
※このプレスリリース中の「アジレント・テクノロジー」、「アジレント」、「当社」は、文脈により、「アジレント・テクノロジーズ・インク」、その日本法人や各国の法人、グループ全体を指すことがあります。
※このプレスリリースに掲載の製品はすべて試験研究用です。国内において医薬品医療機器等法に基づく承認申請等を行っていません。また予定もありません。
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