地域発ビジネスの新潮流 愛媛県松前町から挑戦者が続々誕生

~「ローカルビジネスカレッジ」第1期生が成果発表、AI活用で売上15倍の事例も~

株式会社愛媛新聞社

 愛媛県松前町が主催し、愛媛新聞社(松山市)が企画運営する「ローカルビジネスカレッジ(ロカジ)松前校」第1期生による成果報告会が10月30日、愛媛県松前町筒井の松前総合文化センターで開催されました。町内で売上拡大や起業を目指す8人の受講生が、4カ月間にわたる実践的な学びと挑戦の成果を発表。町内外から来場した約60人が、真剣なまなざしで各発表に聞き入っていました。

経営改善への取り組みを発表するロカジ受講生(右前)

■ 地方から「ビジネスの芽」を育てる4カ月

 ロカジ松前校は、愛媛新聞社とIT・コンサルの株式会社ウェイビー(東京)が共同で推進する、中小企業振興・支援プログラム「BizG Masaki(ビズジーマサキ)」の一環として開講。マーケティングやデジタル活用、ブランディングなどを学び、地域の実情に即した事業改善、新規事業構築を支援することを目的としています。

■ 成果報告では「AIと地域資源の融合」が話題に

 報告会では、みそ製造・販売業、建設業、農業、飲食業など多彩な分野の受講生が登壇。電子商取引(EC)専門の青果店「八ツ星緑果(せいか)」を営む星加崇行さんは、「利益不足」や「業務の属人化」といった課題にAIを活用して挑戦。商品説明や注文リストの自動化、クリック率向上を意識した画像検証、効率的な広告出稿により、9~10月の売上を前年同期比約15倍に伸ばす成果を達成しました。「自分の成長を阻んでいた要因に気づくことが第一歩。今後は顧客リストの整備やAIのさらなる学習に挑みたい」と語りました。

松前町の田中浩介町長(後列左から5人目)から受け取った修了証を掲げるロカジ受講生ら

■ 各分野から挑戦者が登壇

 第1期生として発表したのは以下の8人。地元の資源、技術、思いを生かした多様な挑戦を披露しました。

 押岡祥誠(有限会社レングス/美容室経営) 久保田大希(インフルエンサー・エンターテイナー) 重松匡(重松農園/花卉農家) 田中大介(義農味噌株式会社/みそ製造・販売) 星加崇行(八ツ星緑果/青果EC事業) 前田香緒里(翔虹/書道家) 柳原雄悦(淡路島バーガースタンド松前校/飲食業) 吉岡和樹(有限会社吉岡工業/建設業) 

 また、特別講演として株式会社ウェイビー 代表取締役CEO 伊藤健太氏が「ゼロから始めるスモールビジネス成功の方程式」と題して登壇し、会場を大いに沸かせました。

■ 第2期生(12月~2026年3月)募集中!

 現在、ロカジ松前校では第2期受講生を11月18日まで募集中です。対象は、松前町内で事業を営む人や起業を検討している人など。松前町を舞台に小さく始めて大きく育てるビジネスを志す方に向け、実践的な伴走型プログラムを提供します。詳細はBizG Masakiロカジ松前校専用サイトをご覧ください。

https://masaki.local-business-daigaku.site/

<本件に関するお問い合わせ>

愛媛新聞社デジタル開発部

秀野太俊
TEL:089-935-2323(平日9:00~17:00)

Email:shuno@ehime-np.co.jp

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業種
情報通信
本社所在地
愛媛県松山市大手町1丁目12ー1
電話番号
089-935-2111
代表者名
加藤令史
上場
未上場
資本金
1億円
設立
1876年09月