ペッツファーストグループ 里親探し活動レポート 2025年2月度
すべてのペットを幸せにする取り組み
ペッツファーストホールディングス株式会社(本社:東京都目黒区、代表取締役:正宗伸麻)は、「Pets always come first」を理念に掲げ、ペットの一生に寄り添う企業です。当社グループでは、すべてのペットが家族と共に幸せな生涯を送れるよう、さまざまな取り組みを行っており、その一環として里親探し活動も実施しています。
2025年2月度時点での里親探し活動実績と、現在里親を募集しているペットについてご紹介します。
■ペッツファーストグループの里親探し活動とは
ペッツファーストグループは、経営理念に基づき、関わるすべてのペットに幸せな家族を見つけるため、里親探し活動を行っています。当社で里親探し活動を行うペットは、主に下記の3種類に分けられます。
① 要ケアペット
当社が運営するペットショップ「P's-first」では、販売前の健康検査において健康管理に細心の注意を払っていますが、疾患が確認されるペットもいます。そのようなペットに対しては、ペッツファースト動物病院や当社グループのウェルネス管理センターで適切な治療を施します。継続的な投薬や定期的なケアが必要となるペットについては、十分な療養期間を経た上で、その特性をご理解いただけるご家族を里親として探します。

② アダプションペット
当社では、いかなる場合でも終生飼養を条件としてペットを販売していますが、飼い主の逝去や長期入院など、予期せぬやむを得ない事情が発生した際には、行き場を失う不幸なペットが発生しないよう、ペットの受け入れと里親探し代行を実施しています。
③ 保護犬・猫の譲渡活動
日本におけるペットの殺処分数を減らすため、2013年より保護犬・猫の譲渡活動を行っています。動物愛護センターや保健所などで保護されたペットを、健康診断や性格の見極めを慎重に行った上で預かり、社内検疫期間を経て里親探しを実施しています。
どのような背景を持つペットでも生涯を全うできるよう、最良の家族を見つけ出すことが、「Pets always come first」を掲げるペッツファーストの使命です。
■ペットケア&アダプションセンター日光について
里親探しをするペットたちは、当社グループのケア施設「ペットケア&アダプションセンター日光」で生活しています。栃木県日光市の敷地面積33,000坪(東京ドーム2個分)という広大な自然の中で、遊歩道や広場をのびのび散歩したり、安全に配慮したゆとりある施設で療養の上、里親様との出会いを待っています。

当施設のスタッフは一頭一頭に対し、きめ細やかな管理を行うとともに、その命に対して責任を持ち、獣医師とも連携の上、小さな変化も見逃さず対応するように心がけています。また、施設内には獣医師が適切な治療を行える診察室も完備しています。



現在、ペットケア&アダプションセンター日光には2025年2月末時点で70頭が生活し、主に治療を終えた、または回復期にある63頭が⾥親を募集中です。なお、5頭は里親探し代行サービスの猶予期間中のため募集待ち、1頭は治療中、1頭は終生飼養を行う予定です。

■里親譲渡実績(2025年2月末時点)
譲渡ペットを多くの方に知っていただく機会を増やし、一日も早く家族を見つけるために、2024年4月よりPʼs-firstの一部店舗にて譲渡ペットのご紹介を開始しました。また、里親様の負担を少しでも軽減するために「里親向け医療サービス*1」の提供も実施の上、お迎え後の生活をサポートしています。
活動開始から着実に譲渡を積み重ね、2020年には累計譲渡数1,000頭に到達し、累計での譲渡数は1,285頭(2025年2月末時点)となりました。直近での譲渡数推移は以下のようになっており、2025年2月度の譲渡頭数は12頭(要ケアペット8頭、保護犬・猫0頭、アダプションペット4頭)となっております。

*1:定期的な検査や投薬を必要とし、特別なケアを必要とする「要ケアペット」についてはかかりつけ医として、当グループの運営する「ペッツファースト動物病院」での治療費の30%を3年間負担させていただいています。その他、「アダプションペット」「保護犬・猫」についても同様に、万が一の際には「里親向け医療サービス」をご利用いただき、お迎え後の生活をサポートいたします。
■里親様からのメッセージとケアスタッフコメント
実際に里親様となって頂いたご家族から頂いたメッセージと、お世話を担当したペットケア&アダプションセンター日光のケアスタッフからのコメントを紹介します。
【しらすくん(サイべリアン)】
「ガマ腫」により、東京メディカルセンターにて治療後、ペットケア&アダプションセンター日光にて
譲渡(※ガマ腫:唾液性嚢胞ともいい、唾液分泌の流れのどこかに滞りが生じることで、唾液がその部分で貯留して膨れた状態となること)

里親様からのメッセージ
お迎えしてあっという間に1年が経ちました。
1年前の写真を見返すと本当に小さくてコロコロしていたのに、今ではすっかり立派なサイベリアンになりました。それから1月に息子を出産したので、しらすもお兄ちゃんになりました。
好奇心旺盛なビビり君なので、近づいては逃げての繰り返しですが、赤ちゃんに対してイタズラもしないでお利口に見守ってくれています。
この子をお迎えしてから毎日癒しをもらっています。改めて、しらすをお迎え出来て毎日幸せに過ごしています。本当にありがとうございました。
今後もよろしくお願いいたします。そして1匹でも多くの子が新しい飼い主さんの元で幸せに暮らせることを願っております。
ケアスタッフより、里親様へのメッセージ

いつも幸せいっぱいのご報告をありがとうございます。スタッフ一同微笑ましく拝見しております。
しらすくんはもともと唾液腺の疾患があった為、施設に居た時期はお口周りをこまめに拭き取らなければヨダレが垂れてしまっておりましたが、送っていただくお写真はいつも綺麗なお顔で本当にありがたいです。
また、幼少期は好奇心はあるものの少し臆病な性格だったと記憶しておりますが、今ではすっかりリラックスした寝姿まで見せてくれ、しらすくんがご家族に心を開き安心しきっている気持ちが伝わってまいります。先住の猫ちゃんとのシンクロした姿にも、ほっこりしますね。今後とも、どうぞ宜しくお願いいたします。

現在里親探し中のペットも、一日も早くしらすくんのような最良の家族を見つけて家庭で幸せに暮らせるよう、積極的に譲渡活動を行ってまいります。
■里親募集中のペットのご紹介
最後に、現在、ペットケア&アダプションセンター日光にて生活をしながら、里親様を募集しているペットについてご紹介します。
① ミニチュア・シュナウザー ジャスくん(男の子 / 誕生日:2024年5月12日)
人懐っこく、いつも元気いっぱいなミニチュア・シュナウザーのジャスくんです。何らかの原因により食道の運動性が低下し、食物や液体を胃へと送ることができない巨大食道症の診断が出ているため、食後や飲水後は10分ほど抱っこや立った姿勢を取ってもらう必要があります。その他の日常生活はほかのワンちゃんと同様に過ごすことができますが、食事のケアは今後も継続して必要となります。
ジャスくんの生活をサポートしながら、明るいジャスくんと楽しく生活いただける里親様を募集しております。


◆ジャスくんについて:Instagram
② 豆柴 かたくりくん(男の子(去勢手術済み) / 誕生日:2022年1月28日)
豆柴らしく、はじめは臆病な面もみられますが、慣れると人懐っこく笑顔を見せてくれる、甘えん坊のかたくりくんです。膵外分泌不全(膵臓からの消化酵素の分泌量が低下することで消化不良を起こす病気)の診断が出ており、不足している消化酵素を補う薬を飲んでいます。今後も定期的に検査の上、お薬は継続していただく必要がありますが、日常生活は問題なく送ることができます。
かたくりくんの生活をサポートしながら可愛がってくださる里親様を募集しております。


◆かたくりくんについて:Instagram / YouTube
その他の里親募集中のペットも、下記サイト・SNSよりご確認いただけます。面会のご希望やお問い合わせは、こちらから受け付けております。
【公式Instagram】@petcare_adoption_nikko
【公式Youtube】https://youtube.com/@pfirst_nikko?si=dXSFQpN7Xe3Gm5hq
【里親募集中のペット一覧】https://www.pfirst.jp/protected_activities.html
私たちは受け入れたすべてのペットの命に責任を持ち、そのペットと家族が幸せなペットライフを送れるよう、今後も里親探し活動を続けるとともにペットの幸せのためにできる取り組みを実践してまいります。
■会社案内
【会社名】ペッツファーストホールディングス株式会社
【所在地】〒153-0063東京都目黒区目黒1-24-12 オリックス目黒ビル9F
【資本金】1億円
【代表者】代表取締役社長COO 正宗伸麻
【従業員数】1,209名(うち獣医師66名 愛玩動物看護師65名※業務委託含む)2025年2⽉末時点
●公益財団法人日本補助犬協会と連携し13頭の聴導犬と1頭の介助犬を育成しユーザーへ提供
●動物病院URL(https://pfirst-ah.jp/)
●ニュースレターアーカイブページ(https://www.pfirst.jp/newsletter.html)
<本掲載関連記事>
・vol.1 ペットの命を守るための取り組み〜売れ残ったペットはどうなるのか
・vol.3 ペッツファースト初の医療センター「ペッツファースト動物病院 代官山高度医療センター」を開院
・vol.4 「ペッツファースト動物病院 福岡大野城医院」開院〜なぜ動物病院を拡大するのか〜
・vol.5 第1回譲渡会を開催〜なぜペットケア&アダプションセンター日光を開業したのか〜
・vol.6 私たち動物病院グループの高度医療への取り組み
・vol.7 日本獣医生命科学大学との猫の難病FIPの共同研究の取り組み〜不治の病を治る病気へ〜
・vol.8 ペットの遺伝子病対策の取り組み〜重篤な遺伝子病で苦しむペットを生み出さないために〜
・vol.9 2023年マンスリーペットレポ―ト総括〜売れ残りを一頭も出さない、病気や死亡事故根絶のための取り組み〜
・vol.10ペット販売の生後8週齢(56日齢)規制に対する私たちの考え方〜生後60日齢での取引基準への引き上げに関するお知らせ〜
・vol.11ペット業界におけるペットオークションやブリーダーなどの日齢偽装問題への対策〜「生後60日齢以上への取引基準引き上げ」に関する進捗報告〜
・vol.12 すべてのペットが幸せな⽣涯を送るための取り組み〜いわゆる衝動買いや飼い主を失うペットをゼロにするために〜
・vol.14 ペッツファースト動物病院「FIP予防検診」開始のお知らせ〜不治の病から治る病気へ、そして予防できる病気を目指す〜
・vol.15 獣医師監修 社内資格制度「ペッツファースト社会化トレーナー」の導入について〜子犬・子猫の社会化のために〜
・vol.16 当社獣医師によるブリーダー向け往診事業について〜ペットの健康を出⽣前から守る取り組み〜
・vol.17 ペッツファーストは、ペットをご購⼊される前のご契約者様へ「ペットのお迎え前セミナー」を実
施しています。〜ペットの衝動買いを抑え、責任ある終⽣飼養のために〜
・vol.18 2024 年 ペッツファーストマンスリーペットレポート総括〜 売れ残りを⼀頭も出さない、病気や死亡事故を根絶するための私たちの取り組み〜
●マンスリーペットレポート (https://www.pfirst.jp/protected_monthlyreport.html)
■お問い合わせ先
【本掲載内容について】
ペッツファースト株式会社 広報部
電話番号 03-6417-3503/E-mail pr@pfirst.jp
担当者 粕谷・西河・小野

すべての画像