deleteC、新たながん治療研究の寄付先を発表!膵がんの“予防的治療”と免疫療法の基礎研究を支援
~新コンセプト“立ち上がり研究”の応援の仕組みも発表~

認定NPO法人deleteC(デリート・シー 代表理事:小国士朗)は、2月4日のワールドキャンサーデー(世界対がんデー)に先駆けて、2026年2月3日(火)に第7回目となる授賞式「deleteC 2026 -HOPE-」を都内・虎ノ門ヒルズ ステーションタワー TOKYO NODE HALLにて開催し、新たな支援先として、難治がんである膵がんの予防的治療を目的とした研究と近年ノーベル賞などでも注目されている免疫療法を軸とした基礎研究の2研究を発表しました。
これら2つのがん治療研究には、総額1,000万円の寄付に加え、その研究の意義や目的を広く知っていただくための市民に向けたコンテンツやイベントなどの啓発活動を通じて支援します。これにより、deleteCとしては、支援先が累計14研究・寄付額は6,000万円となりました。
授賞式の会場には200名を超える、市民・企業関係者・医師研究者・がん当事者・学生・アスリート・俳優・メディア関係者が参加し、がん治療研究が「希望の種」であることを伝え、今年は「with HOPE」というコンセプトのもと、 全国に広がった希望の風景を参加者とともに振り返りました。初の試みとして、「CSAアワード」と題して、がん治療研究を前に進める新たな一歩を後押しし、deleteCの活動が広がるきっかけとなった市民や企業の8つのカジュアルソーシャルアクションを発表しました。さらに、2026年度の新方針「立ち上がり研究」のコンセプトも新たに報告され、これまで支援してきた研究者の声や今後の展望が語られました。
2026年度はがん教育を中心とした啓発の取り組みと市民によるカジュアルソーシャルアクションを加速させることにより、研究を一歩前に推し進めるための支援を強化し、支援研究も増やす方針であることが発表されました。
これからも「みんなの力で、がんを治せる病気にする」ことをミッションに、「with HOPE」というビジョンのもと ふだんの暮らし中で、気軽に参加できるカジュアルソーシャルアクションを通じがん希望治療研究を社会全体で応援できる土壌を育て、希望の風景を全国に根付かせることで、研究の進展に貢献できるよう活動を進めてまいります。
deleteC 2026 -HOPE- 特設サイト https://www.delete-c.com/hope
■「deleteC 2026 -HOPE-」 受賞者
牧野祐紀 さん(大阪大学大学院医学系研究科 消化器内科学・助教)
研究テーマ:「嚢胞性前癌病変を標的とした膵癌超早期治療の開発」
選考理由:
予後が非常に悪く治療が難しい膵がんに対し、「予防的治療」という新しい概念と超早期介入による治療可能性が多くの人に希望を与えると評価されました。研究費の現実性や計画の実現性が高く、研究者の誠実な姿勢から着実な進展が期待される点も選考理由です。

研究紹介動画:https://youtu.be/VuxdH29Twfw
動画ナレーション:俳優 宮地真緒さん
<牧野 祐紀 さん 受賞コメント>
予後の悪い膵臓がんを予防できるようになれば大きなメリットがあると考え、「前癌病変」と呼ばれる、がんになる一歩手前の病変に予防的治療を行うことで、がんへの進展をおさえることを目指す研究を行っています。今回の研究の対象であるIPMN(膵管内乳頭粘液性腫瘍)も前癌病変の一つで、一般人口の数パーセントに認められます。IPMNは超音波検査などの画像で、がんになる前から見つけることができます。がんになる前の病変を先に見つけて、治療を行うことができれば膵がんを予防できるようになります。また、IPMNを見つけて定期的に経過を見ることによって、早期に膵がんが発見できれば、膵がんも治らない病気ではありません。IPMNという病気を多くの人に知ってもらい、検診などIPMNを見つける検査を受けてもらいたいと思います。研究のアイデアがあるが、資金がないなかで今回の助成は大きな支えになります。助成にこたえられる大きな成果を上げたいと思います。
<医療選考委員コメント>
慶應義塾大学医学部 がんゲノム医療センター長 西原広史さん
牧野先生が着目しているIPMNというのはあまり馴染みがないと思いますが、数少ない「前癌病変」を画像で捉えることができる病気です。がんになる前の病変をとらえることができるIPMNに対して、もし薬があればがんになることを予防できます。オリジナリティがある着眼点で、治療が難しい膵がんをがんになる前に何とかしたいというのは素晴らしい観点で今年度の寄付の対象になりました。是非これから頑張っていただきたいです。

■「deleteC 2026 -HOPE-」 受賞者
児玉真さん(東京科学大学大学院医歯学総合研究科 人体病理学分野・非常勤講師)
研究テーマ:「局所1型IFN活性化を基盤とした新規癌免疫療法」
選考理由:
臨床応用が進む免疫療法において、効果が得られない約8割の患者を救いたいという圧倒的な熱意と、研究に人生を賭ける「本気」の姿勢を示してくださいました。研究成功時の社会的インパクトの大きさに加え、難解な研究内容だからこそdeleteCが分かりやすく伝える意義があるという点も選考理由となりました。

研究紹介動画:https://youtu.be/_MWGxjz2YBU
動画ナレーション:声優・ナレーター 木村匡也さん
<児玉 真さん 受賞コメント>
がんはある原因や分子に着目して研究、治療を行ってもまた違う形でがんが進行するため、治療法開発は難しいことだと思っていました。しかし、近年になり免疫療法が登場し、がんも克服が可能なのではないかと感じました。免疫療法が効かない患者さんに治療が効くようにするためには、免疫のサイクルを回す必要があります。薬が効かないのはこのサイクルが抑制されている仕組みがあるのではないかと思って研究を始めました。一般病院に勤務しながら研究をしていましたが、興味深い結果が出てきて、もう少ししっかり研究に向き合う時間を確保しようと勤めていた病院を退職したタイミングで、このご支援を頂き、改めて、がんを克服するために、私も少しでも何か貢献できればと、全身全霊で研究を進めたいと決意を新たにしています。
<医療選考委員コメント>
東京大学医科学研究所附属病院 腫瘍・総合内科 教授 / 東京大学医学部附属病院 腫瘍センター長 朴 成和さん
がんの抗原提示細胞にターゲットを絞って、がんを攻撃する局所で免疫療法のブレーキを外すことで、がんへの攻撃のアクセルを踏む、すばらしいアイデアだと審査のときに思いました。また、研究を進める上ではパッションが大事です。今日のこの場でも、児玉先生がこの研究を進めたいと強く思っているパッションに大きく感銘を感じました。先生の研究がこれから本当に着実に実を結ぶことを祈念します。

<医療選考委員コメント(総評)>
がん研究会研究本部 本部長
国立がん研究センター東病院 名誉院長 大津 敦さん

本庶先生の免疫チェックポイント阻害剤、山中先生のiPS細胞、坂口先生の制御性T細胞と、近年のがん治療の画期的な薬の開発、すごいことが実は日本の研究から次々と起きています。牧野先生、児玉先生の研究も、まさにdeleteC、「がんを治す」というところまでこの研究の先に届くことを本当に期待しています。ただ、それには非常に長い年月がかかります。研究とはすごい地味なもので、この授賞式のきらびやかな世界とは無縁のところで、普段は本当に地味な作業をしておられると思います。
そのようななか、一般の方ががん研究を応援してくれているというのは、研究者にものすごいエネルギーを与えてくれます。
今日ここにお集まりいただいた皆さん、そして寄付を通して全国、全国民に近い数の方が関わっていただいているなか、研究者もその熱意や思いに応えられるように、今後の研究が発展していくことを本当に期待しております。
■「CSAアワード」 受賞者

『重鎮なのに軽やかに動いたで賞』
サミット株式会社 代表取締役社長 服部 哲也さん
大和リース株式会社 代表取締役会長 森田 俊作さん
『その手があったで賞』
内山 浩文さん
小杉湯 小杉湯原宿さん
『ルーキー賞』
万代 都島友渕店 店長 向井美紀さん
カスミ FOOD OFFストッカー下妻東店 deleteC 推進リーダー 染谷佐代子さん
『ワンチームで応援したで賞』
サントリー食品インターナショナル株式会社さん
千葉ファミリーさん








<deleteC理事・広報 山口恵子コメント(総評)>

受賞されたみなさま、そして今日この日のために会場に駆けつけてくださったみなさま、本当にありがとうございます。心よりおめでとうございます。はじめて C.C.レモンの「C」が消えて嬉しかった日のことや、1台目の deleteC モデルの自動販売機を設置していただいた日のことを、あらためて思い返していました。7年前、deleteC が立ち上がったばかりの頃、この活動に参加してくださるのは、ほんの一握りでした。それが今では、本当にたくさんの方が参加してくださり、今日は 8つのアクションを表彰することができました。このほかにも、お散歩やアプリの開発など、さまざまな形でアクションが広がっていることも実感しています。CSAアワードは、今年はじめての試みでしたが、正直、どのアクションも素晴らしく、そのどれもが尊くて、選ぶことはとても難しかったです。カジュアルソーシャルアクションは、名前のとおりかろやかなアクションですが、その一つひとつが実現するまでには、多くの人たちが情熱を注ぎ、実現するために日々向き合ってくださっています。その姿を、私たちはずっと見てきました。今日ここにいる方、そして今も一緒に取り組んでくださっているすべての方に、心から感謝を伝えたいと思います。想いを共にして一緒に取り組んでいくことで、がんを治せる病気にする日に、私たちは確実に一歩近づき、手繰り寄せることができると信じています。そして、この活動が続いていくことが希望だと感じています。これからもぜひ、一緒に進めていただけたら嬉しく思います。今日は本当に、ありがとうございました。
■deleteC代表理事 小国士朗コメント

deleteCは、これまで段階的にフェーズを進めてきました。フェーズ1は、deleteCという活動を形にすること。フェーズ2は、カジュアルソーシャルアクションという新しい概念を社会に広げること。
そして、2026年からフェーズ3が始まります。フェーズ3で、私たちが掲げるのが「立ち上がり研究」を応援することです。「立ち上がり研究」という言葉を聞いたことがある方は、ほとんどいないと思います。これは、deleteCが新たに掲げる、まったく新しいコンセプトです。
2025年は、「研究」というものに、社会の注目が大きく集まった一年だったと感じています。坂口先生の「がんは治せる病気になる」というメッセージが広がり、ある研究には市民から自発的に多くの支援が集まりました。一方で、私たちは課題も感じました。日本の研究費は、ドイツと比べると約3分の1と言われています。また、一時的な熱狂が、果たしてどこまで続くのかという不安もありました。だからこそ、deleteCはこれまで一貫して「応援する」ではなく、「応援し続ける」ことを大切にしてきました。
正直に言うと、「本当に意味があるのだろうか」「焼け石に水なのではないか」「これは自己満足なのではないか」そう思ったことも何度もあります。「いつまでやるの?」「deleteCは、結局なにがしたいの?」そんな問いを投げかけられることもありました。
そんなとき、夏の選考会で、医療選考委員の西原先生から言われた言葉を思い出します。
「500万円でも、大きいですよ」正直、驚きました。「本当にそうなんですか?」と、心の中で何度も問い返しました。そこで私たちは、これまで支援してきた12人の研究者に、あらためて話を聞きました。すると、はっきりとした答えが返ってきました。「研究を始める一歩になった」「続ける勇気をもらえた」「テーマを肯定されたことが、何より大きかった」その声を聞いて、私たちは確信しました。deleteCにできることがある。そして、deleteCにしかできないことがある。それが、「立ち上がり研究」という新しいコンセプトです。
研究が立ち上がり、まだ歩み始めるのが大変なとき。なかなか踏み出せない最初の一歩や、新たな一歩を踏み出そうとする瞬間に、市民のアクションが、その背中をそっと押す。市民一人ひとりが、研究のエンジェル投資家になる。そんな、新しい応援の文化をつくっていきたいと考えています。
そのための仕組みが、「啓発 → アクション → 立ち上がり研究への寄付」というサイクルです。
これまで私たちは、寄付の「金額」を増やすことに意識が向いていた時期もありました。しかし、これからは違います。一歩を踏み出せる研究の「数」を増やす。立ち上がり研究を、ひとつでも多く生み出していくことを大切にします。啓発によって「なぜ応援するのか(Why)」が分かる。Whyが分かれば、CSAに力が入る。CSAが広がれば、応援できる立ち上がり研究が増えていく。
このサイクルを積み重ねることで、社会全体が「がんを治せる病気にする未来」に、少しずつ近づいていく。その底上げを担う存在でありたいと、deleteCは考えています。立ち上がり研究の基準については、2026年3月中旬から4月にかけて発表する予定です。そして2026年度は、少なくとも3つの立ち上がり研究を応援したいと考えています。これが、フェーズ3のdeleteCです。どうか、これからも一緒に歩んでください。
■過去受賞者から届いた声

・「当時の私は研究実績に乏しく、公的資金や民間の助成金を獲得することはほぼ不可能な状況でした。研究自体を諦めかけていた中で、研究の機会を与えてくださったのがdeleteCでした。」
・「確実にオンライン治験の取り組みは進んでおります。最初に導入させていただいた医師主導治験は、登録を完了し、28名中のうち9施設10名の方にオンライン治験として参加いただくことができました。オンライン治験の成功例として論文に発表しました。」
・「試験結果が出るまでにはまだ時間を要しますが、日本の国際共同試験への参画が実現し、一歩前に進んだと感じています。」
・「基礎から臨床試験への「死の谷」を渡るための様々な決心ができたと思います。お陰様で、私達は基礎研究でとどまることなく、臨床試験へと歩みを進め、着実に「患者さんに新しい選択肢」を届けるために前に進んでいます。」
・「deleteCの皆様の活動に支援頂いたことは我々にとってはまさに「一歩前進」のきっかけとなりました。競争的資金を獲得したことそのものが米国の研究者から私達の本気度を可視化する良い契機になったと思います。」
・「deleteCの支援は、金額は十分だと思います。金額ではなく、研究テーマを肯定してくれることで「研究を始める一歩」「続ける勇気」を与えてくれる支援だと感じています。」
・「市民の応援が力になっているか?については100%YESであり、deleteCの支援を通じて研究が一歩前に進んだ・背中を押されたと感じられる点」については、面接のときから今日までずっと、です。」
■deleteCの直近の取り組み
サントリー食品インターナショナル株式会社様
昨年に引き続き、ワールドキャンサーデーに先駆けて、2025年1月13日から、deleteCモデルの「C.C.レモン」が全国で数量限定にて登場。売上の一部ががん治療研究の寄付に繋がります。希望の風景が広がるようにとwite HOPEの直筆メッセージが記載された特別パッケージです。
https://www.suntory.co.jp/softdrink/news/pr/article/2026/SBF1648.html
株式会社阪急阪神ホテルズ様
昨年に続き、今年もワールドキャンサーデーの2月4日限定で、阪急阪神ホテルズ直営店において、宿泊時のチェックイン・チェックアウトやカフェ・レストランのCoffeeが寄付につながるアクションを実施。
https://www.hankyu-hotel.com/hotel/hh/oursinnh/-/media/group/info/deletec/deletec.pdf
TSUTAYA BOOKSTORE 梅田MeRISE様
2月の一カ月間、TSUTAYA BOOKSTORE店内に、がん治療研究への寄付につながるdeleteCのオリジナルアイテムをあつめたコーナーを設置し、deleteC POPUPとして取り組んでいます。
https://deletec2026.peatix.com/
株式会社haccoba様
特別な限定パッケージの「はなうたホップス+deleteC」が登場。haccobaの「C」を消した限定パッケージで、ボトルの首元にはdeleteCカラーであるマゼンタピンクのタグラベルがあしらわれています。
https://haccoba.com/products/hanauta-hops23
株式会社万代様
買物が応援に!対象商品を購入すると1円ががん治療研究につながる取り組みを2月の一カ月間実施。
https://www.mandai-cp.jp/lp_delete-c/
IKEUCHI ORGANIC株式会社様
deleteCのイベントやコラボ会場にて、deleteCのロゴが刺繍された特別なタオルを販売中。売上の一部ががん治療研究に寄付されます。
■deleteCスローガン
いつでもどこでもかろやかにがん治療研究の応援ができる。それが、カジュアルソーシャルアクション(CSA)。世代や立場をこえて、誰でもできる。投稿するだけで、買うだけで、いろんな方法でできる。ひとつひとつは小さな営みでも、あつまって、重なって、広がれば、
「がんを治せる病気にする」という未来を手繰り寄せることができるはずだから。
ふだんの暮らしが、応援になる。できることから、かろやかに、はじめよう。
■法人概要
団体名 : 認定特定非営利活動法⼈deleteC(2022年9⽉22⽇交付・認定番号4⽣都管第703号)
設立 : 2019年9月5日
代表 : 代表理事 小国士朗
事業内容 : (1)ロゴ等を活⽤したがん啓発事業(2)がん啓発イベント事業(3)がん医学研究に対する寄付・助成事業(4)がん医学研究に関する事業提供・啓発事業(5)その他その目的を達成するために必要な事業
ホームページ :https://www.delete-c.com/
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