<働くみんなのホンネ調査> 「新型コロナウイルスがもたらした価値観の変化」について調査を実施

約80%が価値観に「変化あり」 多くが価値観の変化は「良いもの」と回答 外出自粛や働き方の変化は、自身の仕事観や生活を見つめ直すきっかけに

株式会社ワークポート

総合転職エージェントの株式会社ワークポート(所在地:東京都品川区、代表取締役社長 CEO:田村高広)は、全国の転職希望者365人を対象に、【新型コロナウイルスがもたらした価値観の変化】についてアンケート調査を行いました。
■約80%が自身の価値観に「変化あり」 好影響と回答する人はなんと約80%!
 5月25日 、全国で緊急事態宣言が解除されました。6月に入ってからは徐々に営業再開する店などが増え、だんだんと街に人手が戻ってきているようすも見られます。しかし、わたしたちの日常生活や価値観は新型コロナウイルス流行前とは確実に大きく変化し、政府も「新しい生活様式」への転換を呼びかけています。今回、全国の転職希望者(20代~40代の男女)を対象に新型コロナウイルスがもたらした価値観の変化について調査を行いました。 対象者に、新型コロナウイルスが自身の価値観に変化を与えたと感じるか聞いたこところ、「はい」と回答した人が75.3%、「いいえ」と回答した人が24.7%となりました。また、新型コロナウイルスがもたらした価値観の変化は自身にとってどのようなものだと感じるか聞いたところ、「とても良いものだと感じる」(24.1%)、「やや良いものだと感じる」(51.2%)とする人は合わせて75.3%となり、「やや悪いものだと感じる」(18.6%)、「とても悪いものだと感じる」(6.0%)とする人は合わせて24.6%となりました。約80%が新型コロナウイルスの感染拡大により価値観や意識、考え方に変化があったと回答しており、またその変化が自身にとって良いものだと考えている人も多いことがわかりました。新型コロナウイルスは国民の生活や経済に甚大な影響を及ぼしていますが、その一方で、未曾有の事態のなかで新たに生まれる価値観や考え方は必ずしも悪いものではないということが感じられる結果となりました。


■価値観の変化は仕事から生活まで 新型コロナウイルスの影響はさまざまなところに!
 新型コロナウイルスが自身の価値観に変化を与えたと回答した人に、具体的にどんな変化があったのか聞いたところ、仕事から生活、日常の考え方まで、さまざまな面で価値観に変化が生じていることがわかりました。
▼テレワークになって良かった人
・テレワークでも仕事ができることがわかり、毎日同じ時間に出社する意味がなくなったと思う(40代・男性・管理)
・通勤によるストレスや時間の浪費がなくなったことにより、体が健康になったと明確に感じる(30代・男性・営業)
・テレワークによって、これまで通勤・会議・飲み会などいかに無駄な時間を過ごしていたか身に染みてわかった(30代・男性・管理)
▼テレワークになって困った人
・テレワークになり、営業の存在価値が薄れたように感じている(20代・男性・営業)
・テレワークよりも出社してチームワークを発揮しながら働きたい(40代・女性・クリエイター)
・テレワークを通して、やはり人と会って課題を解決する仕事をしたいと思った(40代・男性・営業)
▼政治やニュースに興味を持つようになった人
・マスコミなどの報道に対し、自分の意見を持つようになった(30代・男性・システムエンジニア)
・きちんとした対策をしてくれる政治家を自分で確かめるために、選挙に行った方がいいと思った(20代・女性・接客販売)
・通勤中にネットニュースを数分見る生活から、自宅で新聞をじっくり読む生活に一変した(40代・女性・営業)
▼人のためになりたいと考える人
・より人に寄り添う仕事をしたいと感じる(20代・男性・コンサルタント)
・社会貢献に対する意識が強くなった(40代・男性・接客販売)
・いつでも人の役に立てる仕事に就きたいと思った(20代・女性・営業)
▼人とのつながりについて考える人
・在宅勤務でも十分に仕事ができるが対面での関わりが減り、通勤がないと社会とのつながりが薄くなると感じている(40代・男性・営業)
・心身の健康のためには仕事であってもなくても、人と接することが不可欠だと感じた(30代・男性・公務員)
・本当に会いたい友人とそうでない友人がはっきりした(40代・女性・クリエイター)
▼住む場所について考える人
・都会で働くことを目指していたが、場所にこだわる必要がなくなったと感じている(30代・男性・事務)
・在宅勤務でも仕事に支障はなく、他地域よりも高い家賃を払って都心に住む意味はないと感じるようになった(40代・男性・管理)
・地元に帰りたくなった。東京に住む意味がないと感じる(20代・女性・事務)
▼生活の変化を感じる人
・テレワークの増加により中間管理職の役割が減少すると考えられるので、これからは実務中心の仕事スタイルにシフトしていこうと思っている(40代・女性・管理)
・通勤が減り家族と過ごす時間が増えた。近所との交流もするようになった(40代・男性・営業)
・暇だからという理由でどこかに出かけることをしなくなった。1日10本を超える量のタバコもほとんど吸わなくなった(20代・男性・クリエイター)


■新しいことを始めた人が半数以上!図らずも自身の生活にゆとりを持てた人たちも
 対象者に、新型コロナウイルスによる外出自粛をきっかけに、仕事に関することで始めたことはあるか聞いたところ、「はい」と回答した人が51.2%、「いいえ」と回答した人が48.8%となりました。次に、生活に関することで始めたことはあるか聞いたところ、「はい」と回答した人が51.0%、「いいえ」と回答した人が49.0%となりました。
 仕事に関することで具体的にどんなことを始めたのか聞いたところ、「安心して働くことができる環境を求めて転職活動を始めた」(40代・男性・機械系エンジニア)、「今の業種は先が全く見えないため、転職を考えるようになった」(40代・男性・接客販売)、「資格取得に向けて勉強を始めた。時間差出勤や隔週出勤になり、今まで業務に充てていた時間で勉強する余裕ができた」(30代・女性・事務)といった、危機感から転職活動を始める人や働き方の変化により空いた時間で資格の勉強に励む人の意見が多く挙がりました。また、「テレワーク時代の社会の流れに順応するため、できることはスマホやネットを使ってやるようになった」(30代・男性・製造)といった、新型コロナウイルス感染拡大によって急速に進んだテレワークや業務のデジタル化に対応しようとする人の意見も散見されました。さらに、「経済面に不安を感じ、自作アクセサリーの通販を始めた」(20代・女性・医療福祉)、「知人の勧めで趣味を副業にできないか模索し始めた」(30代・女性・事務)といった、経済面の不安などから副業を始める人も見られました。


 次に、生活に関することで具体的にどんなことを始めたのか聞いたところ、運動や自炊が多く挙がったほか、「家族と気軽にビデオ通話をするようになった」(30代・男性・コールセンター)、「自分の両親や兄姉家族を交えたビデオ通話をしている。文字だけのやり取りより伝わるものが多く助かっている」(40代・男性・その他)、「休日以外でも家族と過ごす時間を大切にするようになった」(30代・男性・企画マーケティング)、「外食ができないので、ホットプレートなどで家族と楽しみながら調理するメニューが増えた」(30代・女性・事務)といった、家族との時間をより大切にするようになったと回答する人が多く見られました。また、「人と繋がれるためオンラインゲームを始めた」(20代・女性・事務)といった意見もあり、社会的距離をとる必要が出たことで、心理的に家族や友人など人とのつながりを求める人が増えたのかもしれません。
 さらに、「掃除や読書。これまでは家にいる期間が少なかったためできなかった」(20代・女性・システムエンジニア)、「布団を頻繁に干すようになった。出社している時は帰宅が23時になることも多くあまり干せなかった」(30代・女性・企画マーケティング)、「片付けや整理整頓など、家のことに目を向けるようになった」(30代・男性・その他)といった意見も挙がりました。
 今回の調査では、これまで家族と過ごす時間や家事をする時間、自分の時間などを十分にとれず、外出自粛やテレワークへの移行によって初めて時間に余裕ができた人も多く見られました。新型コロナウイルス終息後も今回新たに始めたことを継続したいか聞いたところ、仕事・生活ともに「継続する予定」、または「できれば継続したい」と回答した人が約90%でした。図らずも自身の生活にゆとりを持てるようになり、これまでの仕事や生活を見直すことになった人も多いのではないでしょうか。



■時間の使い方を見直す人も「分刻みで時間に追われる生活をやめられた」
 対象者に、新型コロナウイルスによる外出自粛をきっかけに、仕事に関することでやめたことはあるか聞いたところ、「はい」と回答した人が23.8%、「いいえ」と回答した人が76.2%となりました。次に、生活に関することでやめたことはあるか聞いたところ、「はい」と回答した人が25.8%、「いいえ」と回答した人が74.2%となりました。
 仕事に関することで具体的にどんなことをやめたのか聞いたところ、外出を伴うランチや飲み会会議や打ち合わせといった回答が多く見られました。また、書面での契約やハンコを押す業務などをデジタル化する動きも見られました。
 さらに、「営業先に長時間滞在するのは時間の無駄だと感じた。準備に注力して作業時間を最短で行ったら効率が上がった」(20代・女性・営業)、「会社の人と会話が減っても気にしないようになった。ソーシャルディスタンスのメリットだと思う」(30代・男性・クリエイター)といった意見も見られました。
 次に、生活に関することで具体的にどんなことをやめたのか聞いたところ、「タバコの本数を減らし、極力喫煙所には行かないようにした」(20代・男性・クリエイター)、「包装せずに陳列されている食品の購入をやめた」(30代・男性・接客販売)といった、感染防止対策をする人の意見や、「分刻みで時間に追われる生活をやめられた」(40代・女性・営業)、「外出自粛をきっかけに仕事終わりの寄り道をやめたが、無駄な時間だったとわかり現在もやめている」(20代・女性・営業)といった、時間の使い方を見直す人の意見も見られました。

■約60%がアフターコロナは「新しい生活様式」になると予想
 アフターコロナは、新型コロナウイルスが流行する前のような生活が戻ってくると思うか聞いたところ、「戻ってくると思う」と回答した人が19.2%、「戻ってこないと思う」が56.4%、「どちらともいえない」が24.4%となりました。半数以上が、今後新しい生活様式になっていくだろうと予想している一方で、以前のような生活が戻ってくると考えている人も20%ほどいることがわかります。今後はニューノーマルの世界が到来すると言われていますが、未だ予測がつかない状態は続いているようです。


 今回の調査では、多くの人が新型コロナウイルス感染拡大をきっかけに価値観が変化し、それが自身に好影響を与えていると感じている人も多いことがわかりました。これまで新型コロナウイルスによって多くの人命が奪われ、経済は大きな打撃を受けるなど、人々の生活にさまざまな影響を及ぼしています。しかし、新型コロナウイルスによる外出自粛や働き方の変化をきっかけに、図らずもわたしたちが自身の仕事や生活、価値観と深く向き合うことになりました。今後もアフターコロナの「新しい生活様式」と向き合っていくなかで、価値観や考え方、意識は変化していくのではないでしょうか。

■調査概要
調査内容 :新型コロナウイルスがもたらした価値観の変化について
調査対象者:当社を利用している全国の転職希望者(20代~40代の男女)
有効回答 :365人
調査期間 :2020年5月26日~6月2日
※データは小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても100%にならない場合があります。

■ワークポートの取り組み
 私たちはミスマッチのない転職を実現し、すべての人や企業がいきいきと働ける社会を創ることが最大のミッションであると考えています。また、良質で満足度の高いサービスを提供したいという思いを込め、キャリアコンサルタントを“転職コンシェルジュ”と呼んでいます。転職希望者のキャリアや人生設計に適う求人のご紹介のほか、ご要望に合わせて年収交渉や退職のアドバイスなどをいたします。転職コンシェルジュとしての質の向上のため、人間性と専門性を高める取り組みなども行っています。
※「転職コンシェルジュ®」はワークポートの登録商標です。https://www.workport.co.jp/trademark/
※この調査内容を転載ご利用いただく場合は「ワークポート調べhttps://www.workport.co.jp/」または、「出典:株式会社ワークポート」の表記をお願いいたします。

●2020年6月より「ソーシャルディスタンス面談」を開始しました
ご来社いただいたお客様と転職コンシェルジュが、別々のお部屋からタブレット端末を通してオンライン面談をおこないます。自宅では転職の相談がしづらい、自宅のオンライン環境が整っていないという方にご活用いただいています。
 


■会社概要
商号  :株式会社ワークポート
代表者 :代表取締役CEO 田村高広
設立  :2003年3月
事業内容:人材紹介サービス(有料職業紹介事業 許可番号:13-ユ-040590)
拠点  :東京(大崎)、横浜、埼玉、千葉、札幌、仙台、名古屋、大阪、京都、神戸、岡山(中四国)、広島、福岡(天神・小倉)、ソウル(韓国)、ホーチミン(ベトナム)

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URL
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業種
サービス業
本社所在地
東京都品川区東品川2-2-4 天王洲ファーストタワー6F
電話番号
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代表者名
林徹郎
上場
未上場
資本金
4200万円
設立
2003年03月