ムービープラスの人気オリジナル番組「この映画が観たい」12月はワダエミさんが登場
CS映画専門チャンネル「ムービープラス」(ジュピターエンタテインメント㈱、東京都千代田区、代表取締役社長:寺嶋博礼)で放送中のオリジナル番組「この映画が観たい」。この番組は、様々な分野で活躍する著名人の方々にかけがえのない“映画体験”と、それに纏わる人生の様々なエピソードをお聞きする番組です。12月は、世界で活躍している衣装デザイナーのワダエミさんが登場します。ワダさんがセレクトした映画「シェーン」「オルフェ」「愛のコリーダ」「コックと泥棒、その妻と愛人」「欲望の翼」について、番組で熱く語っていただきました。
輸入会社を経営する祖父の影響で、幼い頃から自宅の映写機で外国映画を観ていたというワダさん。外国に対するある種のこだわりがまったくない家庭で育ったワダさんは、戦後いくつかのアメリカ映画と出会います。そのひとつが、ジョージ・スティーヴンス監督の西部劇「シェーン」。映画のラストシーンで「シェーン!カムバック!」という呼びかけにも振り返らずに去っていく主人公の姿は、「過去を振り返らない」というワダさんの仕事の上でも共通している部分だそう。中学生になると、洋画家の堂本尚郎氏から絵画を学びながら、一緒に演劇や映画を観てまわったというワダさん。その時期に出会ったのがジャン・コクトーの「オルフェ」で、学校の授業が終わると毎日劇場に通い詰めるほど、そのアーティスティックな世界観に魅了されました。「オルフェ」は、ワダさんにとって「物作りの基本」を示す大切な作品だと語りました。
その後、大学在学中に演出家の和田勉氏と結婚。画家を目指していたワダさんは、この出会いがきっかけで舞台の衣装や美術の仕事に興味を持ち始めます。数々の舞台や映画を経験し、のちに黒澤明監督の「乱」で衣装デザインを担当。「これまでの時代劇にないものを作りたい」というワダさんの想いも念願叶い、アジア人女性として初のアカデミー衣装デザイン賞受賞を果たします。次に話題に挙がった映画は大島渚監督の「愛のコリーダ」。日本で劇場公開されていなかったためサンフランシスコまで足を運んだそうで、「これほど衝撃を受けた映画はない」と断言できるほど強烈な印象を受けたという。その後「御法度」で大島監督と仕事をした際に「新撰組の衣装を黒にする」というワダさんのアイデアが採用され、斬新な世界観で観客を驚かせました。
仕事を選択する上で大事にしているのは「自分がその仕事に乗れるか乗れないか。今までにやったことがないような衣装が作れるか、そこに新しい発見があるか」ということだと語るワダさん。これからの活躍が楽しみなワダさんの溢れ出るパワーが感じられる番組「この映画が観たい」を、ぜひムービープラスでお楽しみください。
「この映画が観たい#27 ~ワダエミのオールタイム・ベスト~」
初回放送:12月7日(月)深夜1:15~1:45
再放送:12月9日(水)8:15~8:45、14日(月)18:00~18:30、20日(日)8:30~9:00、24日(木)10:00~10:30
ワダエミ プロフィール
1937年、京都府出身。京都市立美術大学(現:京都市立芸術大学)卒業後、夫・和田勉の影響で舞台や映画の美術・衣装デザインを経験。黒澤明監督の「乱」では、アジア人女性として初めてアカデミー衣装デザイン賞を受賞。その後もピーター・グリーナウェイやチャン・イーモウといった名匠が手掛ける作品に参加。今もなお、世界中の監督から絶え間なくオファーを受け、精力的に活躍している。
1月は、「少女漫画の神様」とも評される漫画家の萩尾望都さんが登場予定です。ご期待ください。
「この映画が観たい」公式ページ http://www.movieplus.jp/guide/mybest/
ムービープラスとは
今年開局26年目を迎えた日本最大級の映画チャンネルです。ハリウッドのヒット作をはじめとする国内外の選りすぐりの映画、映画祭、最新映画情報を放送し、J:COMなど全国のケーブルテレビやスカパー!、IP放送を通じ、約720万世帯のお客様にご覧いただいています。
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