日本財団・環境省主催、全国一斉清掃キャンペーン「海ごみゼロウィーク2025」がスタート!「海ごみゼロウィークキックオフイベント 〜海をキレイに!スポGOMI in有明〜」を開催!

2025年5月31日 有明ガーデン、有明周辺

一般社団法人 世界コスプレ文化普及協会(委員長:天野 知寿子)は、2025年5月31日(土)、有明にて、コスプレイヤーや一般参加者向けのごみ拾いイベント「海ごみゼロウィークキックオフイベント 〜海をキレイに!スポGOMI in有明〜」を開催しました。世界コスプレ文化普及協会は、日本財団「海と日本プロジェクト」の協力のもと、コスプレイヤーにとって撮影スポットでもある「海の未来」を守っていくため、SNS発信力の高いコスプレイヤーと共に海洋ごみ問題を広く周知し、海洋ごみ問題に対する取り組みの輪を広げていく活動を推進しています。本イベントは、日本財団と環境省が主催するキャンペーン「海ごみゼロウィーク2025」のキックオフイベントの一環で、今回で9回目の開催となる中、今回初めて、コスプレイヤーによるクリーン活動「コスプレde海ごみゼロ大作戦」と、時間内に拾ったごみの“量”と“質”をポイントで競い合う日本発祥のごみ拾い競技「スポGOMI」を融合させた取り組みを行いました。

また、親子連れやファミリー層も気軽に参加できるよう、子ども用のコスプレ衣装を無料で貸し出し、ヒーローやヒロイン、プリンセスなどに変身してごみ拾いを楽しむ「キッズコスプレ体験コーナー」も今回初めて設置しました。イベントは4部構成で行われ、開会式の後に「スポGOMI」、海ごみゼロクイズ大会、閉会式・表彰式、そしてコスプレランウェイと創作歌舞伎公演が実施されました。コスプレイヤーをはじめ、一般参加者、日本マクドナルド等の協力企業・団体、海上保安官、国土交通省の方々、約380名が参加しました。生憎の雨模様でしたが、有明周辺で実施したスポGOMIでは、98.1Kgのごみが集まりました。このイベントは、日本財団が推進する海洋ごみ対策プロジェクト「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環で開催しました。

全国各地で盛り上がる海ごみゼロウィーク!

開会式ではイベント協力として参加された団体、企業、コスプレイヤーのチームが「UMIGOMI-ZERO宣言」と称して海洋ごみを減らす意気込みを表明。また、海ごみゼロウィーク会場となっている6箇所(青森・石川・愛知・島根・広島・鹿児島)とも中継を繋ぎ、各地から「海ごみゼロウィーク2025」の開始を盛り上げました。

主催代表からの挨拶

「海ごみゼロウィーク」主催者として日本財団から会長 笹川 陽平氏、環境省からは環境副大臣 中田 宏氏が登壇。「海洋ごみを減らすためにまずは陸地のごみを回収する必要がある」という重要性を会場に集まった参加者に呼びかけ、「ごみを拾って、海を守ろう!」の掛け声で清掃活動がスタートしました。

日本財団:会長 笹川 陽平氏

日本には現在、世界中から多くの環境観光客が訪れ、「こんなに美しくて綺麗でごみのない国はない」という評判がある一方で、実際には街中の見えないところに沢山のごみが落ちています。日本財団としては海洋ごみ問題に取り組み始めて今年で10年になり、これまでの参加者数は2000万人にのぼります。近年はごみ拾いをスポーツにしようと「スポーツゴミ拾い(スポGOMI)」に力を入れて推進しており、今年11月には日本でスポGOMIの世界大会が開催されます。34カ国で大会が進行しており、現在日本国内でも47都道府県で予選が実施されています。2050年には海の中で魚の量よりごみの量が多くなると言われていますが、「母なる海」という言葉があるように、海なくして人類は生存できません。だから、海を綺麗にすることは、これから500年、1000年、あるいはもっと人類が生きる上で不可欠です。今日の参加者はその第一歩を踏み出す存在であり、大きな影響力を持っています。世界に誇れる最も美しい日本を、そして世界の海からごみをなくす運動をこの日本から始めていきましょう。

環境省:環境副大臣 中田 宏氏

海中のプラスチックのほとんどは、陸上のプラスチックが風や川を経て最終的に海にたどり着いたものであるため、陸上のプラスチックをいかに海に流さないようにするか、すなわち陸上で適切に処理し、ルールを守って捨てることが重要です。

国際的な取り組みとしては、現在国連でプラスチックの条約を作る流れがあり、日本政府は今年8月にスイスで行われるプラスチックの枠組条約の交渉においてリーダーシップを取って進めています。国内の取り組みとしては、すでに2022年にプラスティック資源循環法が成立しており、この法律に基づいて、プラスチックの設計から排出、そして集めて循環させることまで力を入れて推進しており、全国的にこの法律に則ったプラスチック回収が始められています。また、プラスチック資源循環法に基づき、国内でプラスチックを循環させるためのルートやメカニズムをより整備していくことにしています。プラスチックは生活に欠かせないものであるためなくすのは難しいものの、使う量を減らすこと、そして使い終わった後にしっかりとルールを守って捨てることを皆さんにはお願いしたいです。

全国6箇所の参加者さんにも声が届いているかと思いますが、皆さんには今日のイベントを大いに楽しみながら参加してほしいです。そして、環境にとっても私たちにとっても望ましいことを進めるために、皆さん協力を宜しくお願いします。

​​有明周辺でごみ拾い競技「スポGOMI」実施。拾って競って楽しみながら環境アクション!

「スポGOMI」とは、時間内に拾ったごみの量と質をポイント化し、チームで競い合う新感覚のごみ拾い競技。参加者は2〜5名のチームに分かれ、制限時間1時間の間にエリア内のごみを拾い集め、種類別に分別しながらポイントを獲得しました。競技後は計量・ポイント集計を行い、表彰式では、上位チームへの豪華景品贈呈やユニークな特別賞の授与もあり、笑顔と達成感に包まれるひとときとなりました。

海ごみゼロクイズ大会

日本財団 常務理事 海野 光行氏と共に、元SKE48・AKB48の山内鈴蘭氏や歌舞伎役者の中村橋吾氏がゲストとして登壇し、わかりやすい解説付きの海ごみゼロクイズ大会を実施。参加者が楽しみながら海の環境問題について学ぶ場となり、海ごみの原因や影響、そして日常生活でできる対策について理解を深めました。最後まで勝ち残った参加者には豪華な賞品が贈られ、会場は大いに盛り上がりました。

閉会式・表彰式

閉会式では、主催者を代表して、日本財団の海野常務理事が挨拶し、参加者の熱意とチームワークを称賛しました。続いて、環境省の代表者より環境保護への継続的な取り組みの重要性についてお話があり、今後も地域と連携しながら海洋ごみ問題の解決に取り組んでいく決意が共有されました。

表彰式では、スポGOMIの競技結果に基づき、ポイントが最も高かった上位チームが表彰され、豪華賞品が贈られました。また、ユニークな賞や特別賞も各協賛企業・団体から授与され、参加者全員が一体感を感じる場となりました。

キッズコスプレ体験

子ども向けコスプレ衣装の無料貸し出しによるキッズコスプレ体験を実施し、人気のヒーロー・ヒロイン・プリンセスに変身したお子さまたちが、ごみ拾いやステージランウェイに参加。自分自身がごみを退治するヒーローになったかのように表現する姿が印象的でした。

コスプレランウェイ

コスプレを体験した子ども達だけでなく、ゲストコスプレイヤーの麗華さん、ホリィさん、しらほしなつみさんもステージに登場し、イベントを華やかに盛り上げました。

海洋ごみに挑む「創作歌舞伎」

「社会問題に挑むかぶき者」として、歌舞伎を通じて社会課題の発信に国内外で取り組む歌舞伎役者の中村橋吾氏が、創作歌舞伎を上演しました。

本ステージは、伝統的な歌舞伎の表現様式と、私たちが直面する喫緊の課題である海洋ごみ問題とを独創的に融合させたものです。中村氏による情熱的なパフォーマンスは、会場に集った観客を魅了しました。

現代の海の課題を巧みに織り込んだ物語は、観る者の心に深く響く感動的なステージとなりました。参加者は、伝統芸能の奥深い魅力と、環境問題への真摯なメッセージを改めて受け止め、海を守るという共通の思いを新たにする意義深い時間を共有しました。

コスプレ撮影・街歩き

閉会式後には、参加者がコスプレ姿で街を彩る「コスプレ街歩き&撮影」が開催されました。有明ガーデンの森広場や芝生広場、館内の各所を舞台に、コスプレイヤーやヒーローやヒロインに扮した子どもたちが思い思いのポーズで写真撮影を楽しみました。この街歩き企画は、環境問題への関心をさらに広げるとともに、参加者同士の交流を深める貴重な時間となりました。

今回のイベント参加者には、海ごみゼロトートバッグが配られた他、協力企業「スモールワールズ」入場料割引や、Webアプリ「MeGo」への登録でごみ拾いポイントを貯めることができる特典も提供されました。

今後も全国各地で「海ごみゼロウィーク」の関連イベントが開催され、海洋ごみ問題に取り組む輪を広げていきます。

<イベント概要>

「海ごみゼロウィークキックオフイベント 〜海をキレイに!スポGOMI in有明〜」

日時:2025年5月31日(土)10:00〜17:00

会場:開会式・閉会式・その他ステージ:有明ガーデン(東京都江東区)、ごみ拾い:有明周辺、コスプレ撮影&まち歩き:有明ガーデン

キャンペーン主催:日本財団、環境省

キャンペーン後援:国土交通省

イベント主催:一般社団法人世界コスプレ文化普及協会
イベント後援:江東区

イベント協力:一般社団法人Alliance For The Blue、インパクトホールディングス株式会社、株式会社ウォーターネット、海上保安庁、株式会社カミーノ、一般社団法人ガールスカウト東京都連盟、ゴミ拾いアプリ「MeGo」、株式会社SMALL WORLDS、一般社団法人全国清涼飲料連合会、日本マクドナルド株式会社、伯東株式会社、Muta Japan株式会社

特設サイト:

https://www.umigomi-cosplay.com/daisakusen/

https://umigomi-cosplay.com/kickoff2025/

■海ごみゼロウィークについて

「海ごみゼロウィーク」とは、2019年から実施している海洋ごみ削減に向けた全国一斉清掃活動です。ごみ拾い活動を実施する団体にはオリジナルごみ袋を無料送付し、全国のごみ拾い活動を応援・促進しています。※1団体につき計30人以上の参加が必要です(清掃回数の延べ人数が30人以上でも可)。 

2025年度は、5月30日「ごみゼロの日」 、6月5日「環境の日」、6月8日「世界海洋デー」の3つの記念日を含む5月30日(金)~6月8日(日)の期間を『海ごみゼロウィーク』としています。

特設サイト:https://uminohi.jp/umigomi/zeroweek/

■コスプレイヤーとの取り組みについて

漫画やアニメ、ゲーム等に登場するキャラクターになりきるコスプレイヤーの中には、自身の撮影で使用するロケーションが汚れないよう、日頃から率先してごみ拾いを行っている方も多くいます。世界コスプレ文化普及協会では、環境意識とSNS発信力が高いコスプレイヤーとともに、海洋ごみ削減の活動を実施しています。

※補足:「コスプレ」と「仮装」について

ハロウィン等のイベント時にキャラクター衣装を身に付けたりメイクをして楽しむ行為は「仮装」と位置づけ、「コスプレ」とは区別しています。コスプレのイベントでは、(渋谷のハロウィン等で毎年話題になっているような)騒音や迷惑行為が発生したり、イベント終了後に大量のごみが散乱していたりすることはほとんどありません。

<団体概要>

団体名称:一般社団法人 世界コスプレ文化普及協会

活動内容:コスプレ文化が広がっていく中で、作品や作者への敬意・知的財産権に対する正しい理解を始めとする「コスプレに対する正しい付き合い方」を訴求する必要があると感じて設立。現在、世界規模でコスプレに関するイベント・商業施設と連携を図り活動しています。

URL:https://umigomi-cosplay.com/

日本財団「海と日本プロジェクト」

さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。

https://uminohi.jp/

CHANGE FOR THE BLUE

国民一人ひとりが海洋ごみの問題を自分ごと化し、”これ以上、海にごみを出さない”という社会全体の意識を向上させていくことを目標に、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として2018年11月から推進しているプロジェクトです。

産官学民からなるステークホルダーと連携して海洋ごみの削減モデルを作り、国内外に発信していきます。

https://uminohi.jp/umigomi/

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会社概要

株式会社WCS

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URL
https://www.worldcosplaysummit.jp/#
業種
サービス業
本社所在地
愛知県名古屋市東区東桜 1-10-9 栄プラザビル9F
電話番号
-
代表者名
小栗徳丸
上場
未上場
資本金
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設立
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