マシンビジョンレンズ世界トップクラスのシェアを占めるヴイ・エス・テクノロジー2025年のIPOに向けグローバル企業向けERP「multibook」を導入
〜連結決算の効率化や管理部門の体制強化・グループガバナンス向上を図る〜
※ERP…Enterprise Resources Planning の略称で、企業経営の基本となる資源(ヒト・モノ・カネ・情報)を一元管理し有効活用する考え方です。企業の基幹業務を支援する「基幹システムパッケージ」を指すことが多く、データに基づいた経営や業務効率化を実現します。
■ヴイ・エス・テクノロジーについて
ヴイ・エス・テクノロジーは検査、計測等に使用される産業用の光学レンズであるマシンビジョンレンズ世界シェアトップクラスの企業です。1997年に創業し、マシンビジョンレンズの製造・販売を中核に、カメラや検査装置等の光学・画像処理のソリューションや照明とカメラを組み合わせたユニット、セキュリティーレンズなど、1000種類以上の製品を世界中で開発・製造販売しています。
グローバル進出も積極的に行っており、日本の他に中国、台湾、香港、韓国、タイ、アメリカ、オランダの7つの国と地域に子会社を設立しています。2022年連結売上高は80億を計画しており、2024年に連結売上高100億超、2025年にはIPOを目指しています。
■「multibook」導入前の課題
ヴイ・エス・テクノロジーはこれまで、スピーディーなグローバル展開を図るため、海外現地法人や現場の意向を優先し、グループの事業運営を進めてきました。
海外拠点の経理・会計業務においても、現地担当者の意向を優先し、各拠点で異なるシステムを導入していたため、拠点ごとに会計データのフォーマットが異なっていました。そのため毎月各拠点のシステムで作成した財務諸表を、本社でExcelを使って情報を集約した後、勘定科目の紐付けなどを手作業で行い月次決算を実施していました。さらに、四半期毎には、Excelで作成した連結決算を行うためのデータ収集用のフォーマット(連結パッケージ)を使用してグループ全体の連結決算を実施していました。
この従来の方法では、連結決算業務の煩雑化による業務負荷の増大や精度の向上が課題でした。また、本社が海外拠点から提出された会計データの修正や再確認を依頼する際は、拠点ごとに異なるシステムを理解した上で適切なアドバイスを行うことが難しく、本社と拠点間のやり取りで多くの時間がかかってしまっていました。さらに、海外拠点の経営状況や会計情報の把握がリアルタイム性に欠けることも課題でした。
こういった状況の中で、2025年末のIPOを目指す事となり、グループ全体のガバナンス強化と連結会計を強化する必要性が高まりました。これを受け、各国の海外拠点の情報をリアルタイムで収集・分析し、経営陣へ報告ができるような、経理財務部門を含めた管理部門の強化を図り、「multibook」の導入が検討されました。
■「multibook」導入理由
海外に子会社や拠点を設立しグローバル展開を進める中で、多言語・多通貨の対応が可能な事や、類似サービスと比較した場合に導入費やランニングコストがリーズナブルである事、またヴイ・エス・テクノロジーと近い規模感の企業への導入実績が評価され「multibook」の導入が決定しました。
まず第1段の取り組みとして、全拠点の業績や資金、不正取引、為替リスクなどをリアルタイムで一覧化する機能「マネジメントコックピット」の導入・活用が全拠点で進められています。従来Excelで行っていた全拠点の会計データの集約作業がなくなり、大幅な業務量の削減になることや、全拠点の情報を可視化し分析・改善ができるため、スピーディーな経営判断につながる機能だと評価をされ、海外の全拠点である7つの国と地域での採用となりました。
■ヴイ・エス・テクノロジー経理財務部 部長 依田氏コメント
『今までは創業者が自ら事業を牽引していく、いわゆるオーナー企業の経営スタイルでした。しかし、創業から20年を超えて事業承継の必要性を感じた創業者は、今後100年以上続く企業を目指したいという思いから、2025年末を目処にIPOするという目標を設定しました。それに伴い、社内でも急ピッチで組織再編がなされ、1年前から経理財務部というIPOに向けた土台作りをする部署が立ち上がりました。今まではスピーディーな事業展開が最優先だったため、社内での部分最適が進みすぎてしまい、ガバナンスが弱い状態だったのです。
IPOに向けてまずは各拠点の会計情報を本社でしっかりと把握し、スピーディーに数値に関するやりとりができる体制の構築を目指しています。そのために、マネジメントコックピットを共通言語として本社・海外拠点間でお互いにコミュニケーションできる体制を作っていきたいと考えています。また、マネジメントコックピットによる運用がグループ全社でしっかり軌道に乗ったら、全拠点に会計システムとして「multibook」を導入し、本社側でもリアルタイムで会計情報を把握しながら、内部統制の強化に役立てたいと考えています。』
■クラウド型会計・ERP「multibook」概要
海外拠点管理に最適なクラウド型会計・ERPサービスです。12言語※・複数帳簿に対応し、各言語・通貨での会計業務や為替の換算が可能で、複数拠点を本社で一元管理できます。
製造・商社・飲食・建設など多業種にわたり、上場企業から非上場企業まで、31ヵ国・250社への導入実績があります。
サービス名:multibook(マルチブック)
URL:https://www.multibook.jp/
利用料金:基本月額料7万円〜(保守費用1万円/月含む)。詳細はHPよりお問い合わせください。
主な機能:12言語対応※、各言語・通貨による会計、固定資産管理、在庫管理、経費精算、連結会計連携等
※12の対応言語:
日本語、英語、タイ語、ベトナム語、韓国語、ミャンマー語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、中国語(繁体字・簡体字)、インドネシア語
■株式会社マルチブック 会社概要
会社名:株式会社マルチブック
代表者:代表取締役CEO渡部学
設立:2000年9月
本社:東京都品川区西五反田1-1-8 NMF五反田駅前ビル5階
海外拠点:シンガポール ・タイ ・香港 ・ オランダ ・ドイツ
事業内容:クラウド型会計・ERPサービス「multibook」等の企画・開発・提供URL:https://www.multibook.jp/
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
- 種類
- その他
- ビジネスカテゴリ
- 国際情報・国際サービス経営・コンサルティング
- ダウンロード