2024年の投資動向と、2025年の投資意欲の意識調査

2024年の投資動向は、すべての金融商品で「買い増し」が増加。2025年の投資意欲、「積極的」が「控えたい」の約3倍に。2024年の積極投資傾向は継続。

Siiibo証券株式会社（本社：東京都中央区、代表取締役：小村和輝、以下「Siiibo証券」）は、投資経験がある20代から60代の男女300名を対象に「2024年の投資動向と、2025年の投資意欲」の意識調査を行いました。

2024年を金融トピックスから振り返ると、大きな動きがあった1年でした。

1月には新NISAがスタートし、投資家はより多くの資産をより長期間にわたって非課税で運用できるようになりました。3月には、2016年1月以来約8年続いたマイナス金利が解除、8月には日経平均株価が過去最大の下落幅4451円を記録。11月には東証が株の取引時間を1954年以来70年ぶりに30分延長し15時30分までとしました。

国内の情勢では、10月に最低賃金が前年からの伸び率4.98%と、42年ぶりの高水準で上昇しました。11月には衆議院選挙により内閣が再編され、第2次石破内閣が誕生。家計への影響が大きい分野では、食品や輸入品を中心としたインフレ傾向が続いており、2025年以降も継続すると予想されています。

海外情勢に目を向けると、対米ドルの円安が進行し、7月には一時1ドル161円と1986年12月以来約37年半ぶりの円安水準を更新しました。また、米国金利の高止まり傾向が継続し、11月には世界中の注目を集めた次期米国大統領選でトランプ氏が再選するなど、2025年の投資動向に大きく作用していくであろう出来事もありました。

Siiibo証券ではこの度、2024年の金融ニュースを投資行動の変化と併せて振り返るとともに、2025年の注目トピックスへの関心と投資意欲について調査を行いました。

■調査サマリー

1）2024年の出来事と、投資判断への影響

・「新NISAの開始」が「印象に残った」「最も投資判断に影響した」共に突出して1位

・2024年ニュースの投資判断への影響は「期待」47.3％と「不安」45.0％がほぼ同数

2）2024年の投資動向

・すべての金融商品で買い増しが買い減らしを上回る結果。「買い減らした商品がない」は31.0％

・買い増しと買い減らしの差分が大きかったのは、「国内株式」32ポイント、「投資信託」30ポイント、外国株式11ポイント

3）2025年の投資意欲と、関心を集めるトピックス

・2025年の投資を2024年よりも「積極的にしたい」は37.7%となり、「控えたい」13.8％を大きく上回る約3倍

・積極的に投資していきたい人が投資判断に影響しそうと感じる割合が多いのは、「科学技術の発展」「国内政治」「日本の社会課題」「国内金融経済」と、国内トピックスが中心

◼調査結果

1）2024年の出来事と、投資判断への影響

・「新NISAの開始」が「印象に残った」「投資判断に最も影響があった」共に突出して1位

・2024年ニュースの投資判断への影響は「期待」47.3％、「不安」45.0％とほぼ同数

2024年のニュースの中で「印象に残っているもの」を3つまでと「投資判断に最も影響したもの」を質問したところ、「新NISAの開始」がどちらにおいても突出して1位でした。

開始直後からメディアで連日取り上げられたり、書店では関連書籍コーナーが設けられるなど、社会的にも盛り上がりを見せたトピックでした。

「日経平均株価が最高下落幅を記録」は、印象に残ったニュースでは4位だったにも関わらず、投資判断に最も影響したニュースでは2位となりました。同設問において、3位は「マイナス金利の解除」、4位には「円安の継続」が続き、投資判断には、日本国内の相場や値動きに関する出来事の影響が大きかったと見て取れます。

「2024年のニュースがどのように投資判断に影響したか」を質問したところ、「期待を感じた」（47.3％）と「不安を感じた」（45.0％）がほぼ同数ずつに分かれた結果となりました。このことから、2024年の金融・経済ニュースがポジティブとネガティブの両面で捉えられたと考えられます。

2）2024年の投資動向

・すべての金融商品で買い増しが買い減らしを上回る結果。「買い減らした商品がない」は31.0％

・買い増しと買い減らしの差分が大きかったのは、「国内株式」32ポイント、「投資信託」30ポイント、外国株式11ポイント

「2024年に買い増やした投資商品・買い減らした投資商品を教えてください」と質問したところ、

どの金融商品においても「買い増やした」が上回りました。　

買い減らしは「特になし」が31.0％を占め、市場動向に左右されずに投資を継続した人が多かったと考えられます。

買い増やしと買い減らしを比べると、「国内株式」に32ポイント、「投資信託」に30ポイント、「外国株式」に11ポイントの差がありました。

3）2025年の投資意欲と、関心を集めるトピックス

・2025年の投資を2024年よりも「積極的にしたい」は37.7%となり、「控えたい」13.8％を大きく上回る約3倍

・積極的に投資していきたい人が投資判断に影響しそうと感じる割合が多いのは、「科学技術の発展」「国内政治」「日本の社会課題」「国内金融経済」と、国内トピックスが中心

「2024年のニュースを踏まえて、2025年はどのように投資していきたいですか」という質問に対して、「積極的に投資」（37.7％）と「2024年と変わらない」（39.9％）がほぼ同数で多い傾向となり、「2024年よりも控えたい」（13.8％）は少数派となりました。

「2024年と変わらない」という回答が最も多い点と合わせて考えると、投資経験者は短期的なニュースや市場の波に左右されず、安定した投資を継続しようとしていると言えそうです。

また、2025年の投資判断に影響しそうだと感じるトピックスを3つまで選択してもらったところ、「科学技術の発展」、「国内政治」、「日本の社会課題」、「国内金融経済」の国内トピックスについては、「積極的に投資したい」人が、「投資を控えたい」人よりも30ポイント以上多く選択した結果になりました。国内の動向に関するトピックスが、「積極的に投資したい」意向の背景にあることが伺えます。

■総括

数々の金融ニュースがあった2024年。今回の調査では、社会的にも関心が高かった「新NISAの開始」が「印象に残ったニュース」「最も投資判断に影響したニュース」ともに1位でした。投資経験がある投資家の方々にとっても2024年を象徴する出来事だったことがうかがえます。

金融商品の購入状況が、選択肢の全ての商品において「買い増した」が「買い減らした」を上回る結果となったことからも、投資熱が高まった2024年だったと言えます。

2024年のニュースの投資判断への影響は「期待を感じた」と「不安に感じた」がほぼ同数に分かれたものの、2025年の投資意欲については「積極的に投資したい」(37.7%)もしくは「今年と変わらない」(39.9%)と回答した人が多いという結果となりました。不安を感じたニュースがありつつも、投資動向については長期的な視点や制度の活用を重視して、安定した投資を継続したい意向を持った投資家の方が多いと考えられます。2024年に盛り上がりを見せた投資熱は、2025年もさらに高まるかもしれません。

■国内社債を専門に扱うSiiibo証券

Siiibo証券は「自由・透明・公正な直接金融を創造する」をミッションに掲げ、社債に特化した唯一（※）のインターネット証券会社として、個人投資家へ向けて国内の社債を購入可能なサービス「Siiibo」を運営しています。

今回の調査でも投資判断に影響しそうな2025年のトピックスにおいて国内の動向が高い関心を集めた結果となりましたが、Siiiboの投資家ユーザからも、利回りの側面からポートフォリオに海外債券を組み込んでいたが、為替リスクを考えて一定の利回りがある国内の社債への投資に切り替えた、という声も寄せられています。また、決まった期間ごとに決まった収入が得られる投資商品も人気を集めており、

「Siiibo」では、一般的にはラインナップが限られている、国内円建てで魅力的な金利水準の定期収入ニーズに応えるサービスを今後も提供してまいります。

（※）Siiibo証券調べ 2024年12月10日時点

■調査概要

調査時期：2024年11月22日

調査方法：インターネット調査

調査対象：投資経験3ヶ月以上、世帯年収400万円以上の、全国20〜69歳の男女300名

※プレスリリース本文中では、小数点第2位を四捨五入しています

※nは有効回答数です

■調査結果の利用について

調査結果の転載・引用をされる場合は、必ず出典を明記の上、Web媒体の場合は当記事、もしくはSiiibo証券ホームページいずれかへのリンクをお願いいたします。

■Siiibo（シーボ）証券株式会社について

「自由・透明・公正な直接金融を創造する」をミッションに掲げ、“社債”というシンプルな金融商品を世に広めることを目指しています。社債に特化した本邦唯一のネット証券（※）として、オンラインでの社債の発行・購入が可能なプラットフォーム「Siiibo」を運営しております。「Siiibo」では投資家向けに企業情報閲覧・社債購入管理サービスを、企業向けにIR掲載・社債発行サポートを提供しています。

• 社　名：Siiibo証券株式会社（英文表記: Siiibo Securities Co., Ltd.）

• 代表者：代表取締役　小村和輝

• 所在地：〒103-0026　東京都中央区日本橋兜町8-1 FinGATE TERRACE 8F

• 設　立：2019年1月11日

• 資本金：13億3,469万円（資本準備金含む、2024年11月末時点）

• URL　：https://siiibo.com

(※) Siiibo証券調べ 2024年12月10日時点

■金融商品取引法に係る表示
商号等: Siiibo証券株式会社　第一種金融商品取引業者　関東財務局長（金商）第3230号
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【本件に関するお問い合わせ先】
Siiibo証券株式会社 広報担当
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