物流情報プラットフォーム「MOVO」 最新技術を駆使しシステム基盤を刷新 2020年夏に各サービスが新基盤上で稼働開始
株式会社Hacobu(ハコブ、本社:東京都港区、代表取締役社長CEO 佐々木太郎、以下「Hacobu」)は物流情報プラットフォーム「MOVO(ムーボ)」のシステム基盤を刷新しました。既に一部サービスは新基盤上で稼働しており、今後2020年夏までに各サービスを新たな基盤上で提供してまいります。今回のシステム基盤の刷新を経て、「外部サービスとの連携」「既存サービスの機能多様化・実装のスピードアップ」などが可能になります。
基盤を刷新する背景
物流業界はメーカー、卸、運送会社、小売など様々なプレイヤーが協働してサプライチェーンを構成しています。そのため個社の合理性を追求するのではなく、業界、事業者の枠を超えてサプライチェーン全体の最適化を目指す必要があります。Hacobuはユーザーの利便性を考慮した時に、オープンAPIによる物流業界の多様なサービスとの連携がサプライチェーン全体の最適化に繋がると考えます。今回の「MOVO」のシステム基盤の刷新はその一歩となります。
モダンな技術を駆使した新基盤
システム基盤の刷新にあたり、プログラミングコードをゼロベースですべて書き直し、それらを支える技術スタックもすべてモダンなものに刷新しました。
「MOVO」のアーキテクチャとしてマイクロサービスを採用しました。マイクロサービスは、複数の機能群を連携させてシステムを構成するので、大規模開発しやすく、変更に強く、スケールしやすく、耐障害性が高いことが特徴です。
MOVOをマイクロサービス化するにあたり、自動デプロイ、スケーリング、コンテナの運用及び自動化を図るためにKubernetesを採用しています。また、マイクロサービスでは、機能が増えるごとに通信のオーバーヘッドが大きくなります。その点を軽減するために、高速通信プロトコルであるgRPCを導入しています。
そして、アプリケーションを実装するプログラミング言語は、Golangを採用しました。高速ビルド、シングルバイナリ、省メモリが特徴で、無数のソフトウェアを効率的に開発することができます。KubernetesやDockerもGolangで実装されています。
フロントエンドの技術スタックとしては、React / Redux / Hooksを採用しました。プログラミング言語はTypeScriptを採用し、相性が良いとされるReactを採用しました。MOVOのデザインの共通化・再利用化を促進するために、AtomicDesignを採用し、storybookで開発効率の向上をはかっています。
これにより、フロントエンドエンジニアとデザイナーのシームレスな連携が可能となっております。
Hacobu執行役員 CTO戸井田 裕貴
「複数のサービスの集合体である「MOVO」を実現するためのアーキテクチャはマイクロサービス一択です。MOVOをマイクロサービス化するにあたり、自動デプロイ、スケーリング、コンテナの運用及び自動化は切っても切り離せない課題です。それらを解決するのがKubernetesです。
アプリケーションを実装するプログラミング言語として採用したGolangはGoogle社によってつくられた信頼性が高いプログラミング言語です。
フロントエンドは大規模な開発になるので、TypeScriptは外せない。となると最も相性が良いとされるFacebook社で開発されているReact一択でした。
弊社開発チームはこれらの技術を駆使し、少数精鋭でアジャイル開発を行うことで、開発速度とサービス品質を極限まで高めるため日々活動しています。最終的に従来の旧基盤での開発に比べ、300%の開発効率&速度アップを実現しました。」
新基盤によって実現すること
今後サービスを新たな基盤で提供することで以下のことを実現します。
順次機能をリリースし、2020年夏までに全てのユーザーの皆さまにご案内いたします。
MOVO(ムーボ)について
「MOVO」は、SaaS型の物流管理ソリューションとして、待機時間でトラックを効率的に稼働させられない問題、トラックが手配しにくい問題、そしてトラックの位置情報を把握できない問題等を解決するためのクラウドを提供します。上記ソリューションの提供によって、物流情報がクラウド上でやりとりされる物流情報プラットフォームを形成し、そのデータが標準的なフォーマットで蓄積・分析されることで、全体としての物流が業界・事業者の枠を超えて最適化された社会を実現します。その過程において、ロジスティクス業界でデジタルトランスフォーメーションを推し進め、AIなどのテクノロジーを普及させることを企図しています。
「MOVO」の名前の由来はmove(移動する)とoptimization(最適化)をかけ合わせた造語です。ミッションである「運ぶを最適化する」という思いが込められています。
Hacobuについて
Hacobuは、「運ぶを最適化する」をミッションとして、企業間物流の最適化を目指し、デジタル物流情報プラットフォーム「MOVO(ムーボ)」を提供する会社です。
商号 : 株式会社Hacobu
設立 : 2015年6月30日
所在地 : 〒108-0073 東京都港区三田3丁目12番17号 プレクスビルディング3階
代表 : 代表取締役社長CEO 佐々木 太郎
URL : https://movo.co.jp/
事業内容: 物流向けアプリケーション及びハードウェアの開発・販売、貨物利用運送事業
基盤を刷新する背景
物流業界はメーカー、卸、運送会社、小売など様々なプレイヤーが協働してサプライチェーンを構成しています。そのため個社の合理性を追求するのではなく、業界、事業者の枠を超えてサプライチェーン全体の最適化を目指す必要があります。Hacobuはユーザーの利便性を考慮した時に、オープンAPIによる物流業界の多様なサービスとの連携がサプライチェーン全体の最適化に繋がると考えます。今回の「MOVO」のシステム基盤の刷新はその一歩となります。
モダンな技術を駆使した新基盤
システム基盤の刷新にあたり、プログラミングコードをゼロベースですべて書き直し、それらを支える技術スタックもすべてモダンなものに刷新しました。
「MOVO」のアーキテクチャとしてマイクロサービスを採用しました。マイクロサービスは、複数の機能群を連携させてシステムを構成するので、大規模開発しやすく、変更に強く、スケールしやすく、耐障害性が高いことが特徴です。
MOVOをマイクロサービス化するにあたり、自動デプロイ、スケーリング、コンテナの運用及び自動化を図るためにKubernetesを採用しています。また、マイクロサービスでは、機能が増えるごとに通信のオーバーヘッドが大きくなります。その点を軽減するために、高速通信プロトコルであるgRPCを導入しています。
そして、アプリケーションを実装するプログラミング言語は、Golangを採用しました。高速ビルド、シングルバイナリ、省メモリが特徴で、無数のソフトウェアを効率的に開発することができます。KubernetesやDockerもGolangで実装されています。
フロントエンドの技術スタックとしては、React / Redux / Hooksを採用しました。プログラミング言語はTypeScriptを採用し、相性が良いとされるReactを採用しました。MOVOのデザインの共通化・再利用化を促進するために、AtomicDesignを採用し、storybookで開発効率の向上をはかっています。
これにより、フロントエンドエンジニアとデザイナーのシームレスな連携が可能となっております。
Hacobu執行役員 CTO戸井田 裕貴
「複数のサービスの集合体である「MOVO」を実現するためのアーキテクチャはマイクロサービス一択です。MOVOをマイクロサービス化するにあたり、自動デプロイ、スケーリング、コンテナの運用及び自動化は切っても切り離せない課題です。それらを解決するのがKubernetesです。
アプリケーションを実装するプログラミング言語として採用したGolangはGoogle社によってつくられた信頼性が高いプログラミング言語です。
フロントエンドは大規模な開発になるので、TypeScriptは外せない。となると最も相性が良いとされるFacebook社で開発されているReact一択でした。
弊社開発チームはこれらの技術を駆使し、少数精鋭でアジャイル開発を行うことで、開発速度とサービス品質を極限まで高めるため日々活動しています。最終的に従来の旧基盤での開発に比べ、300%の開発効率&速度アップを実現しました。」
新基盤によって実現すること
今後サービスを新たな基盤で提供することで以下のことを実現します。
- 外部とのサービス連携
API公開により、企業間物流に関わる外部サービスと「MOVO」との連携が可能になります。既に発表している、世界最大シェアのERPベンダーであるSAPの基幹システムとの連携や、ライナロジクス社の完全AI自動配車システム「LYNA CLOUD」との連携など、外部サービスをシームレスに利用することが可能となります。 - MOVO内のサービス間連携
現在「MOVO」上で提供しているサービス間の連携をします。具体的には、例えばトラック予約受付サービス「MOVO Berth」と動態管理サービス「MOVO Fleet」の連携として、「バース予約に対する到着/遅延自動連絡」機能の実装等を予定しています。 - 既存サービスの機能多様化・実装のスピードアップ
現在「MOVO」上で提供しているサービスにおいて、よりスピーディに多様な機能を実装し、素早くユーザーに提供することが可能になります。
順次機能をリリースし、2020年夏までに全てのユーザーの皆さまにご案内いたします。
▲新基盤上で稼働する動態管理サービス「MOVO Fleet」の画面
▲新基盤上で稼働する動態管理サービス「MOVO Fleet」の画面
MOVO(ムーボ)について
「MOVO」は、SaaS型の物流管理ソリューションとして、待機時間でトラックを効率的に稼働させられない問題、トラックが手配しにくい問題、そしてトラックの位置情報を把握できない問題等を解決するためのクラウドを提供します。上記ソリューションの提供によって、物流情報がクラウド上でやりとりされる物流情報プラットフォームを形成し、そのデータが標準的なフォーマットで蓄積・分析されることで、全体としての物流が業界・事業者の枠を超えて最適化された社会を実現します。その過程において、ロジスティクス業界でデジタルトランスフォーメーションを推し進め、AIなどのテクノロジーを普及させることを企図しています。
「MOVO」の名前の由来はmove(移動する)とoptimization(最適化)をかけ合わせた造語です。ミッションである「運ぶを最適化する」という思いが込められています。
Hacobuについて
Hacobuは、「運ぶを最適化する」をミッションとして、企業間物流の最適化を目指し、デジタル物流情報プラットフォーム「MOVO(ムーボ)」を提供する会社です。
商号 : 株式会社Hacobu
設立 : 2015年6月30日
所在地 : 〒108-0073 東京都港区三田3丁目12番17号 プレクスビルディング3階
代表 : 代表取締役社長CEO 佐々木 太郎
URL : https://movo.co.jp/
事業内容: 物流向けアプリケーション及びハードウェアの開発・販売、貨物利用運送事業
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