クラブメッド、新社長兼CEOにステファン・マケールが就任

2025年7月21日、 クラブメッドの取締役会は、Stéphane Maquaire(ステファン・マケール)を同社の社長兼最高経営責任者(CEO)に任命したことを発表しました。
この人事は、Henri Giscard D’Estaing(アンリ・ジスカール・デスタン)前会長兼CEOの推薦に基づき、厳格な後継者選定および評価プロセスを経て決定されたものです。フランス国籍のステファン・マケールは、クラブメッドの次なる成長ステージを牽引するに相応しいリーダーと評価されています。今後はパリを拠点に、クラブメッドの中核にあるフランスのアイデンティティと価値観を尊重しながら、経営を担います。
取締役会は、20年以上にわたりクラブメッドを指揮し、事業構造の抜本的な改革と国際的成長を実現したアンリ・ジスカール・デスタン氏の功績に深く感謝の意を表しています。後継者選定においては、クラブメッドのフランス的伝統を維持しつつ、グローバル展開をさらに加速させるという経営戦略の継続性が重視されました。
ステファン・マケールは、フランス企業での国際市場における豊富な経営経験を有し、プレミアムブランドの再構築、商業不動産事業、オムニチャネル戦略において顕著な実績を残しています。前職のCarrefour(カルフール)では、ブラジルおよびラテンアメリカ地域のエグゼクティブ・ディレクターとして活躍しました。就任後は、3名の副CEOとともに当面の事業運営に関する優先課題を協議しています。ステファン・マケールは、クラブメッドが築いてきたブランド価値や経営方針を継承しつつ、急速に変化する旅行・ホスピタリティ業界における新たな成長機会を追求していく方針です。
フォースン・インターナショナル 共同CEO/フォースン・ツーリズム・グループおよびクラブメッド・ホールディング会長の徐暁亮(シュー・シャオリャン)は、「マケール氏は、消費者ビジネスにおける豊富な経験と国際的な実績を備えたリーダーです。彼の手腕によって、クラブメッドはさらに成長を加速させ、新たな価値を創出できると確信しています。また、長年にわたり卓越したリーダーシップを発揮してきたアンリ・ジスカール・デスタン氏に、深く感謝申し上げます。彼のビジョンは、フランス流ホスピタリティとライフスタイルを世界に広める礎となりました。」とコメントしました。
ステファン・マケールは、「クラブメッドは、その卓越したサービスだけでなく、世界中のチームが注ぐ比類なき情熱と献身によって、世代を超えて旅行者に喜びと人と人とのつながりをもたらしてきた、世界的なアイコンです。何よりもクラブメッドは、ひとつの文化であり、精神であり、生き方であり、そして人々がそれを分かち合う姿勢そのものです。アンリ・ジスカール・デスタン氏が築き上げた素晴らしいレガシーを礎に、この唯一無二の企業を次なる成功の章へ導くという大きな責任を担うことを、光栄に思います。クラブメッドの根底にある価値 —フランス的精神、自由、やさしさ、インクルージョン、そして人への配慮— は、現代においてますます重要なものと感じています。新しいチーム、世界中のG.OやG.E(クラブメッドのスタッフ)、そしてG.M(クラブメッドのお客様)とお会いできることを心から楽しみにしております。」と語りました。
クラブメッドでは国際的なガバナンスと多様性のさらなる推進を目的として、ステファン・マケール氏の就任に加え、新たにPhilippe Heim(フィリップ・ハイム)、山田卓也が理事会に新たに就任します。フィリップ・エイムは、フランス国内および国際的に豊富な経営経験を有する熟練のエグゼクティブです。Société Générale(ソシエテ・ジェネラル)ではCFOおよび副CEOを歴任し、La Banque Postale(ラ・バンク・ポスタル)では取締役会会長を務めました。山田卓也(イデラ キャピタルマネジメント代表取締役会長)は、クラブメッドの日本国内2つのリゾート施設の資産管理会社として、近年クラブメッドと緊密に協力してきました。彼らの就任は、フォースンのグローバルな展開とクラブメッドの国際的なプレゼンスを反映しており、株主が同社最高レベルでの国際的な参画を強化する意欲を示しています。
【ステファン・マケールについて】フランスの名門校École des Ponts et Chaussées(国立土木学校)を卒業後、Arthur Andersen(アーサー・アンダーセン)を経て、Unibail-Rodamco(ウニベイル・ロダムコ)、Monoprix(モノプリ)にて要職を歴任。モノプリでは高級路線への転換、デジタル強化、サステナビリティ重視の経営を推進しました。その後、Vivarte(ヴィヴァルト)、スイスのManor(マノール)を経て、2019年よりCarrefour(カルフール)に入社。ブラジルおよびラテンアメリカ地域の経営を統括し、ポートフォリオの再編、Walmart(ウォルマート)の統合、Atacadao(アタカダオ)の展開拡大、オムニチャネル戦略の推進などを実現しました。親しみやすく現場志向のリーダーシップに定評があり、多文化環境下でのマネジメントや、インクルージョン、サステナビリティへの取り組みにおいても高い評価を得ています。
【クラブメッドについて】1950年、ベルギーの水球選手Gérard Blitz(ジェラール・ブリッツ)により設立され、後にフランスの実業家Gilbert Trigano(ジルベール・トリガノ)が加わったクラブメッドは、オールインクルーシブ・バカンスのパイオニアとして、75年にわたり世界のリゾート業界をリードしてきました。現在では、世界に約70のプレミアム・リゾートを展開。新規開業や施設改装を積極的に行い、世界中の旅行者に新たな体験を提供し続けています。株主であるフォースン・ツーリズム・グループのサポートと、戦略的なブランド再構築の成功を背景に、クラブメッドは“プレミアム・オールインクルーシブ”の分野で世界を牽引するリーダーであると同時に、創造性と自由を原動力とするグローバルブランドとして、さらなる進化を遂げています。世界約110か国から集まった約28,000人のクラブメッド・スタッフ、G.O(ジェントル・オーガナイザー)およびG.E(ジェントル・エンプロイー)が、世界の美しさとその魅力に惹かれる人々の好奇心を称えながら、唯一無二のバカンス体験を提供しています。
【お客様お問合せ先】 コンタクトセンター:0088-21-7008
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像