WELgeeが伴走したウクライナ出身の難民人材がアパレルブランド・CFCLで採用決定!

海外展開を推し進めるべく、社内のグローバル化もはかるCFCLにて、ウクライナ出身のMさんの採用が決定!

特定非営利活動法人WELgee

NPO法人WELgee(代表理事:渡部カンコロンゴ清花、以下「WELgee」)は、日本での就労に向けてキャリア伴走したウクライナ出身の難民人材が、株式会社CFCL(本社:東京都港区/代表取締役:高橋悠介・ 松浦直彦/以下 CFCL)にて採用されたことを発表します。

CFCLはClothing For Contemporary Life(現代生活のための衣服)の頭文字をブランド名とし、日々の生活からレストランまで対応可能なスタイルでありながら、自宅での手入れが簡単にでき、責任ある生産背景のもとに生まれた衣服を生み出すアパレルブランドです。2022年7月の「G1新世代リーダー・サミット(通称:G1 U40)」でWELgee代表渡部とCFCL代表兼クリエイティブディレクター高橋悠介氏の出会いをきっかけに日本にやってくる難民・避難民の存在や可能性に興味をお持ちいただき、採用に繋がりました。


ウクライナ出身のMさんは美術専門学校を卒業後、フリーランスとして勤務。ロシアのウクライナ侵攻後の2022年8月に日本に避難。来日後は、自身のイラストスキルが活かせる仕事でのキャリアの構築を望み、ポートフォリオの作成等に励んでいました。


MさんはWELgeeの紹介をきっかけに、2023年5月よりCFCLにてトライアル雇用を開始。その間、WELgeeキャリアコーディネーターがCFCLとMさんに伴走。CFCLがMさんのキャリアに向き合い、チーム体制を整え、Mさんも吸収の早さや勤勉さを活かしながら愚直に努力を重ね、社員として採用できるレベルの人材へと成長をとげたことから、2023年12月1日より正社員としての採用されることが決定しました。本採用はWELgee初のアパレルブランドでの採用となります。


現在、Mさんはマーケティングチームの一員としてクリエイティブを担当しています。入社前には、Instagramの投稿の作成等に取り組んできました。今後もMさんのスキルとパッションを活かした諸々のクリエイティブ制作に取り組む予定です。


  • Mさんの作成したクリエイティブ(一部)

※レイアウト/画像作成に携わったInstagram画像 


※ディレクション/画像作成を行なったクリエイティブ


  • 株式会社CFCL 代表取締役副社⻑兼COO 松浦直彦氏のコメント

CFCLは2020年の創業以来、日本発のグローバルブランドになることを目指しており、現在日本を含む世界20カ国で事業を展開しています。世界を舞台に事業展開していくにあたって、多様な文化的背景を持つ情熱的な方に、スタートアップであるCFCLにどう参画してもらえるかは大きなチャレンジでした。

そのような中で、WELgee様からMさんをご紹介いただき、トライアル雇用の期間を通して献身的に伴走いただいたことで、今ではCFCLの成長の一端を力強く担うメンバーとなってくれたことをとても嬉しく感じています。

CFCLは、WELgeeの運営理念、そして実戦力となるグローバル人材を紹介から成長、定着に至るまで支援する姿勢に大きな感銘を受けています。今後もWELgee様にご支援いただきながら、CFCLは働く個人とブランドの更なる成長を実現してまいります。


  • WELgee代表理事 渡部カンコロンゴ 清花のコメント

「CFCLさんのブランド軸のひとつとして存在するエシカルな考え方が、働く・関わる人すべてにも向いている中で、難民人材のフォローも手厚くあたたかくしてくださっており、ブランドイメージとも直結するその姿勢に感銘をうけた。また、Mさんは、そんなCFCLさんからもらったチャンスを生かそうと、 常に謙虚に周りからのアドバイスに耳を傾け、真摯に仕事に向き合って努力をしていた。彼女の成長を導いてくれたCFCLさんに感謝したい。」Mさんに伴走してきたキャリアコーディネーターの言葉です。代表・高橋様との出会いから、チームの皆様との出会い、トライアル雇用、そして採用まで至った背景を物語っていると思っています。

これから世界に向けた更なる事業展開を目指すCFCL様と、「世界の難民と、世界へ挑む」WELgee Talentsが、こうして共に挑戦させていただけることは、日本まで命を繋ぎ、これからキャリアを志向する難民の方々にとっても、励みと憧れになること間違いありません。日本と世界のブリッジになってゆく難民のTalentsたちを、WELgeeは引き続き応援して行きます。


  • CFCLの概要

CFCLは、Clothing For Contemporary Life(現代生活のための衣服)の頭文字です。3Dコンピューター・ニッティングの技術を中核に据え、時代に左右されない衣服を提供します。同時に、衣服としての機能性、環境への配慮、最適な国産素材の選択、サプライチェーンの透明性を追求します。これが、今私たちの考える現代生活に求められる衣服の定義です。実験的で先進的な姿勢を携えながら、今の時代を生きる人々のための製品を提案します。


設立    :   2020年2月18日

本社    :   東京都港区南青山

代表取締役: 高橋悠介 / 松浦直彦

HP      :   https://www.cfcl.jp/


  •  WELgeeの概要

日本に逃れた難民とともに未来を築く団体です。難民認定の厳しい日本で、難民一人ひとりがキャリアや人生の目標を追求できる道筋を、多様なセクターとの協働を通じて目指します。難民人材の強みを、日本企業のダイバーシティ推進・イノベーション創出に生かす人材紹介サービス「WELgee Talents」、キャリア教育やメンターシップ、スキル開発などの育成機会を提供する「育成事業」、一人ひとりの難民が持つスキルや経験を、日本社会の様々なアクターの課題解決に生かし、お互いの強みを生かした価値創造を行う「共創事業」を運営しています。詳しくは https://welgee.jp/ をご確認ください。


◎難民の定義

難民とは「人種・宗教・国籍・特定の社会的集団の成員資格・政治的意見を理由に迫害されるという十分に理由のある恐怖のために国籍国の外におり、かつ、その国の保護を受けられないか、そのような恐怖のためにそれを望まない者」(出典:UNHCR『難民の地位に関する条約』『難民の地位に関する議定書』)を指します。 近年、UNHCRのガイドラインなどによって国際慣習では、紛争・ジェンダー・気候変動での強制移住をせざるを得なくなった人々についても難民として保護する流れが主流になっています。


◎WELgeeの「難民」の考え方

難民が生じる背景や社会情勢が多様化・複雑化する中で、従来の難民の定義にとどまらない多くの人々が、祖国を追われる状態に置かれています。WELgeeは、命の危険があって現在祖国に戻れない状態にある人を活動の対象としており、認定難民・難民認定申請者・後発的難民(帰国困難な状態にある元留学生等)・避難民なども含んでいます。


◎WELgee活動のスタンス

WELgeeは「難民」を保護対象としてのみならず、一人ひとりが志や経験をもった個人として捉えています。政府による難民認定だけをゴールにするのではなく、難民の人生の再建の選択肢を増やす取り組みを行っています。

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会社概要

NPO法人WELgee

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URL
https://welgee.jp/
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
東京都渋谷区恵比寿4丁目20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー27F デジサーチアンドアドバタイジング内「coebi」
電話番号
080-3584-1991
代表者名
渡部カンコロンゴ清花
上場
未上場
資本金
-
設立
2018年02月