AIによって交通費重複等の検知精度が大幅に向上!タカラスタンダードが不正経費自動検知クラウド「Stena Expense」を導入
〜4,000人規模の経費申請の業務効率化に加え、内部統制の強化にも寄与〜
AIを用いた高精度な不正検知サービスやサイバーセキュリティサービスを開発・提供している株式会社ChillStack(本社:東京都渋谷区、代表取締役:伊東 道明、以下「ChillStack」)の提供する不正経費自動検知クラウド「Stena Expense」が、住宅設備機器を製造・販売するタカラスタンダード株式会社(本社:大阪市城東区、代表取締役社長:小森 大、以下「タカラスタンダード」)に導入されました。あわせて、導入背景や効果についての導入事例記事も公開しました。

導入の背景
タカラスタンダードでは、2021年に経費精算クラウドシステムを導入し、モバイル端末や法人カードを通じて、時間や場所を問わず経費申請ができる環境を整備。そのタイミングで、承認フローを多段階承認から申請者の上長による1段階承認へと見直し、承認前のチェック工数削減を実現しました。
一方で、承認後の事後チェックが経理部門に集中する構造となり、新たな業務負荷が課題として顕在化。同時に、不正のトライアングル(動機・正当化・機会)のうち「機会」に対する統制が弱まり、不適切な経費申請が発生するリスクも高まっていました。
さらに、コロナ禍の収束に伴う出張機会の増加によって経費申請件数も年々増え、経理部門のチェック業務は膨大になり人的対応だけでは限界が見え始めていました。こうした背景から、経費精算におけるチェック精度の維持と業務負担の軽減を目的に、「Stena Expense」の導入を決定しました。
導入後の変化・成果
1.重複・不適切申請の検知精度が大幅に向上
「Stena Expense」導入後は、重複申請や不適切な申請に対する検知精度がAIによって大幅に向上しました。交通費の往復・片道申請における重複など、これまで目視では見落とされやすかったケースをAIが自動抽出できるようになり、確認作業の精度とスピードの両面で改善が見られています。
2.異常モデル分析でリスクを早期に把握。ルール・システム改善へ活用
勘定科目別・社員別に金額や申請頻度を比較できる「異常モデル分析」により、不適切な経費利用や入力誤りの兆候を、より早期に把握できるようになりました。
AIの検知結果をもとに、領収書の添付漏れなどの運用上の課題も可視化され、社内システムの改修や運用ルールの見直しへとつながっています。
「AIがここまで検知できる」という認識が社内に浸透したことで、従業員一人ひとりの意識向上や内部統制の強化にも寄与しています。
▼導入事例記事はこちらからご覧いただけます
https://expense.stena.chillstack.com/1229
経理にもAIクラウドを用いたDX推進を 〜Stena Expenseとは〜
企業の個人立替経費の申請・承認データを元に、不正検知AIが自動的に不正や異常(不適切)な利用を検知するシステムです。お使いの経費精算システムはそのままで、経費精算データから経費の「二重申請」や「交通費の水増し」などの不正を検出します。また、一人ひとりの従業員の申請履歴を分析することで、「特定個人との多頻度利用」や「特定店舗での多頻度利用」といった統計的な観点から不適切もしくは異常と推察される経費利用も検出できます。
AI技術を活用し、経費申請データを時系列かつ網羅的に解析することで、従来の目視では困難だった異常を検出することが可能となり、間接部門の生産性向上とガバナンスの強化を実現します。
<主な特徴>
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経費の承認・チェック業務の負担を増やすことなく、全データの網羅的かつ時系列での精査が可能
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申請履歴・傾向を踏まえたチェックにより、経費利用の妥当性確認が可能
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不正・不適切・異常の根拠が表示されるため、原因・理由が明瞭
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経理部門、業務部門のどちらも使える分かりやすいWeb UI
実際に導入いただいたお客様の声はこちら
https://expense.stena.chillstack.com/#block__voice
株式会社ChillStackについて
【会社概要】
会社名 :株式会社ChillStack
所在地 :東京都渋谷区千駄ヶ谷五丁目16番10号 代々木エアハイツ 206
創業 :2018年11月
代表取締役:伊東 道明
コーポレートサイト:https://chillstack.com/
事業内容:
「社会のイノベーションを、AIとセキュリティの最先端技術で支える。」
ChillStackは、AIやDXの発展にともなうリスクを包括的に解決する、世界トップレベルのAIセキュリティ技術によるソリューションを提供しています。企業向けには、不正・異常分析や安全なAI活用を支えるサービスを展開。官公庁とも連携し、より複雑で高度な社会課題の解決に向けた研究開発や社会実装も進めています。
<サービス>※一部抜粋
・経費の不正・不備を自動で検査するAIシステム「Stena Expense」
https://expense.stena.chillstack.com
・不正利用の自動検知で生成AI活用を促進するサービス「Stena AI」
https://ai.stena.chillstack.com
・サービスのセキュリティリスクを洗い出す「セキュリティ診断」
https://pentest.chillstack.com
・AIのセキュリティ対策に関する研究開発、コンサルティング「AIディフェンス研究所」
◼️代表取締役CEOプロフィール

伊東 道明(Ito Michiaki)
AI×セキュリティの研究に従事し、国際学会IEEE CSPA2018にて最優秀論文賞、IPAセキュリティキャンプ・アワード2018 最優秀賞を受賞している。自身が国際セキュリティコンテストでの優勝経験をもち、セキュリティ・キャンプ2019 - 2025にてAIセキュリティ講義の講師を担当するなど次世代のAIセキュリティ人材の育成にも従事している。「Forbes 30 Under 30 Asia 2025」選出。
◼️採用情報
現在ChillStackでは、ミッション&ビジョンに共感し、共にチャレンジしてくれる仲間を募集中です。ChillStackを知っていただくための情報交換やカジュアル面談も随時行っておりますので、お気軽にご連絡ください。ご応募お待ちしております。
◼️note
ChillStackのnoteでは、社員インタビューや「Stena Expense」の誕生秘話などを掲載しています。ぜひご覧ください。
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