株式会社タオは、2024年度からの小学校教科書に準拠した「天神」小学生版をリリースしました

2020年度の教科書改訂に続き、2024年度の教科書改訂後も出版社カバー率100％を継続

（株）タオ

2024年4月8日 10時00分

幼児・小学生・中学生を対象としたデジタル学習教材「天神」を企画・開発・販売する株式会社タオ（本社：滋賀県草津市、代表取締役：黒澤慶昭）は、国語・算数・理科・社会・生活・英語の6教科で2024年度からの教科書に”準拠”した「天神」小学生版をリリースしました。

2020年度の教科書改訂に続き、2024年度の教科書改訂後も出版社のカバー率は100％となります。「天神」が各社の検定教科書に"準拠"することで、全国のユーザーは教科書の目次と全く同じ内容でページ数を確認しながら、スムーズに学習できます。

教科書改訂とは？

「学校の教科書が変わること」を指し、約4年に一度実施されます。

教科書改訂には、「大改訂」と「小改訂」の2種類があり、それらは「学習指導要領（文部科学省が定める、教科書の土台となるもの）」が変わるかどうかで区別されます。

・大改訂：約10年に一度行われる。学習指導要領が変わり、それに伴って教科書の内容や目標も大きく変わる。

・小改訂：約4年に一度行われる。学習指導要領は変わらないため、教科書で学習する内容や目標には大きな変更はないが、より時代に合った方法で学習指導要領が定める目標を達成できるよう実施される。

教科書の土台となる学習指導要領が大きく変更されたため、2020年度は「大改訂」が行われ、5・6年での正式教科としての英語や、プログラミング教育の概念などが追加されました。2024年度は学習指導要領の変更が無い「小改訂」のため、学習内容や目標には大きな変更はありませんが、主に以下の変更がありました。

2024年度の教科書改訂では「教科書のデジタル化」が進む

2020年度の教科書改訂時、教科書内にQRコードが追加され、生徒がタブレット端末などでコードを読み込むことで、関連した動画やアニメーションを見られるようになりました。2024年度の教科書改訂では、その傾向が強くなりました。

英語の教科書で扱う単語数が増える

2020年度の大改訂で追加された小学5・6年の英語では、2024年度の教科書改訂によって扱う単語の数が増加しました。小学校の英語では、単語のつづりを覚えることはせずに、「生徒が教科書に載った単語の一覧を見ながら、自分の好きな単語を選んで英文を作る」といった活動を行います。その際、生徒がより多くの選択肢の中から選べるように、教科書で扱う単語の数が増えました。
これに伴い、「天神」でも英語で扱う単語数を増やしました。

プログラミング教育の扱いは小さいまま

2020年度の大改訂で注目されましたが、学校で「プログラミング教育」という教科があるわけでなく、生徒の「論理的に考える力」を養えるように努力するということになっています。2024年度の教科書改訂での変更については、各出版社で特に触れられておらず、大きな変化はありませんでした。なお、学校現場では学校裁量の「総合的な学習の時間」で取り扱われるのが常識となりつつあります。

「天神」では、算数内にプログラミングを通して論理的に考える体験ができるコンテンツを追加しました。